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アラスカで知る、地球温暖化の現実

 ここ数年、「異常気象」と報道で表現される様々な現象が各地で起きていますね。ここ数日の豪雨もそう、昨年の大型台風も、その前の水害も…。もはや日本国内のどこかで毎年風水害が発生していて、「異常が通例…」になりかけている気配さえ感じます。

 これらの原因は「地球温暖化」にある、というのも定説ですが、風水害をもたらす気象現象が、どこかダイレクトに温暖化と繋がりにくい感覚もあるのではないでしょうか。僕もその一人でした。

 2008年、僕はアラスカへ旅に出かけることがありました。「氷河(氷でできた川)」の上でキャンプをするものでした。ニュースでは「温暖化で氷河か後退している」とは聞いていたものの、目の前に広がる氷河はそんなことを微塵も感じさせないほどの広大なものでした。聞くところによると氷河の深さも1,000m近いところもあるそうで、やっぱりここでもピンとこないところもあったように覚えています。

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 去年(2019年)再度アラスカを旅することになりました。その時に立ち寄ったSewardという街の国立公園局レンジャーステーションでは、氷河に関する展示がありました。そこには、温暖化の影響が確かにあったのです。

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 それは約20-100年前と現在の同じ場所の氷河を示している写真でした。見比べていただければ一目瞭然。ここまで後退してるんだ。。。と正直愕然としたのです。
 

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上段は約100年前、下段は、今の氷河の様子。まさに「後退」

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 産業革命が起き工業近代化が進んで約200年。今こうして発信をしているデバイスもその恩恵を受けているわけですが、こうして現実を目の当たりのすると代償はあまりにも大きく、そこに加担している1人としてはなんとも虚しい気持ちにもなります。
 かといって「江戸時代の暮らしに戻そう!」と言われると、こんだけ便利な生活している身には戻れない。。

 しかし地球は確かに急速に温暖化の道を進んでいる、写真と氷河を見てこれは言えると思います。
 今は自分にできる「エコ」と呼ばれることを少しづつ実践していきたいなと思い、電気を節約してみたり、移動を歩きやチャリにしてみたり、環境にいい洗剤を使ってみたり、冷暖房は極力使わないようにしてみたり…。個人でできることはみみっちいですが、70億人がみみっちいことをやれば、それなりの効果は出せると信じて、やりつつもこうして呼びかけてみようと思ったわけです。

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  SDG'sの実現であり、Leave No Traceの実践でもあり…。
 ”Think globally, Act locally"ってわけですね。

 願わくば、子どもや孫の世代に「あの世代に生きてた人間がマジでクソなことばかりしてくれて迷惑でしかないわ!!」と言われないようにしたいな…と思って。

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