【子育て】0歳RSウイルスでの入院記録
子供が初めて入院して、ドタバタの付き添い入院。
次男0歳3ケ月(入院中に4ケ月に。)、RSウイルス細気管支炎で10日間入院しました。
自分への備忘も兼ねて記録を。
前の週
4歳長男が39度の発熱。一晩で下がったが一応病院へ行き、風邪の診断。
その後、鼻水と咳が続く。耳を痛がって耳鼻科に行くと中耳炎になってた。
次男となるべく離そうとするが、そんなの無理でべったり。顔を近づけて咳もしてた。
後から考えると、長男もRSウイルス罹っていたんだろうなぁ。(幼児は重症化リスクが低いので基本は検査しないらしい。)
発症1日目
次男が前日から苦しそうな咳をするようになっていたので、朝一で念のため近くのかかりつけ医院へ。この時熱は無し。
聴診器を胸に当てて診察してもらうと、「あら、、、これはかなり呼吸しんどいね」と気管支炎の疑いを告げられる。吸入してもらって、お薬をもらって、「翌々日の朝まで症状緩和してなかったら再度きてください。悪化したり何か異変感じれば、翌日来てくれてもいいからね。小さいから場合によっては入院もあるかも・・」と告げられる。入院の単語にびびりつつも帰宅。相変わらず息苦しそうな咳。
午後になって熱が上がってくる。授乳中の口の中が熱い。38,7度。産まれてから初めての発熱でまたビビる。心配になり病院の午後の診察時間になったら即電話。電話で先生に代わってもらい、熱が出てきたことを伝えると、「RSウイルスかもなぁ。発熱してから時間たたないと検査できないので、明日朝の診察時間前でもいいから来て。赤ちゃんに処方できる熱下げる薬がないから、心配だろうけど首や脇下を冷やしてみて。」と。この時の先生の言い方が優しくて気持ちが少しやわらいだ。1人じゃないって大事。
次男もしんどいのかずっとギャン泣き。ひたすらアイスノンで冷やす。
この日は夫が仕事で遅く、発熱した次男を抱えながら長男のお迎えに行けない、、、と義実家にヘルプ要請。(余談ですが、ここで夫と一悶着あって喧嘩したのは今でも根に持ってる。)
発症2日目
夜中は高熱が続いて咳き込んでいたが、朝には平熱に下がって笑顔も出てきた。あんまり母乳も飲めてないので脱水が心配。。
予定通り朝一の診察前に受診してすぐに検査。結果は、、『RSウイルス感染症 陽性』。
RSウィルス感染症とは: RSウイルス(respiratory syncytial virus)による急性呼吸器感染症である。乳児期の発症が多く、特徴的な病像は細気管支炎、肺炎。
1歳未満、特に6か月未満の乳児、心肺に基礎疾患を有する小児、早産児が感染すると、呼吸困難などの重篤な呼吸器疾患を引き起こし、入院、呼吸管理が必要となる。乳児では、細気管支炎による喘鳴(呼気性喘鳴)が特徴的である。
熱は下がったものの、まだ月齢が小さくて胸もゼェゼェしているので、そのまま入院できる病院の紹介状をもらって大きい病院へタクシーで直行。
診察・レントゲンなどを終えて、呼吸状態も良くないのでやっぱり入院になる。
RSウィルス感染症は発症(熱が出てから)5日目くらいがピークになると説明を受ける。まだまだこれからなのね、、、。
特効薬があるわけではないので、酸素や点滴投与、鼻水などの分泌物の吸引などの対処療法になるらしい。
病室に入り、点滴と圧力をかけた酸素投与を開始。胸の陥没呼吸もあり、苦しそう。
入院準備する為に私は一旦帰宅。ちなみに病院は自転車で15分くらいの距離。親も24時間の付き添い入院になるので、在宅勤務中の夫と今後のスケジュールを相談。基本は私が付き添い入院、夫は長男の面倒をみることに。私が育休中じゃなかったら、付き添い入院は交代にするなどまた変わっていたかも。
バタバタと思いつくものを詰め込んで、シャワーを浴びて再度病院へ。
酸素投与を24時間行うので、入院は個室。数日後に大部屋に移るんですが、結果的に個室はとても快適でした。
発症3日目
