7年経った
7年前の12月3日の夜、我が家の電話が鳴りました。
胃がん検診の読影会会場からの電話で
至急、病院に来るようにという内容。
翌日、夫はスキルス胃がんを告げられました。
よりによって長男の誕生日。
だから、長男の誕生日が来るたびに、あの日々を思い出します。
毎年、気持ちが揺さぶられ、寝込むこともありましたが、今年は違う…
コロナ禍、在宅時間が長くなり、春には家族の不在に向き合わざるを得なくなりました。
蓋をしていた気持ちが吹き出して、膿が出たみたいになったのかな。
最近、やたら振り返る。
写真も見ることが出来ます。
すると、気づくことがあるのです。
抗がん剤治療を始め、がんそのものの症状と副作用ともに辛かった中、長男とロングドライブに行きました。
運転を教えたかったんでしょうね。
長女の卒業式も、山の上にある学校に、時間をかけて行きました。
結婚することがあっても自分はそこにはいない。
晴れ姿をどんな気持ちで見ていたのかなとか。
私はぐるんぐるんになりながら7年過ごしてきた。
周りが見えないから突っ走ることが出来たんだとわかってきました。
12月は飲まなきゃやってられないかもと、せっせとガソリンを集めていますが、またノンアルの日が続いている。
私、本当はお酒が好きじゃないのかもしれない…
(んなわけないだろ!🐕🐶)
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全国胃がんキャラバン、多くの人にがん情報を届けるグリーンルーペアクションに挑戦しています。藁をもすがるからこそ、根拠のある情報が必要なのだと思い、頑張っています。