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「なりたい自分は現実の延長線上にいる」という実感
なりたい自分? そんなのいっぱいあるよ。
最近習慣にしているジャーナリング。お気に入りの渋いノートを開き、タイトル欄にタイで買った1本32円の安ボールペンで「なりたい自分」と書いた。
いつも機嫌が良い
判断がブレない
健康的でオシャレが楽しめる体でいる
帰国後は元の会社か外資に勤めている
英語が話せる
大学院に通う(理由は後述)フリーランスになる(理由は後述)
ざーーっと箇条書きで書いた。見事にいまのわたしにはないものばかりである。
全部欲望じゃん。「なりたい自分」なんて嘘っぱちだ、誰だそいつは、まるっきり他人だ。
わたしの現実逃避の結果がこの一覧にあるのかもしれない。どうにもならない現状の、自分の嫌いなところをぜーーーんぶ煮詰めて、その醜さを直視することができないために、非現実的な空想に溺れてしまう。いまの延長線に、その「なりたい自分」がいるとは思えなかった。
しかし、わたしにはもうひとつ、「なりたい自分」で浮かんだアイディアがあった。箇条書きの「●」を一つ増やす。
子と親、双方が満足するキャリアと子育て(=時間の使い方)を研究している
これだ。これは、わたしの本心だ。誰に見せる用の「なりたい自分」でもない。
わたしは、知りたい。わたしの大好きな子どもたちと、どうしたら仲良く、楽しく、毎日が過ごせる?誰の人生を犠牲にもしないで。誰の時間を奪いもしないで。それぞれが「楽しかった」、あるいは「応援している」と納得できる時間の使い方を、どうしたらできるようになる?
そうして、今まで書き上げた「なりたい自分リスト」を眺めた。
これは、すべて、わたしの宝物たちへのためでもある。
いつも機嫌が良ければ、子どもに笑顔で接してあげられる
いつも判断がブレなければ、誇らしい自分でいられる
健康的でオシャレが楽しめる体でいれば、ずっと子どもと遊んでいられる
英語が話せたり、帰国後も働いたりして、自分の背中を子どもに見せる。
わたしって、案外良い母親だな。その想いが子どもに届かないのは残念だけど。
いや、想いが届かないというか、表面に出ないだけ、その方法がわからないだけなんだ。でも本当は、なりたいわたしは、いつも子どもの笑顔のそばにある。
そう考えると、「なりたい自分」はそんなに壮大な理想ではないことに気が付く。「なりたい自分」は、まとめると、「子どもと笑顔でいる自分」。これは、いまの延長線上にあり得るものという現実感が持てた。
現にわたしは、「なりたい自分リスト」に近づくために、行動している。
自分の時間の使い方のログをとったり、女性のキャリアに関する本やニュースを日々収集して、誰にも読まれないnoteを書いたり(笑)、紙の読書ノートにまとめたり。
駐妻のわたしが市場で価値を持ち続けるためにどんな経験をしなければいけないのか、プランニングもしている。なぁんだ、やるじゃん。
「なりたい自分」がジャンプアップした目標でもいい。それがいかに、いまの自分の延長線上にいるという現実感が持てるか。そのために、どのようなマイルストーンを置けばよいか。
実行できたら、近づくよ。なれるよ。わたしはそっと、ジャーナリングノートを閉じた。
ボツ1 大学院に通う
本当は「大学院に行く」というのもなりたい自分リストにあった。でも、学びたいものがボヤっとしているので、消した。
「大学院に行く」というブランドが欲しい自分に気づいた。
「大学院に行ってます」ってかっこいいよね。自分の道を究めた感あるよね。そうなりたいよね。ね。
わたしはミーハーだから、なおのこと憧れてしまう。
だけど、大学院ってすごい学費。この学費を、子どもに充てず自分が使うからには、もっと明確に、「これを学んで社会に活かすために大学院に通う」というビジョンがあらねばならない。そう考えると、わたしが大学院に通うのはまだまだ先かな。
ボツ2 フリーランスになる
会社経営ってかっこいいな~と思った。しかし、わたしは両親・義両親ともに会社を経営していたので、その苦労を知っている。それを乗り越える覚悟が、自分にあるか。いまはまだない。
あと先日、Disney + でアナ雪2のメイキングドキュメンタリーを見ていたら、「やっぱり大人数で協業するのって楽しい! 自分もあの輪に入りたい!」と思ってしまった。
子どもがもう少し大きくなったら、また、大規模PJでコアメンバーとして働きたい。そう思ったら、フリーランスは違うのかな~?と思ったり。
でも、会社員のままでは自分の子育てができないと思ったら、「組織で働きたい」という自分の想いは捨てて違う働き方を選べる自分でありたい。
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