Apple、M3チップ搭載MacBook Airを発表。 / サンデーAFJ 2023年3月10日号
皆さんこんにちは、Harvectorの虎豆しば2号です。
去る3月4日、AppleはM3チップを搭載したMacBook Air 13inch/15inchを発表し、3月8日から発売開始しました。今回はこちらについて簡単に解説していこうと思います。
今回のM3チップ搭載MacBook Airはざっくりと言えば、M3チップに刷新されただけとなります。そのためカラーバリエーションもそのままですし、筐体デザインももちろん変更はされませんでした。
M3チップ自体は昨年11月にMacBookProおよびiMacに搭載されて登場したチップですが、それがMacBook Airにも搭載された運びとなります。
コア数はCPUは8コア、GPUは最大10コアとM2チップと変わらずですが、3nmプロセスチップであるためパフォーマンスは向上しています。RAMも最大24GBでM2チップ世代とここも変わらず。 M2チップの際は一番最初にMacBook Airに搭載されましたが、M3チップにおいてはMacBook ProおよびiMacに先行して搭載し、MacBook Airには4ヶ月遅れでの搭載となったのは何か理由があったのか少し気になるところです。
チップ以外の変更点で言うとWi-Fi 6Eに対応した点でしょうか。M2チップ搭載モデルはWi-Fi 6だったので、ワイヤレスインターネットを用いた通信はより高速となるでしょう。
このように基本的にはチップが刷新されただけではありますが、1点大きな進化ポイントとしては最大2台の外部ディスプレイに対応した点。ただしこれはMacBook Airを閉じた場合、いわゆるクラムシェルモードで使用している際に限るので、実質的に表示させられるディスプレイ枚数という意味では引き続き2枚のままなのですが、これまではクラムシェルモードであっても外部出力は1枚までだったので嬉しいユーザーは多いかもしれません。
ただし気になるのが全く同じチップを搭載したMacBook Pro 14inchは外部ディスプレイ出力は1枚のままだった点。ただしこちらもソフトウェア・アップデートでクラムシェルモード時に限り2枚出力に対応すると9to5 Macが報じているので、M3チップ搭載MacBook Pro 14inchユーザーにとっては一安心というところでしょうか。
また今回M3チップ搭載モデルが登場したことにより、M2チップ搭載13inchが値下げされて併売、M1チップ搭載モデルとM2チップ搭載15inchは販売終了となりました。このことによりMacBook Air初代から長らく続いていた楔形の旧デザインに終止符が打たれました。また、M2チップ搭載15inchは昨年のWWDCで発表だったため、僅か9ヶ月の販売期間となりました。
今回発表から発売開始までとても早く既に発売開始されており、店頭でも実機が並んでいるみたいなので興味のある方は見に行ってみてください。
皆さんは今回登場したM3チップ搭載MacBook Air購入されますか?購入された方は是非AFJで教えて下さいね。
それでは今回はこの辺で。