地下アイドルのライブに潜入したらノスタルジーに陥った件

地下アイドルもとい地雷アイドルのTHE BANANA MONKEYSのライブに運営の社長さんのご招待で行ってきました

場所は恵比寿のリキッドルーム
ドリンク代を支払うと、ファンの男性から、懐かしの赤白帽とサイリウム、そしてそれらの説明書きを渡されます

赤白帽のツバにメッセージを書き、最後にみんなで投げるらしい

社長さんへご挨拶をと思いましたがいらっしゃらなかったので断念

ラウンジには推定でいかにもオタクが8割、関係者1割、イケメン0.5割、女性0.5割って感じです

開始直前だったのでジーマを飲み干し、最前列の少し後ろで待機
オタ芸やらなきゃいけない雰囲気なら速攻で撤退しようと思いましたが、大丈夫そうで安心

ステージが明るくなりバナモンの4人が登場、江頭2:50並みのハイテンションオタク達
曲が始まった瞬間、オタク達はウーハウーハと奇声をあげ、お祈りダンスを始める

おそらく、自己暗示でバイキルト、ピオリム、スクルトの呪文をかけ戦闘力をあげているのだ

オタク達の機敏な動きに目を奪われていると、私の視界に一人のジャンヌダルクが颯爽と入って来る

彼女は2人の家来を従え、馬代わりに騎馬を組み、オタ芸が繰り広げられている戦場を突っ切りステージへ一直線!
そして最前列で柵越しに体をクネクネさせ求愛ポーズ(アンガ田中よりのクネクネより100倍のキレはあった)
求愛アピールを終えた彼女は満足気に戦場から安全地帯へと去っていく

彼女の求愛行動に触発されてたオタク達は次々と最前列で騎馬を組み、思い思いに求愛ポーズの嵐
もはやステージは愛で埋め尽くされていた

私の興味はバナモンからオタク達へ移り始めた

彼らの喜びに包まれた恍惚な表情を見ると嫉妬すら覚える
嫉妬と同時にある種のノスタルジーを感じた
その理由を探るため思考を過去に移すと遡ること10年以上前の高校時代だ

私の高校は今では共学だが、在学中は男子校だった
その高校の一大イベントで春の大運動会があるのだが、若い漢のガチンコバトルを見に女子高生が集まるのだ

思春期の我々は数少ない出会いを求め、観覧の女子高生に向かい必死のアピールを行う
汗を流し、勝利へ向かい一生懸命な姿は最早、世間が熱狂する高校球児達となにも変わらない
目指す場所が甲子園なのか、ラブホテルなのかの微々たる違いだ
この一大イベントを通過することで我々は仲間の結束を確かめ合った

きっとライブに来る彼らも同じなのだろう
同じ目的を持った仲間と踊り、肩を組み、時には抱き合う
こんな幸せはないのだろう

そんな事を思いながら1時間半のライブを楽しませてもらいました

ライブ自体は可愛い彼女達から癒しをもらい、ゲストの田代まさしから元気をもらいました
ご招待頂きありがとうございました
私はバナモンを応援します!
https://twitter.com/info_banamon

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