8月13日 名古屋ちくさ正文館が閉店。
7月31日で名古屋のちくさ正文館が閉店したとの情報を得た。
私は名古屋生まれではないものの、名古屋で長く過ごすうちにこちらの書店を何度か訪れたことがある。ちくさ、という場所はこれまた居住地から離れてはいるものの、一度行って聞いていた通りの人文書籍の充実にはやはり目を見張った。
まあ、持っている本も多かったが、普通なかなかないやろ、という感じであったり、雑誌バックナンバーを新刊でそろえている、というのも古本屋のようで新鮮であった。
1冊1冊が、関連付けて配置されている。ああ、このテーマにこんな本があるのか、という嬉しい驚きがあるわけだ。
まあ、本の置き場がなさ過ぎて、ばんばん買う、ということは無かったが、行けば数冊は買っていた気がする。やはり「人文」というテーマが私は好きなのである。
20年前から売上が減っていたという。2000年くらいか。その前は電子書籍も少なく、貴重な本を探して買う、というのが普通だったので、まだまだ売上があったのだろう。今は現実的には「本を買うコストをそれほど掛けなくとも」あのころの情報は得られる気がする。
そのあたりが厳しいところだろう。
あとは、「本として所有したい」という、これも今の若い人にはわからない意識が頼りである。だが、本として出版人に選択されて世に出る情報は、やはり最低のクオリティはある。
まあ、電子書籍でも現状特段のクオリティダウンはないように感じるが。
(一番の違いは、例えば親が集めた本を子孫(笑)に伝えることが、電子書籍では困難、というところでしょうか。まあ、やり方はあるでしょうが。。)
お志本当に嬉しく思います。インプットに努めよきアウトプットが出来るように努力致します。