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国宝を守る予算が足りない!


年明け早々に身近な人が亡くなりました。


ずっと入院していましたので「あぁ、寿命だったのかな・・・」😢と思いましたが残念です。


お葬式に出かけた日の朝。


とにかく電車内がとても寒い・・・!
1時間ほど乗っていたのですが、いっこうにあたたまってきませんでした。


電車の暖房がきいてない。
「節電なんだな」と思いました。仕方ないですね。


エネルギー危機により、電気やガスといった光熱費が世界的に高騰しています。しかし光熱費の影響はこんなところにまで。


このままでは国宝を守れない




東京国立博物館の光熱費

予算2億円に対し、その倍以上の4.5億円もかかる見込みです。
2.5億円のコストを国家が支出せず、このままでは国宝を守れないという事態になっているのです。

文化財は脆弱で、適切な室温と湿度のもとで保管しなければ、あっという間に劣化してしまいます。日本の歴史的な財産を消失しかねない危機的状況です。


コロナ騒動では○○兆円も使っているというのに??
自国の貴重な文化財にはお金が出せない、いったい何ですか???


東京国立博物館は日本最多の国宝89件を所蔵しております。
いつ行っても発見があり、新しい作品に出会える博物館として非常に魅了的な、日本でも最高峰の場所です。



国宝への関心は高い

2022年秋には、東博所蔵の国宝を特別に公開する「国宝 東京国立博物館のすべて」が開催されたのですが、チケットを取ろうとした時すでに完売でした。



残念でしたが「国宝への関心って高いんだな」と思い、「それはそれで嬉しい事かも」と思ったのを覚えています。

私たちの先祖である縄文人は、例えば火焔型土器であったり、遮光器土偶であったりと、数々な優れた遺産を残してくれました。それらは、数百年にわたって引き継がれこの先の未来へと受け継がれるべきもの。



財務官僚は文化財の重要性を認識すべき

後世に伝え・残すべき貴重な宝を多数所蔵する東博。
予算に関し文化庁から財務省に折衝してもらったが、残念ながらゼロ査定


理解できません。
修理費も潤沢でなく “修理待ち”の所蔵品もあります。

東京国立博物館長の藤原誠さんは「文藝春秋」に寄稿した文章の中で
こう強く訴えかけています。

「財務官僚には、文化財の持つ普遍的価値と後世に継ぐ重要性をもっとよく認識してもらいたい」

藤原誠 館長



長い時間を旅してきた文化財はデリケート


博物館の所蔵品は、決して日常生活の必需品ではありません。しかし、世界にふたつとない貴重な宝物です。



私たちは、少し寒い電車内で過ごす時には手袋・マフラー・カイロなどで自衛することができます。


でも数百年という歴史の中で過ごしている所蔵品はデリケートです。大きな温度・湿度の変化に耐えられるはずがありません。


必要な予算がついて文化財が大切にされることを願います。
国民がいつでも国の文化財を鑑賞できる環境を維持し続けて欲しいものです。


国の機関で大量の文化財を所蔵しているのは博物館のみであり、
その役割を重視せずに財務省が補正予算への計上を認めないのは理解できない。

藤原誠 館長



この国の文化財を守ろう


お読みいただいてありがとうございます。⭐


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まめリス
記事がお役に立てれば嬉しいです。自然こそ私たちのお手本。自然や周りの人を大切にする日本の心を取り戻したい。サポート大歓迎。