当事者の心を置き去りにしている
乳がん検診の啓発ポスターが『炎上』として話題になっているのを見ました。
福引のガラガラの当たりが出たイラスト。
学校教育の中で、がん教育が取り入れられ、正確な理解をと進めている中、くじの表現はあり得ないと思います。
普及啓発の難しさを感じる場面が繰り返されます。
エッジを効かせた表現、言葉なら気を惹くのではという考え方は、体験者の気持ちを置き去りにしており、本当の啓発とは言えないと考えます。
以前、『がんは国民2人にひとり』を示すために、ジャンケンで表現する場面に接したことがあり、胸がえぐられたことが蘇りました。
私は、以前、ACP普及啓発ポスターに意見を出したことで、『炎上』と表され、渦中に入ったことがあり、それ以降、普及啓発はなんなのかは、私の活動の中でも大切な柱です。
ひとつの表現に寄せようとすると、真の理解からずれていくのではないかと思います。
このデザインが普及啓発に相応しいと話し合った時、誰も、この表現に疑問を呈しなかったのか。
それとも、その声が多数に消されてしまったのか。
毎回、『炎上』で終わらせず、改善のために何が必要なのかを考える必要があると思っています。
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全国胃がんキャラバン、多くの人にがん情報を届けるグリーンルーペアクションに挑戦しています。藁をもすがるからこそ、根拠のある情報が必要なのだと思い、頑張っています。