お互いが偏見を持っている、でも敵対している場合ではない
参議院選挙前の元総理の暗殺。
世の中に流れているニュース・・・。殺伐としていますね。
ともかく今、社会の安全度が低下しているような気がします。
それにしても、日々のニュースやSNSを見ると。
悪口やら誹謗やら自分だけが正しいと言わんばかりの意見が多い。
誰でも先入観を持っている
そもそも、私たちは少なからず偏見を持っています。
人は生まれ育った環境や文化に影響を受けるからです。
偏見というととネガティブなニュアンスがありますが、
要するに何らかの先入観ということですね。
自分にとって「○○は良い、△△は悪い」というのがその典型。
さて、日々マスコミが垂れ流しているわかりやすいスローガンがあります。
例えば「○○こそが悪い」といったメッセージ。
「ロシアこそ悪」というのが良い例でしょう。
そういったニュースの言葉は、真偽がよくわからないまま、繰り返し受け取ることで無意識レベルに浸透してしまいます。
そうすると、自分の頭でよく考えもせずに世間の空気や自分の偏見混じりの意見で他人を頭ごなしに否定することにつながります。
反射的にモノを言う人がいっぱいいる
ホリエモンがこんなこと言ってました。
(ホリエモンには個人的には興味ありませんが)
「Twitterの短い文中で、短い単語に反応的になって、反射的にモノを言う奴がいっぱいいる」
「こういう人は悪人だ」「こんなことは間違っている」と反応的になる人が多いのです。自分と異なる意見は排除して自分こそが善だと思い込んでしまうのですね。
だからこそつい忘れがちな、このことだけは押さえておきたい。
普通とか、良い悪いは無い
私たちは、つい固定された普通や常識があると思っていますが、
実は「普通」なんてありません。
普通という言葉はあります。
言葉はあるけど普通なんてありません。
それに、それぞれの人が考える常識や普通は「この人は異星人なのか?」と思うくらい違います。決まりきった普通や常識は存在しないのですね。
それに、自分の目線でしか世の中を見てないことはいっぱいあるわけです。
だから、自分の当たり前は他人にとっては当たり前ではないのです。
それに「どう考えても・・・」「普通に考えて・・・」といった時の
その考え自体が、あなたの頭で考えたものです。
だから「どう考えてもおかしい」という気持ちはわかりますが、
自分の普通や自分の常識にしがみつくだけでは、意見の相違は大きくなるばかりです。
お互いの理解にはならないのです。
もう一度言います。それぞれ立場や生まれ育った環境は異なります。
何を信念としているのかも全く違います。
だから普通は無いということ。
「自分には知らないことがあるんだ」ということを自分で知っていること。それは、お互いを理解する上で大切です。
「私は正しい」病にやられてしまう人たち
この世の中には完全な悪人もいないし、完全な善人もいません。
人の心にはいつも天使と悪魔が両方いるのです。
でも私たちはつい「私は正しい病」を発症してしまう存在なんですね。
自分がすべてを理解しているわけでもない。
それなのに私は正しいと思い込んでしまうのですね。
居酒屋でビール片手なら良いですよ。でもそれがほぼパブリックな空間であるネットで行われる。それが今の世の中。
「悪を一掃する」「この国を良くするのだ」と正義を振りかざし「自分は正しい」と叫びながら、この国をダメにすることに加担している人もいる。
まずは落ち着く
だから、心をまずニュートラルに整えましょう。
誰でも偏ったところがある、誰の心にも善と悪があることをちゃんと理解しましょう。感情に支配されないようにまずは、落ち着くことです。
誰かをワルモノ扱いしてダメージを与えて、手っ取り早く溜飲を下げても
問題は解決してない。例えば今回みたいに安部元首相を暗殺して、それでこの国が良い方向に進むのでしょうか?
言いたいことはルールを守りながら対話をすればいい。
問題があれば、礼節を持って前向きに建設的に解決すればいいのです。
私たちがとるべき行動は、破壊や潰しあいではないやり方でこの国を良くしていくことでしょう。
無知(むち) 無明(むみょう)こそが危険
知らないことこそ危ないのです。マスコミの報道はほとんどすべて意図的に私たちを扇動します。無知や無関心でいれば、マスコミやどこの誰ともわからない他人に扇動されます。
結果として理性を働かせることも出来なくなります。
そうなると、まともな判断さえ出来なくなってしまうでしょう。
無知・無関心はもはやリスクが大き過ぎるのです。
マスコミや誰かの言いなりになったら、自分の命さえ危ない世の中です。
わたしたちを苦してめているものは、お金の問題や人間関係や健康状態かもしれません。だけど、そこに対処するための知識や知恵を意識して自分でつけていくことが必要です。
私も無関心でいました。選挙での白紙投票=政権への批判と勘違いしてたんです。反省しました、それって現政権にOK出してるだけだったから。
マスコミは国民を洗脳する
それにしてもニュートラルに事実をただありのままに伝えるべき報道機関は、もはや中立ではなくなっています。
国やマスコミサイドの意図に沿っていないニュースは報道しません。
私たちは真実を知ることが出来ないのが実情です。
今回のコロナ騒動やワクチンが良い例です。
YouTubeですら突然理由もなく動画が削除されるような時代。偏った情報であふれかえっています。
偏った情報や・誤った情報・印象を操作した情報は、結果的に私たちの思考に歪みをもたらすことになり、誤解や混乱の原因となり時に分断を生みます。
自分たちにとって不都合な存在、特定の団体をけなすような報道もなされています。こうなってしまうと、もうまともな判断が出来ません。
日本人同士敵対しあっている場合ではありません
「〇〇こそが悪い」と言って誰かや何かをバッシングして日本人同士敵対しても無意味です。日本人の分断を生み、私たちの精神や健康や財をむしばむものが何であるか、しっかりと自分自身で偏りのない思考力を働かせることです。
お読みいただいてありがとうございます。