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チームで挑んだmameZINE冬号。「子どももわたしも可能性は無限大」ディレクターが語る制作の裏側

7月31日のmameZINE(マミージーン)創刊号から早4か月。2号目となる冬号が12月1日に公開されました!

7月の創刊号公開時には「クオリティの高さに驚いた」「読み応えがあった」と、同じような境遇で子育てとキャリアに向き合うママたちからたくさんの共感のお声や嬉しいお言葉が。

そんな創刊号から今回の冬号の制作に至るまでの経緯やそれぞれが感じた想い、また今回の冬号で伝えたいことをディレクターの2人に伺いました。

創刊号で深まった絆。続けたいという想いでできあがった冬号

ーーー2号目となる冬号はどんな経緯でスタートしましたか?

やまひろ:創刊号を出した時点では今後のことは何も決まっていなかったんですよね。実際に創刊号が出たあと、今後mameZINEをどうしていくかの話し合いから始まりました。

妃菜:創刊号を出したあと、メンバーは誰も「次を出さない」という考えは持っていなかったんです。今後もmameZINEを続けるという想いは一致していました。

ーーー創刊号だけで終わってたのかもしれない、というのは正直意外でした。メンバーの皆さんの強い絆みたいなものを感じますね。

妃菜:冬号の準備を進めるなかで、mameZINEのみんなと直接会いたいと思い、念願だったオフ会も開催しました。そのときにプロデューサーであるきゃんまりさんが、創刊号の紙版を持ってきたんです!

やまひろ:mameZINEはwebマガジンだけど、実際に現物を見て、みんなで手にとって感動して。あとはただただ美味しいものを食べて、普通におしゃべりをする楽しい女子会でしたね。

妃菜:それでも実際にできあがった創刊号を見て、ちょっと文字数が多いなという感想もみんな共通して持ちました。マガジンなので読者に読んでもらわないといけない。文字数が多くても読んでくれる人は読んでくれるけど、もう少しデザインでも見せて届けたいなと思いました。

やまひろ:ライター側も、文字数が多いとどうなるかというのを考えるきっかけになりました。伝えたい想いも強いけれど、今回はあらかじめ決めた文字数のなかで書いてもらっています。

創刊号は、ディレクターを務める私たちも含めて、それぞれみんなが手探り状態で進めていました。ライターさんとデザイナーさんが2人1組のチームで創っているのですが、その関係性も前回よりさらに強まって、どんどんやりやすくなってるように感じますね。

制作過程にも変化がありました。創刊号ではライターさんが書いた記事にデザインをつけてもらうやり方だったけれど、今回は企画段階からデザイナーさんに参加してもらいました。早い時点でテーマを共有したので、スムーズだったと思います。

妃菜:創刊号のあとにみんなで振り返り会をしてアンケートもとったんです。メンバー同士、意見を言い合う場があったことで、さらにやりやすくなったとも感じます。

『子どもとわたしの可能性』冬号のテーマにかけた想い

▲冬号の表紙と目次

ーーー冬号のテーマはどのように決まったのでしょうか?

やまひろ:冬号のテーマは『子どもとわたしの可能性』。子どもの可能性は無限大。同じように、わたしの可能性も無限大だよねという想いからテーマを決めました。

子どもの未来はすごく広がっているのに、子どもを育てているママ自身はどうしても自分を制限してしまう場面があって……子どももママも自分の無限の可能性を信じていきたいよねという想いを込めています。

妃菜:テーマから着想を得て、今回は読者から参加者を募って「親子の夢」をテーマに座談会を開催しています。親子で叶えたい夢をそれぞれ語ってもらいました。

やまひろ:自分の好きなことを子どもも好きになり、親子で一緒にワクワクできるのはすごく素敵だなと思いました。

妃菜:コンテンツは全部で7つあります。季節に合わせたクリスマスの企画や、言語聴覚士やマザーズコーチなど専門家の話もありますよ。

ーーーテーマからコピーはどのようにして決まるのでしょうか?

