#バックナンバー【“シリーズ投資”第19株-含み損はナンピンで-】
【珈琲のオトモのマメ知識 vol.517】
↓ 前回の内容です
シリーズの前回から、
含み損にフォーカスしてますね
今回は、その対処の中でも、
“ナンピン”についてです
何、それ?ですよね
そもそもから確認しましょう
§『ナンピンって?』
漢字だと“難平”
これで“ナンピン”
そう、中国語読みなんです
語源は、江戸時代まで遡ります
米を取り扱う商人等の間で、
当時のスラングとして使用されてたそう
意味としては、
『“難”を“平”均化する』
困難なことがあるならば、
それを期間的に平らにして、
出来る限り、ダメージ軽減
こんなイメージですかね
株式投資を例にして、
具体的に確認しましょう
例)
A株式が条件を満たしていたので、
売買をしようと思います
株価は、500円でした
早速、1,000株購入
ですが…なんと、400円の下落
じゃ、追加で1,000株購入
さらに…300円まで下落
じゃ、さらに1,000株購入
これが“ナンピン”です!
これの何がメリット?ですよね
まぁ、単純に確認しただけなら、
だた、買ってるだけじゃん?ですからね
目的としては、
『分割購入』ってところなんです
仮に、500円の時点で3,000株
こちらの場合の購入単価は、500円
そりゃそうじゃ、ですが、
では、例示の購入方法だったなら?
500円×1,000株
400円×1,000株
300円×1,000株
=120万円
120万円/3,000株=400円
はい、購入単価が安くなりましたね
ってことは?
仮に、500円に株価が戻ったなら?
一括購入の場合
⇒ 手数料分だけ損
ナンピンの場合
⇒ 500円-400円=100円の利益!
ってことなんですよね
ドルコスト平均法みたいな方法論です
§『じゃ、ずっとこれでいいじゃん!』
なんと、素晴らしい方法でしょうか
メリットとしては、
・購入単価を下げられる
・損失の抑制効果
・利益の増大効果
メリットがあるということは、
当然、デメリットもあります…
・損失の増大の可能性
・証拠金維持率低下によるロスカット
・心理負荷増大
これらの大きさはどうでしょうか?
実は、素人から玄人までなら、
デメリットの方が遥かに大きいです…
先程、株価が戻ったらとしましたが、
戻るなんて保証はありません
むしろ、下がり続ける方が多いかもです
何より、初心者では、資金力はないはず
ってことは、取引に必要な“証拠金”
これを積めません
証拠金というのは、
そのままの意味ですが、
取引をするためには、
伴った金額を積む必要があります
これ、なぜ必要なのか?
この含み損の場合です
損は確定してないから、
永遠持ち続けられたら、
取引所の収益も経済マーケットも、
いずれも停滞しがちになる
これでは、よろしくないので、
この含み損が一定の比率になったら、
強制的に損失が確定する
これを“強制ロスカット”と言います
これが一番、投資において恐怖かもです…
§『じゃ、どうしよう…』
デメリットの後者2つ
これについては、
ある程度の資金力があったなら、
そこまでデメリットにならない
故に、トレーダーはナンピン
これをよく行います
これも登竜門ですが、
多くのトレーダーさんは、
このナンピンで、
素人の時に痛い目を見てます…
それが人を、精神を、
成長させるのかもしれませんね
つまり、やらない!
イッパシになったらやる!
これでいきましょう!
↓ 次回の内容です
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