朝から熱が37.7度に上がってくる。呼吸もかなり苦しそう。回診で、陥没呼吸がひどく右肺が動いてなさそうと昨日に引き続きレントゲン。右肺上部が白くなっていて無気肺(肺の一部に空気が入っていない状態)になっていると。赤ちゃんは大人よりも肺への気道が少なく、そこがウイルスの影響で閉塞されているそうです。徐々に回復するので回復を待つと。熱も39度台まであがってきて、呼吸も苦しそう。1分間に60回呼吸していて(普通の大人は12回程度)、息するので精一杯にみえました。
普段はよく笑う次男の苦しそうな様子を見ていると、涙が出てきてしまい、看護師さんに慰めてもらいました。看護師さん、優しい。
この日は夫が面会にきて、私も2日ぶりに長男と会えました。未就学児は病室に入れないので、玄関で少し会えただけだけど。
夜中まで39度の熱は続き、アイスノンでひたすら冷やしていました。
発症4日目
朝起きたら熱は下がっていて、昨日よりは体調良さそう。たまに「うーうー」と話したり、手足をバタバタしたりする様子も見られるようになってきた。(昨日は全くそんなこともできなかった)
が、夜中にまた39度台の発熱。5日目くらいがピークと言われていたので、まだ状態は落ち着かない。
発症5日目
熱は下がった。相変わらずの陥没呼吸だけど、少しずつ呼吸の感じも良くなってそう。
午後は夫に付き添いを代わってもらい、久々の帰宅。「大きいお風呂に入りたい!」と銭湯へ。付き添い入院中はずっと病院のシャワーだったので、お風呂最高。ただ、お風呂に入ったら疲れを自覚して逆にどっと疲れた感もある。気が張ってて気付いてなかったけど、私疲れてるんだな。。
長男の保育園にお迎え行って、長男と2人でご飯食べて、抱っこいっぱいして、夫と交代。
発症6日〜8日目
ピーク過ぎたようで、徐々に哺乳量も通常に戻ってきたので点滴が外れた!右肺も空気が通るように。
半日、夫に付き添いを代わってもらい且つ長男をご近所の友達宅に預かってもらい、私はマッサージと銭湯で少しHP回復。
発症9日目
酸素を圧力無しの通常のものに変えて24時間様子見。
毎日看護師さんが身体を綺麗に拭いてくれているけど、洗ってないし寝てばっかりだからか、後頭部に毛玉がいっぱいできてる。
発症10日目
酸素を変えても悪化しなかったので、大部屋に移動。当然だけど個室と比べてかなり狭い。ベッドも小さくなったし、隣の様子がかなり気になる。個室快適だったな...。周りの様子を見ながら、色々な病気でずっと付き添い入院されている親御さんたちがいるなぁと。みなさん、お疲れ様です。
発症11日目
酸素を外して様子見。これで夜も悪化しなければ退院!(夜に一番状態は悪くなるらしい)
機械が外れたので10日ぶりに入浴させてあげられた。気持ちよさそう。久しぶりの入浴に疲れたのか、その後よく寝てた。
隣のベッドに今日から入院してきた付き添いのお母さん、日本語があまり話せないみたい。お母さんも看護師さんたちも困ってたし、外国人対応まだまだだよなぁと様子を見ながら思った。
発症12日目
朝の回診で退院決定!ようやく外に出られるーー!!
まとめ
治療としては、分泌物のこまめな吸引と酸素吸入、哺乳が十分にできなかった時は点滴。あとは痰切りの飲み薬。対処療法で回復をひたすら待つ感じでした。1歳くらいだと1週間程の入院ですむみたいだけど、まだ月齢が小さかったこともあり、長めの入院になりました。
感想
いきなりの10日間入院、大変だった。。付き添い入院でどこにも外出できないストレスと、コンビニご飯のストレス、特に大部屋に移ってからは眠れないのがしんどかった。何より苦しそうな次男の姿が可愛そうすぎた。
ただ、悪化してから入院になるよりも、一番悪い状態の時には入院してて医療体制ばっちりな中にいれたことは本当に良かった。家であの一番悪い状態になっていたらパニックだったかも。早めの受診大事ですね。
夫は仕事しながら、長男の保育園送迎や習い事、通院まで何も言わずにこなしてて、普段は文句言いまくっているけど、偉いなと思った。これ、私が仕事復職後だったらもっと大変だっただろうな。病院のデイルームでWEB会議しているお母さん達いっぱいいた。
これから長男が風邪症状の時は家の中で隔離を頑張ろうと心に誓いました。
※医療関係者ではない為、治療内容など誤っている点があるかもしれません。体験記としてご容赦ください。