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Apple、M4/M4 Proチップを搭載し全く新しい筐体を纏ったMac miniを発表。 / サンデーAFJ号外 2024年10月30日号
皆さんこんにちは。Harvectorの虎豆しば2号です。
昨日M4チップを搭載したiMacが発表されましたが、本日10月30日の0時頃にM4/M4 Proチップを搭載し、全く新しい筐体のMac miniが発表されました。
今回はこちらについてまとめていこうと思います。
全く新しい筐体
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まず一番の衝撃は筐体が変わった点でしょう。
iMac、MacBook Pro、MacBook AirとIntel時代からあったモデルはそれぞれApple Siliconに移行してからの1〜2世代目で筐体が変更されましたが、Mac miniとMac Proだけは変わっていませんでした。
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そんな状況だった中で今回Mac miniもついに新しい筐体になりました。Late 2010から約14年続いていたこれまでの筐体は19.7cm×19.7cm=388.09㎠という大きさでしたが、今回は12.7cm×12.7cm=161.29㎠と占有面積が大幅に小さくなっています。
筆者もLate 2014やM1チップ搭載モデルのMac miniを使用してきたので解るのですが、これまでのMac miniってminiとは言いつつも割とそこそこの存在感があって、デスク上でどのように置くかということが結構悩ましいポイントだったのですが、今回小さくなったことでその悩みは薄れるのではないかと思います。
ただ詳しいことは後述しますが、今回前面にUSB Type-C端子とヘッドフォン端子があるため、これまでのMac miniでやっている方も居たであろうモニターのVESA部分を活用した背面にマウントするラックは使えなくなってしまいました。
モニター裏にマウントできると実質iMacみたいな形で省スペースで済んで良かったのですが、ここは少し残念に感じる方はいらっしゃるかもしれません。
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そして占有面積が小さくなった分重量も軽くなりました。前モデルと比較するとM2チップ搭載モデルが1.18kgだったのに対して、M4チップ搭載モデルは0.67kgと501g軽くなっています。M2 Proチップ搭載モデルは1.28kgだったのに対して、M4 Proチップ搭載モデルは0.73kgとこちらも大幅に軽くなっています。
出張は多いものの宿泊先でしかコンピュータを使わない、という方はMac miniを「持ち歩く」と聞きます。そのMac miniをホテルのテレビに繋いで使うみたいなのですが、そういう方からするとこの軽量化はかなり嬉しいですね。
ただ筐体の変化によって唯一劣っているのは厚み。M2/M2 Proチップ搭載モデルまでの筐体は3.58cmだったのに対し、M4/M4 Proチップ搭載モデルでは5cmと分厚くなっています。
ただ厚みが増したとしてもM2/M2 Proチップ搭載モデルは1389㎤(小数点切り捨て)に対し、M4/M4 Proチップは806㎤とかなりコンパクトになっているので、この進化はデスクをスッキリさせたいユーザーとしては嬉しい限りでしょう。
M4/M4 Proチップ
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チップがこれまで販売されていたのはM2/M2 Proチップでしたが、今回M4/M4 Proチップとなりました。
M4チップについては昨日記事にしたiMacと同様なので省略しますが、今回M4 Proチップが新たに発表されました。
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M4 Proでは最大14コアのCPUと20コアのGPU、そしてユニファイドメモリは最大64GBまで選択出来るようになっています。前モデルのM2 Proから比較するとCPUは2コア、GPUは1コア増え、ユニファイドメモリは最大32GBだったのでスペックシート上では少し良くなったかなという感じ。
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ただ実使用におけるパフォーマンスだとMicrosoft Excel上ではM2 Proより1.3倍、Affinity Photoでは2.6倍、Logic Proでは3.8倍高速になっているようで、使用するアプリケーションによってはスペックシート以上の性能差が出てくるかもしれません。
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ここまでパワフル、かつ筐体もコンパクトになっているにも関わらず今回なんと電源を内蔵しています。ここが結構すごいポイントで、筐体が小さいと電源を内蔵せずに電源アダプタで対処するのではないかと危惧していたのですが(iMac 24inchがそのようになっている)、今回きちんと電源を内蔵してくれたのはとてもいいポイントだなと思いました。
WindowsにもMac miniのようにいわゆる「ミニPC」と呼ばれる小さなデスクトップPCはありますが、これらは電源を内蔵していないことも多いらしいのでそれらと比較してもアドバンテージとなりますし、Mac miniで比較してもLate 2009以前のモデルは電源を内蔵していなかったため、それよりもコンパクトになっているにも関わらず電源を内蔵している点から改めてApple Siliconの偉大さを感じます。
Thunderbolt 5ポートをMacで初採用
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M4 Proチップ搭載モデルのみですが、今回Thunderbolt 5ポートがMacで初めて採用されました。
背面に3ポートあり、これまで搭載されていたThunderbolt 4ポートよりもさらに高速なデータ転送を行うことが可能になります。
M4チップ搭載モデルでは前モデル同様にThunderbolt 4ポートですが、前モデルでは2つしか無かったものが3つに増えました。最近は接続する機器もUSB Type-Cにだいぶ変わってきていると思うので、ここは嬉しい進化と言えますね。
そして先述の通り前面に10Gbps対応のUSB Type-C端子が2つ用意され、ヘッドフォン端子も背面にあったものが移動してきました。
残念なポイントとしてはUSB Type-Aが廃止されました。デスクトップで使用する接続機器はUSB Type-Aのものがまだ残ってたりするので、ここはUSBハブや変換アダプタ等で対応するしか無いため、ここは残念に思うユーザーももしかしたら居るかもしれないですね。
以上、Mac mini(M4/M4 Pro, 2024)の変化ポイントのまとめでございました。
まさかこのタイミングで筐体を変えてくるとは思っていませんでしたが、ここまで小さい筐体に収めることが出来たのは驚きました。
皆さんは新しいMac miniどのように感じられましたか?是非AFJで教えてくださいね。
それでは今回はこの辺で。