5分後、何が起こるかわからない
胃がんキャラバンで富山にいました。
台風19号の影響で12日は足止め。
13日朝に観たニュース
北陸新幹線の水没。
私は自宅にいる義母を心配していました。
そちらは、おかげさまで何ごともなかった様子。
台風から離れていた私にピンチ!
ただ、こういうことに驚かなくなっている自分がいます。
父は、朝、電話で普通に話していたのに、夜には亡くなっていたという突然死。
母は火事。
きっと5分前に、当人たちも、自分の身に起こることを知らなかったと思うのです。
友人には、阪神大震災で、生き埋めになった人がいます。
実家のある神戸に息子と里帰り中、阪神大震災が起き、隣の部屋に寝ていたご両親は即死。
友人は、何とか呼吸ができる隙間があり、後ほど息子さんとともに助け出されました。
数メートルが分けた明暗。
こんな経験を重ねると
とにかく「後まわし」はやめようと思うようになりました。
思うことは行動する。
伝えたいことは伝える。
次があるかはわからない。
それが優先になりました。
被害を受けた方々の傷心を思うと胸が痛みます。
誰だって、自分の身に起きて欲しいことじゃない。
乗り越えられないショックはある。
そんな時も、明日が来る。
とにかく金沢へ。
私に出来ることは、とにかく帰る方法を探すこと。
大混乱の金沢駅で、何とかサンダーバードの切符を買いました。
病気のみならず、こんな時も、知っていたかどうかが
選択につながる力なんですね。
はからずも、片道5時間かけて金沢に通っていた経験が、私をパニックにしなかったんだと思います。
哀しい経験が力になった。
なんとも言えないけれど、
嘆いていても何も変わらないなら
進むしかないんだもん。
全国胃がんキャラバン、多くの人にがん情報を届けるグリーンルーペアクションに挑戦しています。藁をもすがるからこそ、根拠のある情報が必要なのだと思い、頑張っています。