マザーズハローワークを利用してみました
フルタイムの仕事を辞めて、小学1年生の息子の子育てをしながら、好きな本を読んで、気が向いたら勉強して・・・という毎日を送っています。
人間関係のストレスはほとんどなく、もともと一人行動が大好きなので、大きな不満はありません。
しかし、下手をすると家族以外誰とも話さないという日もざらです。
このまま働かずに過ごしていると時代の流れに取り残され、シーラカンス化してしまうのでは・・・という恐怖心にもたまに襲われます。
もともと働くのは嫌いではなく、週に2日か3日ぐらいで子供を学童保育に預けることなく働けたらいいな・・・と思っていました。
しかし、残念ながらなかなか希望する職種でそんな条件の求人はありません。
そうこうしているうちにどんどん年齢を重ねてしまい、雇ってくれるところなんてなくなるかも・・・。
そんなもろもろの不安を感じ、ここはひとつ専門家の意見を聞いてみるかと、地元のマザーズハローワークの相談窓口に行ってみました。
ちなみに「マザーズハローワーク」と名付けられていますが、相談には子供の有無は関係なく、女性に広く門戸を開いているとのことです。
事前に相談予約をして、カウンセラーの方に会いに行きました。
就職活動なんて20年以上やっていなかったので、ちょっと緊張して訪問したのですが、職員の皆さんはとても丁寧でした。
私があたったカウンセラーの方はご自身も子育てと介護を経験しながら働いてこられたという、少し年配の女性の方でした。
そのせいか、「いまさらバリバリ働きたいわけではなく、ほどよくゆったり働きたいんです」なんていう私の甘えた希望を否定することなく、うんうんと聞いてくださいました。
日々考えていた様々なもやもやをとり混ぜながら面談すること1時間弱。
教えていただいたのは、次のようなことでした。
・年齢に関係なく女性の雇用があるのは、育児と介護の分野。
・事務職で無職の期間が許容されるのは、おおむね2年が限度。
・年齢に関しては、一般的には44歳までが一区切り。
・その後は45歳から60歳未満、それから60歳以上で分けられることが多い。
・そういうことなので50歳になるからと焦って就職活動をする人が多いけれども、じつはそこの区切りはそれほど関係ない。
・派遣会社に登録するという手もあるが、登録するなら大手がおすすめ。
・派遣会社により得意な年齢層、分野があるのでそれは見極めたほうがよい。
私の場合はこんな感じでしたが、せっかく無料で使えるマザーズハローワーク。
すでに働いているけど、転職などの悩みがある方にとっても利用価値があるかもしれません。
公的な機関なので、とがったご意見とかは期待できないかもしれませんが、世間常識にのっとった冷静な意見がもらえて参考になるかと思います。
それにしても。
やっぱり、今の自分の希望と状況では働くのはかなり厳しいかなあ・・・。
息子は一人っ子。
近くに親兄弟はいない。
現状、ほぼワンオペ状態。
学校がある時期はまだなんとなりそうなのですが、長期休暇がネック。
週4日働けば、学童保育に預けられるのですが、そうなると何のためにフルタイムの仕事を辞めたんだか・・・と思ってしまいます。
別に起業してバリバリ仕事したいとかでもないし、フリーランスで何かをやるような技術もないし・・・。
子供がもうちょっと大きくなるまで、好きなことやりながら待って、どうにもならなければ、その時はまたその時で考える。
結局そういう結論に行きついたのですが。
ワークシェアリングが進んでもう少し多様な働き方ができる環境があればうれしいんだけどなあ・・・。
それが偽らざる本音です。
本日の写真:ヒイラギナンテン(メギ科)
草むらに埋もれるように花が咲いておりました。