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iPadのためのFinal Cut Pro 2の新機能が凄そうな件 / サンデーAFJ 2024年5月12日号
皆さんこんにちは。Harvectorの虎豆しば2号です。
去る5月7日の23時よりApple Special Event「Let loose.」が開催され、その中で新しいiPad AirとiPad Proが発表されました。それらについては前回の号外でまとめましたが、今回はその中で触れることが出来なかったiPadのためのFinal Cut Proに追加された新機能についてのお話をしたいと思います。
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昨年、iPadのためのFinal Cut Proがリリースされましたが、今回ナンバリングを重ねてアップデートされることが発表されました。今回の目玉機能としてはライブマルチカム機能でしょう。
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映像編集をしたことない方のために簡単に説明をしておきますと、マルチカムというのは複数台のカメラで同時に収録することで、バラエティ番組などで例えるとステージ全体を映すカメラ、MCだけを映すカメラ、そしてゲストやひな壇だけを映すカメラ等それぞれの画角を複数台のカメラで抑えておき、編集時に使いたいカメラに切り替えていく、というような手法を指します。
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これまでのバージョンにおいてもマルチカム編集の機能は実装されていましたが、その上で今回新たにライブマルチカムという機能が追加されました。 ライブマルチカム機能は最大4台のiPhone・iPadとワイヤレスで接続し、それらのカメラでリアルタイムに収録と切り替えを行いながらデータがFinal Cut Pro 2に記録されていくというものです。取り込みと切り替えが同時に行えるため撮影・編集までノンストップなのが最大の強みとなります。
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このライブマルチカムで撮影する際に、カメラとして使用するiPhone・iPadで使用するアプリ「Final Cut Camera」も今回同時に発表されました。こちらは先述の通りiPadのためのFinal Cut Pro 2にワイヤレスで接続出来るほか、露出やフォーカス、ズーム等の調整を行うことが出来、標準カメラアプリでの収録以上に高度な撮影が可能になります。 ライブマルチカム収録の際にはこれらの調整は遠隔でiPad側から調整を行うことも可能になります。
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このライブマルチカム収録以外にもiPadのためのFinal Cut Pro 2では外部ストレージに新規プロジェクトを作成することが可能になる等の新機能も追加されています。
iPadのためのFinal Cut Pro 2は既にサブスクリプションで使用しているユーザーには無料アップデートで提供されるものとなっており、Final Cut Cameraは無料でダウンロードできるようで、リリースはいずれも今春後半とされています。
今回のアップデート、映像制作をされている方にはどのように感じられたでしょうか。是非AFJにて教えて下さいね。
それでは今回はこの辺で。