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うつうつとした日々、気分転換のためのひとり散歩のススメ

なんとなく気分がふさぐ日が続くとき、やることがあります。
それは公園での、ひとりっきりの散歩。
木がたくさんあって、舗装されていない土の道があるような、大きめの公園がおすすめです。
運よく小川でも流れていれば、最高。

山などに行くほうが本格的な自然に触れ合えるとは思いますが、都会に住んでいると早々都合よく手ごろな山などなく、あったとしてもそれなりの準備が必要。
その点、ちゃんと人の手が入っている公園なら、気軽かつ安全に自然を感じることができます。

可能であれば人が押し寄せる土日はさけて、人がまばらな平日がベター。
ファミリーや仲間連れでにぎわう公園は、幸せな雰囲気に満ちていますが、一人散歩のときはその賑わいがさみしさに直結して、歩くことに集中できない気がするからです。

準備はできるだけ身軽に。
水筒と帽子、簡単なおやつをもって、スニーカーを履き出発。
梅雨以降は晩秋までは虫よけスプレーも必需品です。
気になる方は日焼け対策もお忘れなく。

目的の公園に到着したら、ルートや滞在時間を決めずに気の向くまま、ただただ歩きます。
音楽も不要。
澄んだ空気を思いっきり吸いながら、鳥の鳴き声、葉っぱのこすれる音などに耳をすませます。
疲れたらベンチに座ってお茶を飲んでぼおっとしてもいいし、気になった花や木の前で立ち止まって観察したり、写真を撮ったりするのも楽しいです。

自然のすごいところは、訪れるたびに、見れば見るだけ何かしらの発見があること。
つぼみが芽吹いていたり、葉っぱが青々と色を変えていたり、何もないと思っていたところにとつじょとして花が出現することもあります。
じっと足元に目を凝らすと、そこにも小さな虫や植物の営みが。

季節によって異なる景色も魅力的です。
春の甘い香りただようやわらかな陽射しと色とりどりの花。
夏の木陰のありがたさ。
秋の澄んだ青空とたくさんの木の実やきのこ。
冬のどこか物寂しい木々の様子と、きりっとした空気。
木に囲まれてひとりでたたずんでいると、不思議と何かにつつまれている感じがして、孤独さえも受け入れられる気がします。

気ままに、何も考えず、ひとしきり気が済むまで歩き続け・・・・。
「さあ、もう大丈夫」と思えたら、と気合を入れなおし、また日常生活へ。

日々の暮らしに息苦しさを感じていたら、一度、試してみてください。

本日の写真:ミツマタ(ジンチョウゲ科)
存在すら知らなかったかわいらしい花。

#習慣にしていること

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