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「mameZINE」のロゴ完成!2人のママが語る制作の裏側と想い
プロジェクトマネージャーきゃんまりさんの発信をきっかけに発足した、コミュニティマガジンmameZINE(読み:マミージーン)。キャリアスクールで学んでいるママたちが集まり、現在鋭意制作中!
今回はアートディレクター妃菜さん、ロゴデザイナーみふみさんの2人で、0から作り上げたロゴデザイン制作の裏側について対談を行いました。
細部までこだわった、ロゴ完成までのストーリー。mameZINE参加の背景にある、子育ての苦悩など。それぞれの想いを語っていただきました!
プロフィール
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Xアカウント(@hina_happy life)
1998年生まれ。兵庫県在住。5歳1歳の2児のママ。
建築会社にて資料作成や注文住宅プランの作成等を担当。第二子妊娠中にキャリアスクールに入会。現在はWEBデザイン系の学習を終え、STUDIOコースを再度学習中。
個人ではデザイン職への転職活動をしながら、mimoe美最艶のSNS運用のデザイン担当や、ピアノ関係のパンフレット作成などを担当。
『悔いのない人生』を体現すべく、自身のなりたい姿へ向かう+子供達や夫との時間も大切にする!を目指して日々生きてます。趣味は『美味しいパン屋さん巡り』と『ピアノを弾くこと』です!
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Xアカウント(@mifumi_515)
1991年生まれ。東京都在住。5歳3歳の2児のママ。
旅行会社の管理部にて、広報、人事、SNS運用などを担当。本業でパンフレット、チラシを作成するためにデザインスキルを磨きたい!と思いキャリアスクールに入会。現在はWEBデザイン、グラフィックデザイン、SNS運用のスキルを習得中。習得したスキルを活かして副業でロゴ制作、WEBデザイン、グラフィックデザイン、オンラインコミュニティの運営の案件を受注。
自分が心地よく働きながら、日々子どもたちと笑顔で過ごせることを目指して奮闘中!趣味はKpopとスキマ時間の有効活用(笑)です!
mameZINEができるまで
妃菜さん(以下、妃菜):プロジェクトマネージャーのきゃんまりさんがXで「子どもの2歳のお祝いにマガジンを作りたい」と発信したことがきっかけでした。
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集まったメンバーがキャリアスクールで学んでいるママばかりだったため、スクールの名前を活かした名称で始まろうとしていたんです。
ですが、「キャリアスクールの枠を超えて事業化したい」「すべてのママのためのマガジンを作りたい」という想いから、「ママ(mama)」と「私(me)」のためのコミュニティマガジンとしてmameZINEが誕生しました。
「母」としてのわたしだけでなく、肩書きを取り払ったありのままの「わたし」にも刺さるようなコンテンツを届けていきたいという想いが込められています。
mameZINE ロゴ完成までのストーリー
「わたし」を大事に抱きしめるロゴにしたかった
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みふみさん(以下、みふみ):きゃんまりさんがマガジン立ち上げの想いで「自分が一番幸せな状態、環境を作ること。自分自身を大切にできるのは素晴らしい。」とおっしゃっていたことにすごい感銘を受けたんです。
私は自分に厳しくしてしまい、肯定してあげられていなくて。そこの焦りや自己肯定感の低さから、子どもに強く当たってしまうことがありました。母親である前にまず自分のことを大事にしてあげることで、子供の幸せに繋がるんだなということを感じたんです。
ロゴデザインを考えるにあたって、mamaとmeの「M」は優しいハートの形にして使いたいと思っていました。
母親である前に私の気持ちを一番に考えて、日々自分に優しく正直でいたい。自分に対する愛・ハートが集まっていくと、クローバーのように幸せの象徴になる。それが自分の子供にも還元されるんだ、ということを表現したロゴにしたいなと思っていました。
ロゴは四葉のクローバーのような形でもあり、自分を抱きしめているイメージにも見えるかなと思って。この2つが掛け合わさっています。
あとは雑誌やロゴを見た読者の方が、自分のお守りになるような形のロゴにしたいと考えていました。
妃菜:母親は二の次が当たり前っていうのが、昔からの母親像ですもんね。難しいですよね。
みふみ:自分のことを大事にすることが、悪ではないけど美しくはないという考えが根強いように感じていて。でもこれって子どもにとってもよくない。こういう思いをするママが減るといいな。
苦しかったラフ案提出まで
