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一度死んだから言えること!

◎新しい病院の規則とは?

私は自力で移動出来ない状態で、特化型病院の最後は車イスの練習をしたので、てっきりそれで動けるんだろうと思ってました。

しかし、中クラスのその病院は狭くて、療養病棟は廊下で車イスで動くには、色々と制限があり、それは断念せざるおえない状況でした。

看護師さんは前の病院ほど多くはなく、寝たきりが多い病棟なので、自然と介護士さんたちが多く働いていました。

その中でも40代の男性介護士さんがその病棟を仕切っており、大きくて元気な声がいつも聞こえて来る人でした。

私は前の病院の様に、自分の下半身の不都合な事を頼んでいると、途端にカミナリを落とされてしまいました。

「まめぞうさん!ちょっと排泄した程度でいちいちオムツを交換で呼ばないで下さい」「ウチは1日4回の交換時間の時だけ、交換できるので次の交換まで我慢して下さい」「その為に他の病院より、高いそして機能に優れたオムツを使っているんです」「オシッコなら2回は余裕で吸収するので、心配しないで大丈夫です」

「えっ?」です。ゆあんさんからは手厚い介護をしてもらう様にと、その費用を払っているから不都合があったら病院側に言って善処してもらって」と言われていたのに、バッサリと言われてしまいました。

部屋着という名のパジャマも毎日交換してもらえるし、前開きボタンの付いたシャツ(下着)も、一緒に変えてくれるという話でした。

しきし、こちらが言わないとずっとそのままです。なんせ私は風呂に入れないし、清拭も前の病院の様にはしてくれないからです。

それをゆあんさんに伝えると怒ってましたが、「こちらが言っても事務的に伝えとくと言われるだけみたい。後はお父さんが言うしか無い」「ケンカしてもいいけど、お父さんを人質に取られている様で、もしそこを出されたらまた病院を探さないと行けなくなるよね」

その通りなのです。私たちは患者様でも患者さんでも無くて、人質なのです。逆らえば出してもらえないか、こんなどうしようもない体でほっぽり出されるしかないのです。

他の人はそもそも苦情を言える声を持っていないので、ただ黙って従っているといくか、なされるがままですからね。

いきなり新参の患者にワガママを言わせないために、しょっぱなに先制パンチが放たれたなのです。私はなすすべもなくまともにくらい、鼻血がドバッと出たって感じですかね(笑)

でもこう言った療養病棟は、患者を人扱いしない事があるんです。人権侵害ギリギリのところだってあります。過去に勤めていた病院でも近いものはありました。

ではどうあれば「私はここでの状況を変えることが出来るのか?」をする事です。卑屈に媚を売る事なく、どうやって切り抜けるべきなのか?

その時にゆあんさんから「お父さん!今こそアレを実践する時じゃないの?」とハッパをかけられたのです。

そして、それはまもなく功を奏する事になるのですが、それはまたおいおいに書いていきましょう。

ちなみにこのコツは、退院後に奇跡の起こし方【道開きのセミナー】として、私たちのサロン【ラポール神戸】にて形にもなりました(^-^)


続く

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