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日記6月25日(金) #日記  なりたいものを聞くのはだめ。

結局、携帯のガラスは修理した。

一部画面の反応が無いのが致命的であった。

名古屋駅地下の店でジェネリックなガラスに交換。2580円、所要時間30分であった。

破損の原因は、もちろん落下だが、スマホカバーのゴム部分が経年劣化で取れていたことが理由なので、修理を待つ間に東急ハンズでハンズオリジナルという透明カバーを購入。こちらは1580円であった。

5千円弱の出費となったが、今のところはポケGOもインスタも、noteもほぼストレスなく動くようだ。

すっかり生活がスマホに乗っ取られているのに改めて気づいた。怖いものだ。

昨日の帰宅時体重は64.4kg。体脂肪率は6.1%であった。スポーツセンターにて1時間ほどトレーニング。

この時期はとにかく体が重い感じがする。懸垂にしても冬場なら10回はそれほど苦なくやれるのだが、いまはいっぱいいっぱいだ。

スミスマシンの上げ(プレスでなく、上げるだけ)の最重量も、170KGが一瞬上がれば上出来だ。

身体が暑さに慣れていないのか。だが部屋に冷房が効いていればできるので、やはり室温が影響しているのか。この点は毎シーズン感じるところだが、どういう理由なのかはもうすこし考えたい。

”なりたいものを、聞くのはだめ”。

この場では、日記だから、昔のこともよく思いだしては書いているような、気がする。どちらかというと、ウジウジした感じもある。

ひきずっているウジウジで、よくこの欄に出てくる思い出は、”小学校6年の卒業文集で、将来なりたい職業にどうしても例が出てこなかった件”である。

書けなかった自分が情けない、という思いと、気楽に(とそうみえた)職業を書く級友をあなどる気持ちがあったような気がする。嫌な、子供だった。

転校生であった私は、転校先の小学校で、皆が来ていた薄い茶色の”スモック”をどうしても着たくなかった。どうしようもなく、かっこわるい、と感じたからだ。それで先生に聞いてみた。これは義務ですか、と。

聞かれれば、違う、と答えざるを得ないのは、今はよくわかる。多分、その学校だけの、ローカル制服だったのだ。単なる市立小学校であるし。

なので、卒業写真(実物ではなく記憶ですが)では、私ひとりが、白いセーター姿で、映っている。

なりたい職業を書かず、ローカル制服をいやがって着ない。先生からしたらもしかすると問題児だったのかもしれないが、あまりそういう扱いを受けなかったのは、考えてみるとありがたい。

まあ、どちらかというといじられて傷つく、子供だったので。

だが今となって、職業をあの時点で決めなかったのは、悪くなかったのかもしれないと思っている。

小学校6年生の時点で、将来の職業を書いてしまうと、仮にそうならなくとも意識はそれに少なからず縛られていたであろうから。

で、学校は、無意識かもしれないが、”社会のなかで働く私”として、型にはめようとしていたのだから。

あきらめが、大人、という考え方の、おしつけだ。

なにかやれ。できればTHINK BIG.

そういって欲しかった気がする。だが、だれもそうは言わなかった。

なので心配になった。

どこかで、そうした押し付けを、あのときの自分は感じていたのだろう。そして、頑固に、”警察官”も”プロ野球選手”も書かなかった。

本当は”マンガ家”と書きたかった気持ちがあった。だが文集に書く自信はなかった。

あるいは”サラリーマン”か。夢がない、と言われそうで、やめた。

中学校でも、同じことを聞かれた。その時は、父親の働く会社名を書いた。

今でも覚えている。先生はみんなの前で言った。”一人だけ具体的な会社名を書いた奴がいる”、と。

私のことだった。これは、なんというのか、こうして書いてみるとあるいは”具体的でよし”と読めるのかもしれないが、私は口調からそうとらなかった。

学校がそれを聞いた意図を、間違えて捉えて回答してきた。

そういうニュアンスに聞こえたのだ。なぜだかわからないが。

恥ずかしさに身を縮めた。そして、そういう発言をした先生を恨む気持ちが生まれた。

”わざわざ言わなくても。本人にはそれとわかるのが、わかって言っている”。

そう思った。

”お前の回答は、ずれているよ”

そういうニュアンスに、取った。今はこう書いていて、もしかしたら違った意味かもしれない、とは思うのだが。

そして反発した。

それが影響したのかどうか、不明だが、

現在その会社で勤めている。

その回答への本音は、

”いまはまだわかりません、わかりませんが書けというのなら、親が行っている会社のことだけは、感触としてわかる。働くことは、まだ考えたくはないし自信がまったくないのもあるので、親の会社を書いておきます”だった。

本当はそこまで、アンケートに書きたかったのだが。

(働くということ。これはまったく、どういうものなのでしょうか。)

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豆象屋
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