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みやぞん観てたら私の事だと思った話

アクセサリー作家やってるMamiです。

タイトルイラストを見てお察しの方もいるでしょう。
そう、観たのは「世界の果てまでイッテQ」です。
みやぞんさんは多彩な才能をお持ちで、何でも出来てしまう凄い方です。
番組の中で様々なことにチャレンジするみやぞんさん。
私は録画して観るのですが、二度目のバイオリンチャレンジを観ていた時のことです。


色々な方にバイオリンのアドバイスをもらうことになり、登場したのは小学6年生の双子の姉妹。
私は音楽方面は疎くて全く知らなかったのですが、その子たちが超絶凄かった。
音色、バイオリンへの向き合い方、捉え方考え方、もう大人の一流プロですよ。
度肝を抜かれました。


みやぞんのバイオリンを聴いて、アドバイスをする二人。
「もっと音を響かせないと。全然振動が伝わってこない。」
指導を受けるみやぞん。


「怯えた犬みたい。」


その一言を聞いた時、どごっと私の腹を殴られた気がしました。
私だ。私の事だ。


もちろんみやぞんのバイオリンの音が、自信がない響かない怯えた犬みたいな音だと言っている事は分かっています。
でも私には、私の事だと思ったのです。
怯えた犬のように、伺うように、媚びを売るように、そんな姿勢でアクセサリーを作ってしまっているのではないか。


自信がない、けど作っているからにはやっぱり売れてほしい。認めてもらいたい。
だから、流行りのデザインを追いかけて、人気の作品を参考にしまくって、どうですか?どうですか?ってすり寄って。
でも結局自分がないから自信もなくて、堂々とオススメできなくて、きっと何となく目に見えないけど伝わって、心から人を惹きつけることができない。


マーケティングとか分析とか、もちろん大事なんだけど、それ以上に「これが好き」って思いは大事だと、強烈に感じました。
小6の彼女たちは、おそらくバイオリンが大大大好きで、上手くなりたくていっぱいいっぱい練習して、コンクールにも出て、その先で人に認められる音になったのだと思うのです。
人に認められることが目標だったわけではないのだと思うのです。
好きで、思うように弾きたくて、賞や名声は後からついてきたに過ぎないのではないか、そう思ったのです。


結果ばかりに気を取られ、自分の中にあったはずの、こんな作品やこんな雰囲気が好きが、どこかに置き去りにされ、こんなのだとウケが良いかな?こんな作り方が需要あるかな?に変わっていた。


犬だって、みんなそれぞれ個性があって、みんな可愛い。尻尾振って見つめただけで魅力的なんです。
人だってそうですよね。個性があるから面白い。


私は私の好きや、魅力のある部分を置き去りにしていたと思ったのです。
色の滲みが好き。
色の混ざりが好き。
優しい雰囲気の絵が好き。
優しさを感じる色が好き。
水彩が好き。
何でそこを諦めていたんだろう。諦めるほどの何かをしただろうか?
過去自分が残した絵や、素敵だと感じる絵やアクセサリーの傾向を見ても、好きなものってちゃんと自分の中で確立しているのに。

自分が素敵だなって思うものを並べてみても、上手いとか、人気とか、流行に乗ってるとか、そういうことではなくて、味がある表現だったり、好きが伝わってくるものに、心が動かされていることに気づきました。



すぐに取り掛かれることからやる事にしました。
今持っている画材や材料を引っ張り出して、図書館から本を借りてきて、イラストの練習。
これがどうなるかなんて分かりません。
でも自分の「やりたい」と「好き」を通してみます。


人のアクセサリー作品を眺めてモヤモヤするくらいなら、好きなイラストや絵画や写真などを見て好きをもっと高める。
目の前にあるイラストのテキストをやり込む。
一度撮影した作品でも、より素敵に見せる写真を撮り直す。


色々やれる事はありそうです。


急にやる気になって、うおーって勢いよく取り組んだり、落ち込んで失速したりしますが、やっぱり好きなんですよね、手作りアクセサリー。
やりたいんです。
辞めたくないんです。
辞められない止まらない〜


だからやります。やらせて下さい。
やるぞーやるぞーやるぞー!


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