日記12月17日。　＃日記

今日は全国的に真冬並みの寒さだ、と天気予報で見た。季節により大体の通勤ウェアは決まっているが、真冬バージョンでは裏付きトレンチコートと表裏で色が違うマフラーと手袋。手袋はもこもこ系だが、右手のひとさし指の部分は一部がハサミで切ってある。そこから指を出してスマホ操作をする、というわけだ。スマホ操作OKの手袋も持っているが、反応がイマイチなのだ。

表裏違いのマフラーは両親からのプレゼント。これはわざわざ買ったというより、使っているものを貰った感じだ。片面はスカーフのようなペイズリー模様、片面はカシミア的（詳細不明）な暖かい感じのもの。気分に合わせて表裏（どちらが表でどちらが裏かはわからないが）を変えられるので気に入っている。暑い時は、スカーフ的に使っている。

結局今朝はありがたくもあまり雪は降っていなかった（本稿は１６日に記載）。午後はどうだろうか。気温は最高４度、最低１度くらいか。

酒とどう、つきあうか。

アルコールの一日の適量は20mlとされる。日本酒だと１合、ビール500ml入りの中びんだと1本、焼酎は0.6合、ワインなら1/4本。

チューハイは6%のものは、500ml缶1本が日本酒1合に相当する。つまり、６％のチューハイ500ml缶1本で我慢ができれば、適量となる。

一方でストロング系チューハイ（９％）は350ml缶1本で日本酒1.5合、500ml缶は1本で日本酒2合強に相当する。つまり350ml缶1本であっても、一日の適量をオーバーしてしまうことになる。

最近、ストロング系（つまり９％）のチューハイが問題視されているようだ。私はどうも昔から、酒といえばジュース感覚でチューハイを飲むことが多かった。営業職が長かったため、仕事で飲む（まさにそうとしか言えない）ことが多く、昔はビールが多かったため、ビールが苦手な私は或る意味自己防衛の意味でチューハイを飲んでいた面がある（チューハイだと、継ぎ足されがない。ただ、場にJOINしてますよ、ビールのんでませんがごめんなさいね、という演出で、ばんばん注文せざるを得ないのだが、ともかく強制されてのむビールよりはましだった）。

西欧文化からすると、日本人において酒が仕事に絡む、ということは目新しいことらしい。彼らは酔うことは恥ずかしいことだ、と思うという。イメージだが狩猟民族であれば、個人の強さ、信頼性を日々示し続ける必要があるのだろう。人種的にも酒に酔う遺伝子もすくないということなので、その中で酔っている人間はとんでもなく自己管理ができていない奴だ、と見えるのだろう。日本人は農耕文化的に、集団の絆強化のため村祭りや収穫祭で意識的に無礼講を演出して乱れあい、そこで相互の本質を見極めあう、というものがあったようだ。アルコールに弱い遺伝子の者同士、酒を大量に飲むことは一種の苦行であり、場に自分の酔う姿を提出するものでもある。そんな文化を引きずるこの国で社会人となった、対人関係が本質的には苦手な私にとって、酒はある意味苦い武器であった（得意なわけではない。仕方なく手にした武器である）。

私の風貌は、素面で話していると、なんだかとっつきにくい印象を与えるようだ。営業では不利である。そこで酒席にいって、酒の勢いを借りて自身の本質を開陳する。当時はカラオケ接待も多く、歌が好きな私は歌いまくったものである。最後は仕事か、単に好きで歌っているのかわからなくなるのだが、そうした忘我の瞬間こそが、相手の本音をも引っ張り出す技にもなる。

その後は主にこちら側の心的距離が縮まり、関係構築がやりやすくなる（この文章を書いて気付いたが、実は私は酒の力を借りて、自身が勝手に自分の心の中につくる他人への恐怖、ストレスを壊すため、自分の為に酒を飲んでいたようだ。

他人との距離が遠い例としては、例えば私は人を呼び捨てにできない。女性を下の名前で呼んだりするのも苦手。そもそも人によびかけるのが苦手。このあたりは人との関係作りを基本的に恐怖し、ストレスと思うような性格である、ということのようだ。なので、酒が必要と、なってくるのである。いわゆる”酒の力を借りる”という奴。あまり褒められたものでも、ないだろう。

純粋に、酒を酒として、楽しみたいものだ。

最近、すこしだけその境地を垣間見たか、と思うことがある。セブンイレブンで、セブンセレクト、と銘打たれた、ワインを買って、ちびりちびりと、飲んでいる。飲む量は、少ない。価格は、１本７００円程度だ。

安い。気楽だ。人に飲む量をコントロールされない。

本来あたりまえだが、やっと到達できた世界。昔の社会では、時間を経ないと得にくい世界であったが、今の社会ではどうだろうか。案外すぐ、手に入る世界に、なってきている気がする。

そしてそれは、悪い変化ではない。

（ワインが好きです。赤→白、ときて、今はまたちょっと赤に戻ってます）