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みふみ:イメージは最初からは出てこなくて、思い入れが強かったのもありラフを作るまでとても苦労しました。イメージする写真をかき集めて、言語化したりちょっとしたストーリーを書き出したりして。
最終的にロゴにつながったのが、母親が子どもを抱きしめているこの表情。どちらかというと嬉しいという笑顔の表情よりも、子どもと自分をきゅっと抱きしめるような目を閉じている顔。
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みふみ:妃菜さんに都度相談させてもらって、それがだいぶ助かってました。要件定義などでしっかり言語化してくれたことで、作成する上でポイントが理解できたから。
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妃菜:私はロゴ作成の勉強はしたけど、まだ1つもロゴを作ったことはなくて。初めてロゴ作成のやり取りをさせてもらって、「こんなふうにイメージを持ってくるんだ、すごいな」って感じていました。今その裏側を見せてもらって、さらに「すごい!!」って思ってます。
みふみ:ありがとうございます!ロゴ作成のときは毎回そうだけど、下書きからラフ案提案までが一番苦しいんですよね。全部にこだわって作ったけど、形には特にこだわりました。
自分ではさっきお話したイメージで作ったけど、Xに公開したときのコメントで「天使にも見えるよね」と言ってもらえたんです。自分が想像してなかった印象や見え方にもなるんだな、というのがすごい嬉しかった。
初めてのディレクター業。「想いを伝えることは勇気のいることだった」
妃菜:私は今回ディレクター初挑戦というのもあって、そもそも要件定義はどこまで定義していいのか、どうやって作ったらいいのかがわからなかったんです。ネットで調べて、依頼側は何を伝えたらいいかというのを考えました。
※要件定義とは、主にWeb制作やシステム開発などのプロジェクトがスタートする際、開発担当者や関係スタッフが知っておくべき情報をわかりやすくまとめる作業のことをいいます。
みふみ:初めてだったんですね!すごく慣れた感じだったんで、勉強させていただいてました。
妃菜:わからないことが多かったので、「ロゴ 初依頼」とかで調べました(笑)。
要件定義をまとめる中で、「こちらで作り込みすぎない、けどmameZINEのコンセプトをしっかり定義しないといけない」ということが難しかった。最初は迷いもありながら出しました。
みふみ:妃菜さん、私に気を遣ってくださって、細かく言い過ぎないようにしてくれてるなって感じてました。
妃菜:言われたものをまるまる作ってもらうのは違うかなって思ったので。デザイナーさんが持っている良さを活かしながら、ロゴができたら一番いいなと思ったんです。
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妃菜:ラフ案を頂いて、ブラッシュアップする上でこだわったところはフォントです。コンセプトを表現しつつ、読みやすさを重視するというのはどうしても自分の中で捨てきれなかった点でした。
最初に出していただいた筆記体のmameZINEは、コンセプトは発揮出来るけど読みづらいなと思いました。私もmameZINEに対してすごく思い入れが強くて。
いろいろな人に読んで欲しいなって思うからこそ、読みやすさを重視して覚えてもらいたいって思ったんです。
最終的には読みやすさとコンセプトを叶えた形に、みふみさんが作ってくださいました。
みふみ:きゃんまりさんから「主体性を持って生きる、美しい姿を体現したい」ってお話があって、その一言がすごい刺さったんです。
ただ、そのフォントがなかなかしっくりこなくて。妃菜さんがいくつかピックアップしてくれたことで、明確にぴしゃってはまった。
妃菜:きゃんまりさんとみふみさんは柔らかさを重視していたから、そこも考えながらフォントを探してピックアップさせてもらいましたね。
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みふみ:最初は、私もきゃんまりさんも崩した筆記体がいいなと思ってたんですよ。そこにそうやって言ってくださったのが、めちゃくちゃ嬉しくて。
妃菜:すごく勇気がいりました(笑)。
みふみ:そうですよね!でも読みやすさってすごく大事じゃないですか。独りよがりで作らなかったのが本当に良かった、だからこそあれが出来上がった。
妃菜:はじめは「なんか違うな」としか思えてなかったけど、言語化してみて「読みやすさ・覚えてもらいやすいかどうか」を大事にしたいんだとわかりました。
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みふみ:一緒に作りあげた感がうれしかった。
妃菜:私もめっちゃ嬉しかったです!
