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一度死んだから言えること


◉退院の日

なんと100回目を、無事に迎えることができました。なんか終わりが見えてきたら、急に筆が遅くなり日にちが空いたりしてしまい、読んでくださっている皆さんには申し訳なかったですね。

その日は、代わる代わる色んな方が挨拶に来てくれました。皆んな笑顔で良かったねと喜んで頂き、アットホームな病院だっただけに、ここを去る喜びと同時に寂しさも感じて変な自分に戸惑っていました。

相変わらず、病院は家族の立ち入りが当時は厳しくて、病室から自力で家族の待つ玄関へと向かおうとした時に、一番良くしてくれた2人の看護師さんが一緒に同行したくれました。

そのうちの若い看護師さんは、看護師を辞めるかどうか悩んで居られたのですが、私と様々な話をして仕事場に来る苦痛から解放されたと言ってくれました。

最後にはお手紙まで頂き、その中には「私は看護師に向いてないと悩んでましたが、まめぞうさんのおかげで、これからも看護師を続けて行く自信が持てました。」と書かれてありました。

もうお一人は年配の方で、私の苦しみをずっと支えたくれた方です。お互いに合えば何時も笑って、時には涙して心配してくれた人でもありました。

そのお二人が、玄関で待つゆあんさんの元へと、エスコートしてくれたのです。

こうして、8ヶ月に渡る闘病生活は終わりを迎えて、晴れて家族の元へと戻れたのです。苦しくて何度も死ぬ思いや痛い思いをしたのに、何か懐かしさに溢れた病院生活でした。

闘病日記としてはこれで終わりですが、もう少し後日談とか、書いて本来のnoteへと戻って書いて行きますので、よろしくお付き合いくださいませね😊

続く


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