チームで挑んだmameZINE冬号。ライターたちが語る、制作の裏側
”ママ”と”わたし”のコミュニティマガジン mameZINE冬号は、いよいよ明後日12月1日(日)に公開です。
公開に先駆けて、mameZINEライターチームの5名で座談会を開催。冬号の注目ポイントはもちろん、制作の裏話もたっぷり語ってもらいました。
ライターチームのメンバーはこちら!
みんなで試行錯誤した創刊号。読者の反響が冬号への原動力に
ーー2024年4月に発足したmameZINE。7月の創刊号を経て、発足当時のメンバーみんなで冬号の制作を終えましたね。
正直、結構大変な作業だと思うのですが、どんな気持ちで冬号制作に参加することを決めましたか?
えりさ:まず、シンプルに楽しかったから冬号への参加も決めました。
あと、実際に紙のマガジンになったとき、親が泣いて喜んでくれたのも大きかった。ひいおばあちゃんなんて、額縁に入れて飾ってるもん(笑)。
いなり:私も「楽しかった」という気持ちが1番かな。もちろん初めてのマガジン制作で、企画から執筆までこなすのは大変だったけど。
でも、マガジンがWebで公開されて周りの人から反応があったとき、初めて感じる高揚感があったんですよね。それが次号に取り組む原動力になったのかなって思います。
えりさ: 周囲の反応といえば、mameZINEの記事がきっかけでつながったお仕事もありました。「限られた文字数のなかで、いかに読者に伝えるか?」というのが難しかったんだけど、そこをクリアするためにほかのライターさんのコラムを研究して試行錯誤したのが自己成長につながったんだと思う。
mameZINEを通して成長できるっていう実感も、モチベーションのひとつかな。
ーーゆうこちゃんのエッセイや、りこぴんちゃんのインタビュー記事も反響が大きかったですよね。
ゆうこ:私、実はもともとエッセイに苦手意識があったんです……でも読んでくれたみなさんの共感や感想が自信になった。「私、エッセイ書けるんだ!」って。それでストーリーの書き方も本格的に学んだので、学びを活かすという意味でも冬号に参加したいと思いました。
りこぴん:私も、身近な人たちに読んでもらえたのが嬉しかったです。みんなXで拡散してくれたりして、温かかった。
あと、自分の原稿がデザインと融合してマガジンになるっていう経験は感動したな。
ゆうこ:創刊号を作ってみて「ものづくり」が好きだと再認識しましたね。みんなで有形のマガジンを創り上げていく活動は、やっぱり楽しいです。
ーーさきちゃんは、たしかmameZINEが初めての執筆でしたよね。
さき:ライティングの学習課題以外では、初めての記事執筆でした。「ライティングを勉強したし、やってみたい!」と思ったのがきっかけだったんだよね。それで、実際に書いた記事が、編集・デザインを経てマガジンになったときは感動したな。
りこぴん:ライティングを学んだあと、企画から記事を作る経験ってなかなかできない。でもmameZINEでは、制作過程で得た新たな知見をまた次の号でアウトプットできるから、とても勉強になった。
さき:そんなmameZINEというチームでマガジン制作をして、「もっとこのメンバーで活動したい!」と思ったのも大きいです!
冬号もこだわりの企画が目白押し!メンバーの絆もより強く
ーー冬号の記事制作でこだわった点や、企画〜執筆過程のエピソードを教えてください。
りこぴん:クリスマスの企画は、アドベントカレンダー風のかわいいページデザインになりました!読者のみなさんの役に立つ内容にしたくて、クリスマスまでのToDoを時間軸で見られるように配置したところもこだわりかな。
企画段階からデザイナーのあきちちゃん(@snowakiii929)と楽しくアイデア出しをして、二人三脚で進めました。
この企画はデザインで魅せたかったから、時間の制約もあるなかで大幅に文字数を削らないといけなかったのが大変でした。でもデザイナーさんはもっと大変だったと思う!本当に感謝です。
いなり:私はインタビューと、習い事に関する企画を担当しました。インタビューでは、フリーライターのなりーさんにお話を伺ったんだけど、とっても愛情深くてパワフルで素敵な方だったなぁ。
実はインタビューでは1時間半もお話しできたんです。でも誌面に収めないといけないから、削るのがもったいなくて!どのエピソードも本当に興味深くて、1万字くらい書きたかった。
ーー泣く泣く削ったけど、それでもとても濃くて勇気づけられる記事になったよね。
いなり:習い事がテーマの記事では、そもそも企画の切り口に悩みました。具体的な習い事にフォーカスしすぎても子どもによって向き不向きがあるし……そこでデザイナーのkanaさん(@ka_na_study)と相談しながら「習い事に関する親の関わり方」をテーマに決めたんです。
企画を監修してくださったのは、マザーズコーチのYokoさん。ご本人もお子さんとの関係に悩んだご経験があるそうです。そんなYokoさんから経験やマザーズコーチの知見をふまえたアドバイスが聞けたので、ぜひ楽しみにしていただきたいなと思います。
ーー冬号でも、公式Xを活用して読者アンケートを実施できたよね。
さき:読者アンケートは、どれも素敵なエピソードでワクワクしますね。読者の声を取り上げる「mameZINE CAFE」では、みなさんのアンケートに感動したりクスッとしたりしていました。
私はまだ子どもが小さいので、「大きくなったらこんなことができるのかな」なんて、執筆しながら未来に思いを馳せるのも楽しかったです。
えりさ:初の試みとして、読者を巻き込んだ座談会も企画しました。冬号は「可能性」を大きなテーマにしていると聞いて、「自分+子どもを含めて、どうありたいか」を語る機会を作ったら面白い記事ができるんじゃないかと思ったんです。
構成はデザイナーのkanaさんと一緒に創り上げました。写真などを盛り込みながら、希望に溢れる感じや和気あいあいとした雰囲気が出るように工夫しています。
ーー創刊号以上に、読者のみなさんのリアルな声を反映できた気がしますよね。
えりさ:育児相談のコラムでは、読者のお悩みに直接回答しています。今回のお悩みはとくにしっかり答えたい内容だったので、ボリュームが増えてしまって(笑)。
デザイナーのみふみちゃん(@mifumi_515)にもご協力いただきつつ、「伝えたいことの核」を意識しながらまとめました。
ーー2号目ということで、メンバー間の連携が強まっているのも感じていました。
さき:新メンバーのMiYaさん(@38uxwou38)もお迎えして、占いコーナーも生まれました。MiYaさんがタロットで占って、私が執筆担当。MiYaさんの占いの世界観も大切にしつつ、2人で相談しながら「親子で一緒に楽しめる占い」を創り上げました!