mameZINEへの想い
母親であることの苦悩。それは「自分」を肯定していないことからつながっていた
みふみ:私、母親になるまで母親がこんなに苦しいものだと思ってなかったんですね。自分ってこんなに短気だったんだ、とか。精神力が試されてるし、自分と向き合う事が多い。子どもを育ててると思っているけど自分も育てられてる。
かけがえのない時間なんだけれども、辛い思い出にもなってしまう。この残念な感じがもったいないと思っていて。私も今だってそれが払拭されたわけじゃなくて、他のお母さんたちと一緒に戦い続けてる側なんですけどね。
「もう少し自分のことを大事にしてもいいんだ」というお母さんたちの思いがもっと広がっていったら、すごく素敵だなと思う。母親がハッピーだと世の中平和になるし、めっちゃ幸せだと思うんです。
お母さんたちの自己肯定をあげたい。きゃんまりさんを筆頭にこの11人が集まって、そこに関われているのが幸せです。
孤育てから始まった長男の育児。周りのママにも届けていきたい
妃菜:21歳で学生結婚して出産したので、周りの友達にママはいなくてネットで情報を得てばかりでした。本当に孤独の孤って書いて孤育て。長男のときは結構そういう思いをしてきました。
次男が去年産まれて、改めて長男のときを振り返ってみて……しんどかったけどあの時間もすっごく愛しい時間だったし、もっと大切にしてあげたらよかったなって思ってます。
今は周りで、結婚して子供を持つ友達が増えてきました。みんな初めての子育てだから、かわいいけど絶対大変なこともある。
けど「その時間ってめっちゃ愛おしいんだよ」、「一人で抱えなくてもみんな同じような思いをしていて、同士がいっぱいいるんだよ」ということをマガジンを通して伝えたい。出産をした友達にも知ってもらえたらな、という思いで今回参加させてもらってます。
11名でmameZINE制作中。現在の活動の様子
妃菜:プロジェクトマネージャーのきゃんまりさん、編集ディレクターのやまひろさん、アートディレクターの私とライター5名、デザイナー3名の計11名で制作にあたっています。
各コンテンツはライターとデザイナーがチームになって、企画書も完成して今ワイヤーフレームもほぼ完成しているっていう状況です。
mameZINE公式Xが稼働して、マガジンに掲載するためのアンケート回収がおわり現在執筆中。いよいよ形にしていく段階です。
mameZINE創刊号は7月31日発行!
妃菜:創刊号のテーマは「Happy Ordinary Day! わたしときみの日常を祝おう」。
特別な日もなんでもない普通の日も、落ち込む日だってある。でも大丈夫。全部宝物になるよ。というテーマでお届けする予定です。
子育て中の悩み相談や、キャリアを築きながら出産をされた方へのインタビュー。ほろっと涙が出てしまうようなエッセイなど、6つのコンテンツで構成されています。
いろいろな気持ちを抱えながら、子供に向き合ってるママさんたちへ。これからママになろうと考えている、未来のママさんたちへ。
「今までの日常もこれからの毎日も素敵な時間だよ」ってお伝えできる内容が、創刊号には詰まっています。
たくさんの方に届けばうれしいです!
mameZINE Xアカウント:@mame_ZINE
問い合わせ先:mamezine.contact@gmail.com
インタビュー・執筆:いなり(@inari8520)
サムネイル:みふみ(@mifumi_515)