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Mac mini(2024)開封の儀と外観チェック / サンデーAFJ 2024年11月12日号

皆さんこんにちは。Harvectorの虎豆しば2号です。
10月29〜31日の3日間にかけて発表されたM4チップファミリーを搭載した3モデルの新型Macが118日より発売開始されております。
今回AFJサーバーオーナーがMac mini(2024)を購入されたということで、今回はそちらの開封の儀および外観チェックについてお届けしようと思います。

■開封の儀

お馴染みの爆弾箱。
最近はプラスチックごみが出ないように箱そのものに破る部分がある梱包になっています。
この破る瞬間が楽しい。
開けると全てバラける面白い構造。
パッケージから分かる小ささ。
Macのパッケージからもビニールが廃されて久しい。ペリペリを剥がして開封します。

まずパッケージについて。今回本体と共に箱のサイズが圧倒的に小さくなっています。筆者の男性としては小さな手でも鷲掴みできるサイズ感で、これがMacの箱とは到底思えないサイズ感。そして従来のモデルよりも高さが出たことによりキューブ型となりました。
そして上面にMac miniの天面の写真がプリントされており、これはMac mini(2018)以降共通している点ですが、今回側面に「Mac」「mini」と大きな文字で記載されています。これまでは「Mac mini」と記載されており、フォントサイズも比較すると小さかったです。このキューブ型のパッケージと大きなフォントで記載されている点から従来のパッケージよりコミカルさが増している印象があります。

箱を開けるとこんにちは。

開封するには上から被せられているフタを外す形ですが、従来は受け皿側と本体の高さがツライチになっていたものの、今回は本体の半分の高さまでしか受け皿がありません。この本体の収まり方にデジャブ感。マニアであれば同じことを思ったかもしれませんが、かつてAppleが販売していた純正のWi-FiルーターであるAirMac Extreme・TimeCupsuleのパッケージに似ているのです。

懐かしのAirMax Extreme。
入り方がそっくり。
上蓋が二重構造になっているのまで同じ。

実際にAirMac Extremeのパッケージおよび本体があったので並べて撮影してみましたがそっくりでした。

本体を箱から取り出し、仕切りの紙を取り出すと電源ケーブルとクイックスタートガイドが入っていましたが、今回から電源ケーブルはナイロンの編み込み式になりました。こちらはMac Studioでは既に同様の素材に切り替わっていましたが、Mac miniのメガネケーブルも今回から切り替わりました。

そしてクイックスタートガイドが今回丸く切り取られています。個人的にはAppleプロダクトのクイックスタートガイドで丸く切り取られているのは初めてであるように思えます。この切り取られ方は非常に新鮮です。

■外観チェック

スケールを小さくしたMac Studioのよう。

では本体のペリペリを剥がして本体を詳しく見てみましょう。
見た目は完全にMac Studioを小さくしたような感じで、天面および左右側面は全く同じ構造。

前面のUSB Type-Cはデータ転送のみで、映像出力は行えないので注意。

前面と背面にポート類があるのも同じですが、前面には10Gbps対応のUSB Type-Cポートが2つ、そしてハイインピーダンスに対応した3.5mmヘッドフォンジャックが1つあります。Mac Studioはこのヘッドフォンジャックが背面にあったためヘッドフォンの抜き差しがしやすくなっています。

ポートが豊富なのはMac miniの魅力。

背面には電源、HDMI、Ethernetが1つずつ、そしてThunderbolt端子が3つあります。このThunderbolt端子はM4チップモデルでは理論値最大40GbpsのThunderbolt 4ですが、M4 Proチップモデルでは理論値最大120GbpsのThunderbolt 5になり、より高速なデータ転送が可能となります。
従来のモデルではUSB Type-Aが2ポートありましたが、それらが廃された形となりました。

