調和とは
みなさんは、何かを決める時、何を一番大切にしていますか?
メリットを大切にする人?
想いを大切にする人?
洞察してみると、それがよく見えてきます。
例えば家族でどこかに向かうのに、どんな手段を使おうか決める時。
一人は
自転車組と、バス&電車組に分かれようというA案。
もう一人は
バス&電車でみんなで一緒に行こうというB案。
A案を提案した人は、物理的なメリットやデメリット、利便性、損か得かを一番大切に何かを決める人
B案を提案した人は、想いを大切に何かを決める人
同じ目的地に行くにしても、何を大切に決めるかが違うとこのように意見が分かれてしまうのです。
ここでありがちなトラブルとしては、お互いを否定してしまうこと。
A案を提案した人は、お得意の左脳をフルに使い、物理的な視点でメリデメを瞬時に判断して答えを出したという自信があります。
一緒にいたい、という目に見えない想いは恐らく判断材料の項目になく、つまり、B案を提案した人のキモチは、伝えない限り知ることができません。知ったとしても、そこに価値を見出せず、イライラしてしまうかもしれません。物理的な視点で考えられない相手を、残念に思う気持ちや、否定したい気持ちが生まれるかもしれませんよね。
一方、B案を提案した人は、お得意の右脳を使って直感的にひらめいた想いを否定されたような、蔑ろにされたような気持ちになって、その気持ちに気がつけない相手を否定したい気持ちや、伝えても分かってもらえない悲しみを味わうかもしれません。
このように、A案を提案した人も、B案を提案した人も、自分の育った環境や性格、考え癖などから答えの導き方がただ違うだけなのに、時に意見が分かれてしまった時、お互いを否定し合う材料になってしまう。
みなさんは、どちらが正解だと思いますか?
どちらの味方をしますか?
その答えで、自分が左脳派なのか、右脳派なのか、またはどちらに強く傾いているのかが分かるかもしれません。
その答えは…
どちらも正解です。
自転車があれば、行った先で小回りがききます。
バスや電車の時間を気にせず、時間を有意義に使うことができますもんね。
みんなで一緒に行くのも、交通費はかかってしまうかもしれないけれど、その移動時間がかけがえのない大切な家族時間になります。何より、みんなで行動することで安心感が生まれます。
何を伝えたかったかと言うと、このように自分を、相手を深く洞察することで、誰も悪くないことに気がつけるということです。
どちらが正しいかジャッジをしたくなりますが、ジャッジした先には、正解と不正解があり、否定される人を生みます。
ジャッジの世界で生きていると、自分が否定される側に回ることもあるという怖さと共に生きていくことになりますよね。生きづらいです。
育った環境や、性格、経験、傷、様々な理由で人は大切にしている部分が異なるため選ぶ道は時に分かれてしまう。
お互いがそれを知って、それぞれの大切にしている部分を認め合い、寄り添うこと。
決して否定しないこと。
お互いの大切が叶う着地点を一緒に見つけていくこと。
これが調和なのだと…
今日は気づいたのでした。
どちらも大切にしようと決めたなら、どちらも叶う場所が必ず見つかるよね?
どちらか一つを正解にして、どちらか一つを否定しなくたっていいんだって思うと、きっと心が軽くなります♡
長い文章、最後までお読み頂きありがとうございました😊