「てのひらに無限大」

きみと歩けば、みずたまりは海
街路樹のジャングルをぬけて
ブランコに乗ったら空に飛びたとう

夕陽のむこうに明日が見えたら
無限大のわくわくが、きみとわたしを待ってるよ

明日はどこに行こうかな
ひろげよう冒険の地図
きみとわたしのてのひらに

やまひろ:mameZINEは、メッセージ性を大切にしているマガジンです。メンバーの皆さんから集めた企画アイデアからヒントをもらって、テーマを決めています。メンバーの皆さんがいるからこそ、今回の「てのひらに無限大」というコピーができました。

毎日遊ぶ息子の姿を見ていたら、ボディコピーもできました。子どもの手にかかればどんなものでも、勇者の剣にも魔法の石にもなる。公園に行ったら水溜りで海水浴するし、植え込みで密林探検もしちゃうんです。大人から見ればありふれた景色が、子どもには見え方が違う。そこに無限の可能性があるなって感じました。

妃菜:やまひろさんが考えてくれたこのボディコピーがあるおかげで、物語がイメージできるようになります。どんどんイメージを膨らませて、そのイメージをデザイナーさんに伝えてデザインをお願いしています。

最初は「無限に広がる」という言葉から宇宙など銀河系のイメージもありました。それでも話していくうちに、探検や冒険という言葉が出てきて今回のデザインになっています。

mameZINEで自分の可能性にも気がつくことができた

ーーーディレクター業務をしてみて変化はありましたか?

やまひろ:創刊号も冬号もテーマ設定を担当させてもらい、コピーを考えるのが好きなのかもなと気づきました。本業ではジャンルも全然違うライター業をしていることもあり、柔らかい文章に対してどちらかというと苦手意識を持っていたんです。子育てや日常のことなので、やりやすいテーマなのかもしれませんね。

妃菜:私もmameZINEで初めてディレクター業に挑戦しています。デザインの勉強をしてデザイン職への転職を考えていましたが、営業職に転職しました。だからデザイン自体を仕事にしたことはないんですよね。

それでも実際にアートディレクターとして関わっていくうちに、0から1を創るよりも、できあがった1をさらに上に伸ばすほうが得意だなと気がつきました。この気づきが得られたのはmameZINEのおかげです。

冬号も、創刊号よりよくしたい想いでみんなで考えて創りました。毎回試行錯誤しながら、パワーアップしたコンテンツを届けられるよう日々勉強中です。

やまひろ:ディレクター2人ともmameZINEでディレクター業に初挑戦しています。コンテンツのテーマもそうですが、本当にメンバーのみんながいるからこそできたマガジンです。

ーーーmameZINEをどんな方に読んでもらいたいですか?

やまひろ:mameZINEは「ママとわたしのコミュニティマガジン」を全体のテーマとしています。ママであるわたしも、ありのままのわたしも大切にしていこう。だから子育ても自分の夢も諦めず、前向きに生きる女性に届けたいです。

そんな方たちの心のよりどころになるマガジンに、さらにはマガジンを超えたコミュニティになれば嬉しいですね。Webマガジンの枠を超えて、ほかのSNS媒体など活動の幅を広げていけたらいいなと考えています。

妃菜:私はママじゃない人にも届けたいんです!実際にプライベートの知り合いにも創刊号の現物を渡していますし、個人のInstagramでも発信しています。私はいま20代なんですけど、友達と話をしていても、同世代の女性たちは、結婚や出産について悩んでいる人が多いと感じているんです。結婚や出産をしたら、この先自分の夢を諦めなければいけないと思っている方もいるかもしれない。

mameZINEでは、実際に自分の夢も諦めずに叶えているママたちを紹介しています。だから、目標にできる人たちがたくさんいることを知ってほしいですね。ママになることを不安に感じている方たちも、実際につながりを持てるコミュニティになっていけばと思っています。

あとがき

mameZINEでディレクターを務める2人の共通点は「ママ」であること。そして子育てをしながら自分の人生も諦めていないこと。

そんな2人がリアルに感じている悩みや今までの経験、そして前向きな気持ち。それらを丁寧に言葉とデザインにして創り上げられたmameZINEへの愛情を感じました。

▼mameZINE冬号は公開中です!



mameZINE Xアカウント:@mame_ZINE

問い合わせ先:mamezine.contact@gmail.com

インタビュー・執筆:ellie(@ellie_shelikes)

サムネイル:みふみ(@mifumi_515)


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