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作品作りで1番こだわる色づかい

おはようございます。
染め物愛好家の長里磨実です。

今日は、作品を作る上で1番こだわっている、色についてお話しします。

私の作品は、あまり型染めらしく無い、どちらかと言うと絵画に近いものが多いです。
この作風は、自分の中でより手染めらしさを追求して生まれました。

現代では優れた技術により、絵があればオリジナルの美しいプリント布が、比較的簡単に作れるようになりました。
コスパも品質も年々良くなり、安定した供給も出来るようになっていると感じるます。
それなのに何故手染めにこだわるのか。
手染めだから出来ることは何なのか。
考え続けてきました。

私が手染めをする1番の理由は単純に楽しいからです。
自分で調合した自分だけの色で染め上げるワクワクした気持ちは、きっといつまでも手放さないと思います。
けれど、それを作品として発表したり販売したりする時、どこに良さを感じで頂けるだろう?と考え、手染めらしさを見て頂きたい!と思いました。
人が手で染めるものなので、同じように染めても必ず揺らぎやムラが出ます。
そこに温もりのある美しさ、愛おしさを感じで貰いたくて、自分なりに追求して今日に至ります。

あえて一色で表現せず、薄く作った染液を何度も何度も重ねて、深みのある色を出しています。
また、染液も、赤・青・黄色・黒の染料のみを使い都度調合しています。
こうして生まれた作品は、なかなか機会染めでは出せない風合いになっているのではないかなと思います。
同じ型を使って染めても、必ずしも少しの違いが出るので、一点ものとしても楽しんで頂けるかなと思います。

これらが、私の考える手染めの魅力とこだわりです。
自然のもつ美しい色彩に近づけるように、また、手染めの良さを伝えられるように、今後も技術と感性を磨いていきたいと思います!

ここまで読んで下さりありがとうございます!
今日も素敵な幸せの実る1日になりますように★

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