ほそぼそ働いてみよう。-その13 短期事務パートの感想-
25年以上勤めたお堅い職場を早期退職して、現在、小学生男子を育てながら専業主婦をしているまめさとです。
専業主婦生活にも飽きてきて、職探しをいろいろしていたのですが、短期でクレジットカード申請の本人確認書類チェックをやることになりました。
初めてのシステムと業務内容に戸惑いましたが、5日程度勤務すると仕事の要領もわかってきて、多少なりとも形になっていきました。
少し仕事に慣れてくると、前職との違いも感じるようになります。
極限までに効率を追求した仕事のやり方とか、大勢の人がバラバラの時間で働く場合の問題点の共有の仕方、個人情報に対する厳しい取り扱い規定。
文化の違いというものを、まざまざと実感しました。
短期パートの待遇の負の部分もひしひしと感じました。
以前は福利厚生に恵まれた正社員の立場で働いていたので、有休や在宅ワークの有無など不利な点がどうしても目に付きます。
まあ雇用形態と業務の内容上、仕方がないことだと思いましたが。
その代わり、勤務日はこちらの都合でほぼ決められるし、負わされる責任が圧倒的に少ないですし。
もちろん与えられた仕事は真面目にきっちりやるよう努力しています。
しかし、処理件数が多いから期限までに間に合うかどうか焦ったり、急な休みの人が出て人のやりくりをどうしよう・・・と責任者の方が慌てていても、私個人としては決められた時間内、できる限り一生懸命やるだけ。
期限内に処理すべき件数が終わるかどうかは正直、関係ない。
これ、正社員で働いていたころは、ありえなかった感覚です。
それこそ締め切りを気にして、夜寝れないなんてことはザラだったので・・・。
果たしてそれがいいことなのかは、迷うところでもありますが。
しかし、給料相応分だとこんなものでしょう。
それよりも、一番違いを感じたのはやりがいという点でしょうか。
前職も今の仕事も一応、分類上は事務の仕事という同じくくりですが、仕事内容としては前職のほうが圧倒的に面白かった。
今の仕事は広がりがないというか、まさに時間を切り売りしている感じ。
ひたすらPC上で書類を確認し、差異がないかどうかのチェック。
マウスやキーボードを使いすぎて、手が腱鞘炎になりそうでした。
内容的にも数年もすれば、それこそコンピュータにとって代わられるんじゃないかな・・・と思います。
そう考えると、私のように半隠居状態の人間はともかく、これから先、長い会社員生活を考えている人がこういうお仕事をするのはどうなんだろう・・・。
後の人生の展開を考えると、若いうちはやっぱり責任の伴う仕事でバリバリ働いたほうが可能性が広がるのではないかな・・・。
そんなことをぼんやりと思いました。
とはいえ、短期パートの会社、意地悪な人もおらず、勤務管理もしっかりしていて、みなさんに親切にしていただき、ありがたいことだと思っています。
本日の写真:せんだんの実(せんだん科)
これは何の実だろうと気になっていて、やっと名前がわかりすっきり。