ゆうこ:エッセイも、今回はメンバーの意見を取り入れつつ書き上げています。冬号は”可能性”をテーマにした「てのひらに無限大」というコピーを掲げているんですけど、聞いたときにアイデアが降ってきて!企画の担当割りをした翌日には企画書を出しました。
ーーたしかに早かった(笑)!
ゆうこ:だけど意外と難産で。うまくイメージをストーリーに落とし込めていないところは、チームで意見をもらいつつ完成まで進めました。
エッセイの挿絵も、私のイメージをデザイナーのkanaさんが実現してくれました。実はイラストを組み合わせて、理想通りのものを作ってくれたんですよ!
ママなあなたにも、ママじゃないあなたにも、届けたい
ーーまもなく冬号公開!どんな人に届けたいですか?
えりさ:私は「1人目の子育てで不安を抱えていた昔の私」に読んでほしいと思っていて……当時の私が欲しかった言葉を書いているんですよね。だから、子どものことになると判断に迷ってしまう、そんなママさんに届いてほしいな。
あと、自分だけではリーチできないところにも、メンバーと一緒なら届く。私がいま想定している読者だけでなく、これからもっと多くの人に届けられるんじゃないかなと思っています。
さき:日々がんばっているママさんたちに届けたいのはもちろん、ママじゃない人にも開いてもらえるようなマガジンにしたいね。
ゆうこ:mameZINEの記事を、家族や親戚へのプレゼントの参考にしてくれた友人がいました。ママじゃなくても「あ、こんなマガジンあったな」って思い出してもらえるようになったらいいなと思います。
ーーもうデザインまでほぼ完成していますね。今の気持ちはどうですか?
さき:デザイナーさんたちに綺麗に整えてもらって、今とてもワクワクした気持ち。早くみんなに届けたいです。
いなり:私もさきちゃんと同じく、早くお届けしたい!冬号も、いまできる全力を尽くしたから。創刊号からパワーアップした内容に自信があります。
子育てって、やっぱり思い通りにはいかない。でもそんなママたちの心を軽くするコンテンツがたくさんあるので、ぜひ読んでほしいと思います。
ゆうこ:私もワクワクしています!創刊号と比べて視認性も上がっていて、やっぱりパワーアップしているなと思いました。
今回のエッセイでは、挑戦するときに「これでいいのかな?」って思う気持ちや「ロールモデルへの憧れ・嫉妬」っていう気持ちも表現しています。でもこれって誰にでもあることだって伝えたい。こんな気持ちもバネにできるんだっていう希望を、いま現状にモヤモヤしている人に届けたいです。
りこぴん:私はマガジンの完成にワクワクすると同時に、無事にここまでやり遂げたことにホッとした気持ちもありました。個人的に忙しい時期と重なっていたから。
mameZINEのメンバーはみんな未就学児を子育て中で、ママたちのリアルな声がわかるっていうのが魅力だと思っていて。だから当事者のママたちはもちろん、そのママを応援したいと思っている人たちにも読んでもらえたらいいなぁ。
パワーアップしたmameZINE 冬号は12月1日公開!
2024年7月の創刊号発行を乗り越えて、絆を深めてきたチームmameZINE。コンテンツを企画から支えるライターチームのメンバーから、仲間への感謝・信頼の言葉が多く語られたのが印象的でした。
「自分だけではリーチできないところにも、メンバーと一緒なら届く。」
仲間と共にコンテンツを磨きながら、読者を巻き込んで、ゆくゆくは社会を巻き込んで。”ママ”と”わたし”そして家族の幸せな循環をつくる、そんな存在になれますように。
メンバー12名の想いがこもった「mameZINE 冬号」は、まもなく公開です。
mameZINE Xアカウント:@mame_ZINE
問い合わせ先:mamezine.contact@gmail.com
インタビュー・執筆:やまだひろか(@ymdhiroka)
サムネイル:みふみ(@mifumi_515)