ショート・プログラム いまさら感想 【前編】 〜JO1に(もっと)演技仕事をください〜
今更なんのタイミング?って感じだけど、ずーっと書きたい書きたいと思っていて、豆ちゃん、きまちゃん、奨くんの連ドラが決まって、いよいよ書かねば!と追い込まれてやっと前編に取り掛かりました。
このJO1大好きバカデカ感情を昇華させるためにも、改めてショートプログラムを全話見返した感想を書いてみようと思います。
実は大きな声では言えないけれどまだちゃんと全員分は観てないっていうJAMさん、最近なんだかJO1気になるけどまだショートプログラムには辿り着いてない、という方もいるんじゃないでしょうか。
そんな方にも「観てみようかな」って思ってもらえると嬉しいです。
ショート・プログラムはAmazonプライムで配信されているJO1コンテンツの1つ、あだち充さんのコミック原作のオリジナルドラマです。
ほぼ演技初心者のJO1メンバー全員がそれぞれ主演を務めるという、チャレンジングな企画!旬の俳優さんを共演に迎えていて、見応えも十分です。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B09PQ87HQ9/ref=atv_dp_share_cu_r
そもそも、この企画、全JAMの中で私が一番楽しみにしてたんじゃないかっていうくらい、JO1のお芝居をガッツリみられるのを楽しみにしてたのです。
私はただのドラマや舞台好きな一般人ですが、人が自分以外の何かを演じるということってすごく面白いなと感じて、高校では舞台見たさに演劇部で裏方をやっていました。なんだかわからないまま強豪ぞろいの県大会に進出して裏方の賞もらったのが思い出です。
私自身は演じる方は全くダメで、だからこそ思うんですが、お芝居って他人を演じるからこそその人らしさが出てくるというか、一番本質と向き合う作業なんじゃないかなと思っていて。
JO1の多くのメンバーにとって初めてのお芝居ならば尚更その向き合い方が見えるんじゃないかと思って、それを楽しみにしていました。
結果、メンバー11人全員が期待を遥かに越えるお芝居を見せてくれてもう大感激。でも感想を書くタイミングを失ってここまで来てしまいました。
原作コミックとの違いも織り交ぜつつ、全体を通してと、各話について感想を書いていこうと思います。
ネタバレしすぎないように配慮はしているつもりですが、どうしても書いちゃっている部分もあるので、気になる方は先に見てきてください!!
全体を通して
まず全体について。
いや素晴らしかったんですよこれが。全話。
本当に全話。
好きすぎて全部3回観てるもんね。豆ちゃんのなんて5回観たもんね。
そもそもお話がいいんですよ、あだち充。
そして演出も素敵だったんです。
それぞれの主人公のキャラクターが魅力的で、原作のレトロな良さも残してあって。
それから、原作にないキャラクター設定のディテールがそれぞれのメンバーに寄せてあって、制作側の愛情をみっしみしに感じました。
拓実のはんだごて、鶴ちゃんのラップや水泳、蓮くんのお裁縫、奨くんの筋肉、けごのきりん。。。数え上げればキリがないほど散りばめてくれていました。初めてのお芝居で、できるだけそれぞれの得意分野を活かせるように考えてくださったんだなぁと。
あと衣装にメンカラが入ってるのも素敵。
それからそれから忘れてはいけないのが主題歌。Dreamer良すぎだからね!!!
どのお話でもDreamer流れた瞬間「いい曲〜!!!」てなるのよ。
大好きな曲です。MVも最高。
演技面でも、期待した以上にJO1メンバーの皆の努力がめちゃくちゃ見えて感動してしまいました。
「なんか台本もらったからやるか」程度のやる気だったら絶対にあんな仕上がりにはならないんですよ。絶対に全員が本気で取り組んでるのがわかって、もうそれが嬉しくて嬉しくて。
あと、ほぼ全員が経験豊富な同年代の俳優さんとの絡みがあって。それはものすごく刺激になったんじゃないかと。
短いドラマの中で、どんどん演技や表情が自然になって、間合いも良くなっていっているのが印象的でした。
(ほとんどが順撮りに近かったんじゃないかと思うんですがどうなんでしょう。全然違ったらごめんなさい)
KIZUNAツアーのVCRでもびっくりしてしまったんだけど既にメキメキみんなお芝居上手くなってて、これから機会があればどんどん吸収してお芝居上手になるのは必至なので、JO1のこんな姿本当にこの企画でしか観られない!
そういう意味で本当に貴重な企画です。
Amazonプライムさん本当にありがとうございます。
それでは1話から順に感想です!
