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「ときめく妖怪図鑑」を読んでみた 妖怪は現代にもいる
夜中にトイレに行けなくなるような怖い話を興味本位に読んでしまう。
そして「ああしまった、やめておけばよかった」💦と思うことがある。
しかし、そんな心配はいらないコワ可愛い本を見つけました。
「ときめく妖怪図鑑」です。
妖怪とは?
水木しげるさんの「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみですが、そもそも妖怪って何なのでしょう。一体どこから来たのでしょう。
妖怪はこうして生まれた
たとえば夜、突然部屋のあちこちから
「ピシッ!」「バシッ!」😱と聞こえることがありますよね。
この現象は 「家鳴(やなり)」です。
こんな時、誰かが「家鳴を起こしているのって一体何?」と原因を考える。
想像力たくましく。
さらに、ワラワラと家に取りつく小鬼を想像する。
つまり、これが妖怪「やなり」の誕生です。
想像力が生み出したんですね。
ということは、妖怪は日本人のイマジネーションによるもの。
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自分では原因がわからない謎の出来事がある。それを何か妖しいモノの仕業として、説明づけするためのキャラクタ―として設定したということです。
原因不明だからこそ「これは○○のせいだ」とわかりやすく納得したかったのでしょう。科学があまり発達してなかった頃の日本は、きっとわけの分からないことや不思議がいっぱいだったに違いありません。
でも、科学が発達した現代でも、妖怪たちがどこかに潜んでいるような気がします。妖しい何かが潜んでいるのではないか・・・?
さて、日本にはどれくらいの妖怪がいるのか?
その答えを知る人はいないでしょう。
妖怪だけにいるかいないか数えられないからね。
ときめく妖怪図鑑
代表的な妖怪をイラストで紹介しています。
現代風にちょっとカワイイ仕上がりになっています。とても親しみやすい。
河童
遠野のシンボル。雨の日の翌日などは、川岸の砂の上に足跡がついているのも珍しくないとか・・・。
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ひだる神
山道を歩いていると突然空腹になり、全身倦怠感で動けなくなる。
山で死んだ人が餓鬼になったもの。
「お前はお茶漬けを食べたか」と問いかけてきて、
「食べた」と返事をすると腹を割いて胃の中の飯粒を食べようとする凶暴なものもいるそうです。
むむ・・・怖い。😅
赤殿中(あかでんちゅう)
夜になると赤い羽織を着た子供に化けて、出会った人におぶってくれとせがむらしい。言う通りにすると、幼児のようにキャッキャッと笑い喜ぶ。
何とも可愛い、悪さをしない妖怪もいるのですね。😮
安達原の鬼婆
平安時代中期には、すでに奥州安達ケ原に鬼がいるとの噂が都にまで届いていたとか。お能「黒塚」で有名ですね。
でも懸命に生きた末に「鬼婆」と呼ばれるなんて、なんかちょっとヒドイわ。😑
船幽霊(ふなゆうれい)
濃霧や時化(しけ)の夜に現れる。海で死んだ者の怨念が凝り固まったもの。亡者たちは「柄杓を貸せ」と迫り、その柄杓で水を汲み入れて生きている人の船を沈める。コレは恐い。😶
図鑑なのでパラパラめくって眺めるのも楽しいです。
妖怪好きなお子様にもぴったりな内容。
理解できない現象。その謎を解きあかしたいという探求心。
異なる世界に住む生き物への好奇心。そんなものがギュッと詰まっていますね。
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現代はどうでしょうか?
さて、こんな妖怪が出回っていないかな?
マスク妖怪
疫病の時によく現れる。布や紙の妖怪。
海外でも確認されている。
悪さはしないが、暑い夏でもおかまいなく人々の鼻と口に張り付く。
人々がなかなか手放せなくなる妖術を使う。
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コロコロ妖怪
古来より生息している。その種類はさまざまである。
爆発的に増殖することがある。
多くの人の命を奪うこともあり、次々に変異を繰り返すという特徴がある。
一定割合以上の人が取り憑かれることでコロコロ妖怪の流行は去っていく。
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ワクワク妖怪
近年コロコロ妖怪が出没すると、それに対応するように現れるようになった。比較的新しい妖怪。
すべての人に取り憑く可能性があるやっかいな妖怪。
まだ実体がほとんど解明されていない。
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お読みいただいてありがとうございます。😀
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