石のウタ
素敵な夜に
乾いた舌の奥に届く滑らかに。肩が柔らかくなって夜さえおよげる。吐いた息を優しく握って、舌を動かした音さえ優しく重く。
畳の目のやうな規則的で柔らかい隆起。歯の奥でじんわり鳴るのよ、爪の先の曲先を齧って。かじって。かじって。
遠目から見る見えるの鼓動してる。している。
距離なんてない。地点。あたたかい液体金属を浴びながら。浮上して凍りつくように炙られて。まつ毛が性感帯。親指の脇の外で撫でられて。
素敵な夜に
乾いた舌の奥に届く滑らかに。肩が柔らかくなって夜さえおよげる。吐いた息を優しく握って、舌を動かした音さえ優しく重く。
畳の目のやうな規則的で柔らかい隆起。歯の奥でじんわり鳴るのよ、爪の先の曲先を齧って。かじって。かじって。
遠目から見る見えるの鼓動してる。している。
距離なんてない。地点。あたたかい液体金属を浴びながら。浮上して凍りつくように炙られて。まつ毛が性感帯。親指の脇の外で撫でられて。