少年少女だった頃の私に出会う かこさとし展
会期終了間近に、駆け込むように観に行ってきました。
「かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと」
何と小学生は入場無料です。
この絵なつかしい!!✨
青年期 名作人気絵本シリーズ 子どもたちに知ってほしいこと
かこさとしさん。1926年生まれ、東大工学部卒業で工学博士。
青年期の油彩は「ゴリさん」「溶接工」などが印象的でした。
「秋」は、太平洋戦争のとき、かこさんが体験した実話だそう。
落ちていくパラシュート、それを見上げる子供たち。
かこさんには衝撃の一瞬だったのでしょう。
児童向けの人形劇や、紙芝居の活動がかこさんの原点。
ダルマとか天狗とか天神とか、日本にお馴染みのキャラが良いですね。
子どもたちと一緒に唄っている写真。良きおにいさんという感じですね。
「からすのパンやさん」「だるまちゃん」シリーズなどの絵本。
子どものころ読んだ人はきっと多いのではないでしょうか。
子供のカラスの色がそれぞれ違ってて良いです。🎵
ユーモラスでカラスの表情も可愛い。
絵を描く科学者
科学的な絵本もたくさん。モノの仕組みや、建物や地下の立体構造を描いた本。宇宙についての絵本。科学への情熱が感じられます。
子どもが科学に興味を持つきっかけになりますね。
科学好きな子どもにとってはきっと興味津々でしょう。
初公開! 生命図譜
渾身の作「宇宙進化地球生命変遷放散総合図譜」
宇宙の始まりから魚や鳥や動物、生命進化の過程がイラストでビッシリ!! 最後の最後まで描き続けた作品です。
長い長い生命のつながり。私たち現代人がいつも忘れがちな命の旅です。
まるで博物館にいるかのような気分になりました。気が遠くなるような時間的広がりを感じると、私はいつも不思議な気持ちになります。
展示室の最後にかわいいフォトスポット
絵本の世界を再現したコーナーがありました。
絵本から飛び出してきたみたい。パンが立体になって並んでいます。
ひとつひとつがかわいい!!大人でもちょっとワクワク。
さて、ショップでは文庫本「だるまちゃんの思い出 遊びの四季」と、
カラスのパンやさんのTシャツを買いました。
未来の子どもたちを育てる
懐かしくあたたかい。子どもをみつめる優しいまなざしが本当に素敵だなあと思った美術展でした。かこさとしさんの絵本はこの先、未来の子どもたちを育てていくのでしょうね。
子どもたちは、
ちゃんと自分の目で見て、
自分の頭で考え、
自分の力で判断し
行動する賢さを
持つようになってほしい。
その手伝いをするのなら、
死にはぐれた意味も
あるかも知れない。
『未来のだるまちゃんへ』より
お読みいただいてありがとうございます。😀