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【そういえば“ストップ高”って何?】

【珈琲のオトモのマメ知識 vol.602】

↓ 一応、こちらが順番の前回の内容です


夕方ごろのニュースとか見ます?
今や、スマホから勝手に情報時代

わざわざ、TVで確認しないかもです
そこで耳することがあろう事柄

“ストップ高”又は“ストップ安”
何のことがわかりますか?

株式関連のことですよ
前回にストップ高が登場したのですが、

実は、過去を確認してみたのですが、
その内容については、触れてませんでした

…おそらく、たぶん、そう
検索しても、当たらなかったので…

ということで、
今回は、それらを確認してみようかと


§『制限値幅制度』

参照:https://money-bu-jpx.com/news/article041572/

そもそも、こうゆう制度だそうです
値幅を制限する制度で、そのままですね

『株価の上昇下落を一定限度内に抑える制度』

上がっても、下がっても、
いずれにも制限があるようですね

これには、当然ですが目的がありまして
・投資家保護
・暴騰、暴落防止
これら、市場混乱を防ぐ意味です

そして、この基準については、
各証券取引所で、それぞれで決めているそうです

では、実際にNISAで話題の『楽天証券』
こちらの基準を確認してみましょう
参照:https://www.rakuten-sec.co.jp/smartphone/domestic/stock/rule/agreed/stopdaka.html

     価格        制限
      ~100円未満:30円
 100円以上  200円未満:50円
 200円以上  500円未満:80円
 500円以上  700円未満:100円
 700円以上 1,000円未満:150円
1,000円以上 1,500円未満:300円
1,500円以上 2,000円未満:400円
2,000円以上 3,000円未満:500円
3,000円以上 5,000円未満:700円
5,000円以上 7,000円未満:1,000円

こんな感じの基準だそうです
これ、どういう意味かというと、

例えば、株価単価が1,000円の銘柄
こちらが、ドカンと値上がりしたとして、

突如として、1,500円になりました!
ってことは、ないよ!ってことです

その上限が、1,300円ってことです
これ、制限がなかったとたら、

急騰して続ける銘柄だ!
と、買いが殺到し、さらに急騰!

さらに、買いが殺到!さらに急騰!
これ、どこかで見たことありますね?

バブル期も日本の不動産ですね…
つまり、こんなことしていたら、

いつかはシステムそのものが、
崩壊する…ってことになりかねない

故に、経済のみんなのために、
ルールを決めましょうね!ってのが、

『制限値幅制度』
ってことなんでしょうね


§『ストップ高に注目してみる』

参照:https://official.gfs.tokyo/blog/limit-up-stock-trading

そもそも、なぜ、こんなことが起こるのか?
一応、要因は様々ありますが、

こんなことが要因になるよ
ってものを確認しておくと…

・業績の上方修正
・赤字からの黒字転換
・TOB(株式公開買付)
・業務提携
・自社株買い
・配当の増額

ざっくりとは、こんな感じ
いずれにも共通することは、

『これからイイ事起きそうだ!』
って期待感ってところですかね?

では、今度は実地です!


§『ストップ高銘柄を買いたい!』

急騰しているわけですから、
まだ、値上がりの余地はありそうですよね?

となれば、買いたい!
ってのが心情ってやつです

ですが、そもそも“ストップ”しております
これ、何が止まっているのか?

値上がりだけでなく、
“取引”こちらもストップです

ただ、注文はできたりします
でも、すぐに約定はしません

それがストップってことです
一応、ストップ高の状況としては、

売り注文 ⇒ ぼちぼち
買い注文 ⇒ 爆増!!

って状態なわけです
スーパーの特売みたいな感じですかね?

『今日はキャベツ1玉10円だよ!』
と、広告を打ったら、

キャベツ100玉に対して、
お客さんが、200人殺到!

これでは、どうやっても、
1人に1玉のキャベツを…

とはいきませんよね?
なので、一旦、止まってます

とりあえず、この状況を打開するには、
2つにひとつしかないです

・買いの注文を減る
・売りの注文が増える

これらにより、バランスが取れたら、
取引が再開されるわけです

ですが、そんなことそうないです
だって、それぞれがそれぞれの目論見

それに向かって動いているわけですから、
その結果が、ストップ高なんですもんね

なので、そのまま市場が終わったりします
では、その場合どうするのか?

『ストップ配分』ということをするそう
何?それ?ってところですが、

『注文数に応じて、売られた株を配分する』

こういった措置です
スーパーならば、

1玉を半玉にして、ひとつ5円で200人に販売

って感じですかね?
これで皆に平等に行き渡りましたね

これ、逆に売りたい!
となれば、速攻です!

引く手あまたなわけですから、
ただし!価格の制限額までの値段でです

まぁ、利確でいいかぁ~
なら、成り行きで売却ですね


§『え?注意もいるの?』

当然、投資ですからして、
リスクもあります

急騰しているからイイモノ!
とは、決まってません

・ストップ解除後に、株価下落
・翌営業日の始値が、ストップ高以下

全然、あり得ますので…
つまり、結果として、

ただ、高い買い物をした…
ってこともあるわけです

隣町のスーパーが、キャベツ1玉5円で販売!?

なんてこともあるよ
ってイメージですね

市場も日常も似たような側面がありまして、
町のラーメン屋に行列があると、

さらに行列を生み出すわ
メディアまで引き寄せるわ

有象無象が生まれだします
ストップ高にも、同じような性質がある

なので、ストップ高で購入したものの
いざ、冷静になってみると…

『あれ?これ、そんな中身ないな…』
ってこともあるってことです

すると、多くの方は、
『これ、い~らないっ』ってしたりもする

これが市場だったなら、
売りが多くなると、株価は下落しますよね?

まぁ、こんなイメージですかね?
いいようで悪いようでもあるのがコレです!


§『まとめ』

難しい用語や細かな部分
これらは省いて確認しましたが、

何となくでも掴めましたかね?
日本人の多くは、ストップ高どころか、

そもそも、証券口座すら持たない
ってのも多いですから、

イメージしずらいかもしれません
ですが、こんなこともあるだぁ~

くらいのイメージはできるように、
社会人として、備えておきたいものです

知らずにやらない
知っててやらない

両者には、歴然の差異があります
知らなかったとしたら、

いざ、有利になったとしても、
ただ、流れていきますが、

知っているならば、
すぐに動けますよね?

これからは、こういったこと
投資に限らず、多くあり得ると思います

情報は適切に取捨選択
できる大人になりたいですね!


↓ 一応、こちらが順番の次回の内容です


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