大きく変わった底面のデザイン。

底面は従来モデルではアルミニウムボディにプラスチック素材のフタがされている形状だったものから、Mac Studioのような全面アルミニウムのフタへと切り替わりました。ただMac Studioと異なるのがフタがブラックで塗装されていること。Mac Studioはボディと同じくシルバーで塗装されているという差異があります。

電源ボタン自体のサイズ等は旧モデルと変わってなさそう。

そして発表後から騒がれている電源ボタン。今回の新筐体では従来モデルより底面の出っ張りが大きくなっていることから、指が細い人であれば持ち上げなくても入り込んで押すことが出来るのではないかという予想等されている方もいらっしゃいましたが、実機を見てみるとその出っ張り自体がそこまで大したものではないため、基本的にほとんどの人は本体を浮かさないと電源ボタンにアクセスすることはできないのではないかと思いました。

ただMacに関しては基本は使い終わったらスリープにし、滅多にシャットダウンすることが無いという運用を行っているユーザーが多いと思われますし、実際Apple公式でもシャットダウンをいちいち行う必要はないという声明を出していることから、この電源ボタンの位置は「いちいちシャットダウンしなくてもいいですよ」というメッセージなのかもしれません。
筆者自身も滅多にシャットダウンすることはなく、するとしても自宅を2泊以上空ける場合のみで、帰宅後立ち上げる際に電源ボタンを押すくらいですので実運用上そこまで困ることは無いんじゃないかと思っています。

■【オマケ】ベンチマーク計測

今回は筆者の購入物ではないので使用してのレビューはお送り出来ないですが、取り急ぎGeekbench 6を用いてベンチマークを行いました。
今回購入したMacは12コアCPUと16コアGPUを搭載したM4 Proチップ搭載モデルとなります。
比較対象としてサーバーオーナーが所有するM1 Ultraチップ(20コアCPUと48コアGPU)を搭載したMac Studioと、筆者所有のM1 Maxチップ(10コアCPUと24コアGPU)を搭載したMac Studio、M1 Proチップ(8コアCPUと14コアGPU)を搭載したMacBook Pro 14inchの合計4機種で見てみました。

M1 Ultraを超えるスコアを叩き出したM4 Pro。

CPUについてはシングルとマルチ共に、ランクとしては最も高いM1 Ultraを超える結果で最高値を叩き出しており、特にシングルスコアでは1000以上離すという圧倒的なパワー。
同じランクであるM1 Proと比較するとシングルとマルチ共に倍以上離れており、これまでM1 Proを使用していた方は買い替えると体感上かなり早くなっていることが分かるかもしれません。

これまでは16inchのMacBook Proでしか選択出来なかった高出力モード。

今回のMac miniではシステム設定のエネルギー>エネルギーモードから高出力モードが選択出来るようになっています。
こちらを有効にした場合でもCPUベンチマークを計測したものの、スコアに変化が見られませんでした。ここはベンチマークではなく実際に処理の重たい作業を行うと違いが出てくるということなのか気になるところです。

グラフィック性能は流石にM1 Maxに僅か及ばない形に。

GPUについては流石にランクが上であるM1 MaxおよびM1 Ultraに追いつくことはありませんでしたが、それでも1ランク上であるM1 Maxには肉薄する結果に。
同じラインであるM1 Proとは30000ほどスコアが高いため、やはりM1 Pro以前の人は買い替えてもいいかもしれません。

■まとめ

以上、Mac mini(M4 Pro, 2024)の開封の儀および外観チェックを行ってきました。
個人的にはこの小さなサイズで電源内蔵であることがとても素晴らしいなと思いました。そして何より今回からユニファイドメモリが16GBスタートでありながらも価格が安くなったためお求めやすくなっています。
iPhone・iPad使ってるけどコンピュータだけはまだWindowsなんだよな〜という方もチャレンジしやすい内容となっているため、是非検討してみて下さい。
皆さんは新型のMac miniどう感じましたか?是非AFJにて教えて下さいね。
ではでは。

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