早期退職準備の第一歩として生活費の把握をしました
50歳を前に、お堅い職場を早期退職したまめさとです。
早期退職を実行するにあたり、いくつかの段階を経て準備したことがあります。
その第一段階が生活費を把握し、貯蓄目標額を決めることでした。
私はかなりおおざっぱで、どちらかというと続けることが苦手な性格です。
特に「コツコツ地道」が苦手で、貯蓄なんて余った分をまわせばいいよね、という適当な生活をしていました。
しかし、早めに仕事を辞めるのであれば、生きていくためにどれだけのお金が必要なのか知っておく必要があるのでは。
そんな当たり前のことに気づき、何年か前に家計簿をつけはじめました。
使用したのは、スマホの無料家計簿アプリ。
やはりスマホのアプリはいつでもどこでも入力・確認ができるので便利です。
無料のものでも費目ごとに円グラフにしてくれて、視覚的に支出状況を把握できます。
さらに月間・年間のデータもボタンひとつで見ることが可能です。
これがタダで使えるなんて、本当に便利な世の中になりました。
とはいえ、ものぐさな性格なので、きっちりお菓子172円、ランチ代金945円・・・などと細かく入力していくのはぜったいに無理。
目的はあくまで自分の支出傾向とおおまかな必要経費の把握なので、ざっくりした金額入力でよしとしました。
たとえば、ランチでだいたい800円それに飲み物も別に買ったので、日用品として1000円を入力する、みたいな感じです。
その都度入れるのは面倒だったので、通勤の途上など空き時間に使ったお金を思い返し、まとめて入力していました。
記憶力のトレーニングにもなり、一石二鳥です。
費目については、詳しくすると全体像がボヤケそうだったので、日用品、住居費、通信費、医療費、交通費、投資額程度の必要最低限に絞り込みました。
かなり適当ですが、経費を把握するという目的のためにはこれで充分だったと思います。
これを3年ほど続けながら、携帯電話の料金プランを見直したり、不要なサブスクリプションを解約したり・・・という作業も並行して行いました。
言い尽くされたことですが、やはり固定費の削減は苦労せずに支出を確実に減らすことができて、とても効果的です。
つぎに退職後に圧縮できそうな費目、あるいは医療費のように今後増加が予想されるところなどを自分なりに予想して、年間の必要見込み額を出しました。
それからやっと具体的な貯蓄の目標金額の算出です。
年間必要額×(退職してから平均寿命までの年数+10年)-(年金年額×65才から平均寿命までの年数)
この金額から現在の貯蓄額と早期退職による退職金見込み額を引いて、貯蓄目標金額を出しました。
もちろんこんなことをしても、絵にかいた餅にすぎないことは重々承知しています。
インフレによる物価高や災害などが起こって予定通りにいかないかもしれません。
平均寿命よりずっと長生きするかもしれない。
それでも現況把握なしには作戦も立てようがないので、意味があったと思っています。
一度仕事をやめたからといって、今後、一生働かないと決めたわけでもなし。
足りない分はまた働いて稼げばいい。
そのぐらいゆるく柔軟にこれからの人生、生きていけたらいいなと思っています。
本日の写真:サンシュユ(ミズキ科)
こんなかわいらしい花が存在することを、つい最近まで知りませんでした。