人の好きなところを真似してみる
就職して初めてできた同期のことについて。
4/21の金曜日。私はこの日を楽しみにしながら
月曜日から金曜日の研修を頑張ってきたと言って
も過言では無い。
それは、
同期全員で初めての飲み会
である。
実は20年間生きてきた中で、私は6人以上のグル
ープに属したことがほとんどない。
あると言えば、高校1年生の同じクラスの、
ふとした時に集まろうとなったメンツと
1年に1回集まるかそうでないか、ぐらいだっ
た。
私の友達は、部活が一緒の女の子のグループに
属していたり、クラスメイトが仲が良い9人の
グループに属していたりと、誰かしらみんな大勢
のグループに属していた。
学園祭が終わったあとは、4人以上のグループで
ご飯を食べに行ったりしているのを
私はインスタグラムで見てきた。
当時の私は大勢のグループに属していない自分が
コンプレックスであった。大勢のグループで出か
けていたり、プリクラを撮ったりしている友達や
同級生を見ては毎回落ち込んでいた。
進学先は超ド田舎の専門学校であり、大学のよう
にクラスの人数は多くないし、サークルもないし
ましてや、車社会であったため気軽に飲みに行く
こともできず、友達とサシで近所の居酒屋へ飲み
に行くことが多かった。
きっと大学生は信じられないと思うが、
このように、大勢の飲み会とは無縁の私である。
私の同期は男女含め20人いる。
大勢での飲み会経験ZEROの私にとっては楽しみ
でしょうがないに決まってる。
同期全員での飲み会は、ずっと前から楽しみにし
ていただけ(憧れで)あって、思いっきり笑って、
充実した時間だった。いっぱい笑って、いっぱい
話した。大勢っていいなって思った。飲み会に店
に入る前と、出たあとで同期たちの顔がまるで違
っていた(酒が入っていたこと抜きで)。警戒心の
顔から打ち解けた穏やかな顔に変わっていた。ま
だお互いちゃんと話したことがなくぎこちなかっ
た距離感を、ちょうど良い距離感に近づけてくれ
る。改めてお酒の力は偉大だと思った。
帰宅してから、飲み会で起きた色々な出来事に想
いを馳せていると私はある大きな発見をした。
入社式の日から今日まで、研修や飲み会を通して
ひとつ感じたこと。
それは、
同期の良いところを沢山見つけていたこと
だ。
幹事役で色々調べて準備してくれた同期、みんな
に平等に接することができる同期、話し方が柔ら
かく、いつもニコニコしている同期。私の欠点を
良い言葉に変えてくれて、落ち込んでいるときに
励ましてくれる親切な同期、車社会で生きてきた
私の電車の乗り換えを手伝ってくれる同期、真剣
な眼差しで研修に取り組む同期、スーツの袖に食
べ物がつかないように手で避けてあげたり、出し
っぱなしの椅子を引いてあげている、表情がすご
く柔らかな同期。しっかり者ですごくお姉ちゃん
みたいだなって思った同期。静かな性格だけど、
話を振ると、必ず共感してくれるとっても話しや
すい同期、お酒が弱くて、すぐ顔が赤くなるけ
ど、影では人一倍努力する同期、話し方が選挙演
説者みたいにハキハキしていて、伝えたい要点の
瞬時に構成を考えて話している同期、常に周りを
みて、その場にあった話を振ることができる同
期。朝から晩まで、研修を頑張ってることが伝わ
る同期。私とは性格が真反対なのに、一緒に笑っ
て、愚痴をこぼしてなんでも話せる同期(ちなみに
専門学校時代からの友達)。
すごいと思う。
同期を見ていると、一人一人の個性が光ってい
るってきっとこういうことだなって思う。毎日刺
激を得て生きているんだなと。もう一度言うが、
ほんとうにすごいと思う。こんなにも真似したい
ところがある。私も、隣で落ち込んでいる人を見
かけたら、あんなふうに声をかけたい。
あなたがいてくれると助かる、
あなたが来てくれた良かった。
瞬時にそのようなことを言える人になりたい。
やっぱり私は誰彼構わず、自分が良いと思った人
からは影響を受けやすい。そう感じた。
不思議なことに、私がこの人が好きだなとか、
この人といると話しやすいなとか、
この人は本当に優しい性格をしているんだ
など感じた人は、本当にその中身のままなことが
沢山ある。
周りの人にとても恵まれている。とても。
なりたい自分になるために、
まずは素敵な人の真似からしていこう。
研修3週間目を終えて、私はひしひしと感じた。