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10月noteチャレンジ「昔と今、変わったもの」
京都在住エッセイスト・ライターの江角悠子さんが主催しているオンラインサロン「京都くらしの編集室」では、7月から毎月テーマを決めて、メンバーがそれぞれnoteを更新するという企画「noteチャレンジ」が始まりました。
今月のテーマは
・今まで使ってみて良かった手帳
・昔と今、変わったもの
今回は「昔と今、変わったもの」について書いていきます。
「昔と今、変わったもの」
たくさん「昔と今、変わったもの」はありますが、変わったもの中で一番満足度が高く、毎日幸せだと思うものは働き方です。
私は今、フリーランスでライターや編集の仕事をしています。昔から書くことに興味があり、個人ブログを書いたり、ローカル電車のブロガーをしたりしていましたが、当時はライターになりたかったわけではありませんでした。
そんな私がライターに興味を持ったのは、小学生の頃から憧れていた働き方「家で仕事をする」を江角さんがされていると知ったからです。
こちらのブログを読んだ時、もしかしたら長年の夢「家で仕事をする」が叶うかもしれないとドキドキして、何度も読み返したことを覚えています。このnoteを書いている今、あの時の気持ちを思い出してドキドキしてきました。
私が「家で仕事をする」に憧れ続けた理由
話すたびに笑われることが多いのですが…理由は一つ、極度の冷え性だからです。
思えば私の半生は、冷えとの闘いでした。
保育園時代
この時代の子どもは園の方針?で、一年中半袖・半ズボンだったような。私も例に漏れずで、真冬に外で遊ぶ時間、風が来ない棚と棚の隙間を見つけて、その隙間でひとり座ってじーっとしていました。園自体は楽しかったのですが、その記憶が一番残っています。
小学校時代
中学・高校時代もそうですが、各教室に1台のストーブしかなく、しかも休憩時間のたびに切られ、喚起のため窓を開けられるので、寒かった記憶しかありません…
あまりにも寒いのでイス用の座布団を持って行って使ったら、なぜか先生にキレられて、座布団を没収されてしまいました。いまだに謎。
中学・高校時代
制服に憧れて、初めて着た時は本当にうれしかったけれど、冬は寒すぎて勉強に集中できず。生理も不順で、3ヵ月来ない時もありました。特に女性は体を冷やしたらいけないのに、生足だなんて。私だけでなく、生理で悩んでいる子は多かったです。
大学時代
私服だから自分で調整できますが、それでも90分座り続けていると、じわじわと足元から冷えて、勉強どころではなくなることも。高校時代の50分でも足が冷えて辛かったのに、90分って…。
社会人時代
ずっと事務職をしていたので、基本座りっぱなし。楽な時もありましたが、なぜか席替えしても、部署が変わっても、転職してもエアコン直撃の席で、足の冷えや肩こりがさらに悪化。夏は毎晩、足がつっていました。
冬は冬で窓際やドアの近くの席で隙間風に悩まされたので、呪われているのかなと悩んだことも。
顔色が悪く、肩こりはひどく、お風呂に入ると毎回痛みを感じるほど足先は冷えていて、本当に辛かったです。冷えからか、イライラすることや不安になることも多く、弟からヒステリック、情緒不安定と言われていました。
ジムやヨガに通ったり、ウォーキングをしたり、マッサージに行ったり、漢方薬を試したりとできる限りの努力やお金はかけてきましたが、一向に良くならずで。今ではわかりますが、1日8時間以上ほぼ毎日寒さにさらされていたら、そりゃあ治らないですよね。お金も時間もかなり使ったのに…
「家で仕事をする」をした結果
正直、まだまだ冷えは残っていますが、顔色は良くなり、肩こりはマシに、夜中足をつることもなくなりました。イライラや不安になることも減り、前よりだいぶ精神的に安定しています。
何より誰かに遠慮せず自分で温度調整ができることがうれしい。
体が温かいと、幸せ度も上がるのだと実感しています。日々迷ったり、悩んだりしていますが、それでも「家で仕事をする」が叶ってから、叶う前と比べてより幸せになれました。