個別の感想ではメンバーにはそれぞれ勝手に表彰状を送らせていただきます。
プラス1(川西拓実):表情管理の天才ここにありで賞
とっても好きなお話。
そもそもがキュンキュンの甘酸っぱい原作で最高なんですが、ドラマの演出が本当に細かくて、レトロと現代の融合の匙加減とか、キャラクターの描き方とか。
ちょっと埃くさそうな、イマイデンキの香りまで感じられそうな質感とか。
あとめちゃくちゃ細かいんですが、杉本がケーキの上のイチゴを先に食べる感じとかね、好きでした。
杉本、あんたはそうだよな。
そして何と言っても。表情管理の天才、川西拓実(今井一郎役)ここにあり。
最初のシーンから最後の最後まで一分の隙もない表情管理はさすがとしか言いようがない。
なんですかね、最後の表情で好きにならない人います???
あそこまでの表情演技できる俳優さんって同年代でも少ないんじゃないかな?
表情が素晴らしすぎて、逆に声の演技とのギャップが気になっちゃったりしたんだけど、そういうテクニカルな面はこれからだと思うので。
顔の良さと表情管理の素晴らしさで川西拓実の右に出る人はいないと思うので是非また演技の仕事してほしいです。
あとこれは他メンバーでも感じたことなんだけども、体の使い方がさすがの一言。
イマイチくんが杉本を殴るシーンね、拳の振りかぶりから振り抜きまで素晴らしかったですね。
人気俳優の方が「俳優に必要なのは運動神経」っておっしゃってるのを聞いたことがあるんですが、あぁ、こういうことなのねと思ったシーンがいくつもありました。
ゆく春(鶴房汐恩):体当たりで演じたで賞
あぁー泣いちゃうよねこのお話。
切なすぎるよ。あの上原が親友のためについた嘘。
優しすぎるんだよ、辛すぎるよ・・・
この展開、さすがのあだち充と思って見ていました。
この役、とっても鶴ちゃんに合ってましたよね。
ぶっきらぼうで嘘がつけなくて、愛情深くて。
キャラクターが近い設定だったということもあると思いますが、話し方から歩き方から丸ごと、自分に取り込んでお芝居してたのが本当に素晴らしかった。
みんな大好き「バイバイする?」。めちゃくちゃブッ刺さりますよね。
あれなかなかナチュラルに出せないですよ。好きです。
あと印象的だったのは泣きの演技。文字通り全身で泣いてましたね。
あれで心動かん人おらん。
小手先のテクニックとかじゃなくて、体丸ごとでお芝居できるのって彼の度量と思い切りの成せるものだろうなと感心してしまいました。
監督のインタビューで、リハですごい良いの出ちゃったから心配した的なの見て、そういうペース配分もこれからできるようになっちゃうのかなと思うとこれもまた貴重な映像ですね。
スプリングコール(大平祥生):とにかくひた向きだったで賞
最初、しょせ表情固くないかなー?と思ったんだけど、そういうキャラクターだった!!
しょせの持ち前の真面目さ、直向きさがお芝居にも出ていてとっても魅力的なキャラクターでした。
矢作さんとの絡みも本当に微笑ましくて。
商店街のビラを持って歩くシーンも、大学の中庭で言い合うシーンも、青春だなぁと甘酸っぱい気持ちにさせてくれました。
絶妙に腹立たしい赤堀に、ニコニコして言い返せない公平のもどかしさ。
自分が一晩かけて書き上げた台本が蔑ろにされることより、好きな人を大切に扱わないことに怒りを爆発させるところ、普段はニコニコふわふわだけど、熱いもの秘めててパフォーマンスで爆発するしょせと重なるところがあったなあと思います。
ここまでの3話が初日に公開されたのですが、「これはすごいものが出てくるぞ!」と期待を超える仕上がりにワクワクが止まらなかったのを覚えています。
ここまでの3人は、全員関西出身で、私もそうだからわかるのですが、
普段使っている言葉じゃないものに感情をのせるのって相当な努力が必要だったんじゃないかなと思います。
そういう意味でも3人の努力が見えて胸が熱くなりました。
近況(川尻蓮):気迫がさすがだったで賞
さてあっという間に4話です。
このお話は何回か見ていくうちに深みを感じて好きになっていきました。
比較的淡々と進むお話の中で後半急に場面が動くので、蓮くん演じる杉井くんのスイッチが切り替わるところが重要なシーンになるのですが、スイッチの入った蓮くんの気迫はさすがの一言。
華奢な体だからこそ杉井くんの人の良さから出る怒りが伝わったなぁと。
OH-EH-OHのMVもそうですが、蓮くんの怒りの演技って本当にゾクゾクするくらい冷たくて熱くて良いですよね。
きっと蓮くんも、普段はふわふわニコニコだけど、大切な人を傷つけられたときはきっとこうやって本気で怒るんじゃないかなって。
その後の男の友情シーンもよかったなぁ。
蓮くんシンプルにお芝居上手ですよね、本当に何やらせても器用・・・
しかし一言だけごめんなさい、スタイリングはあれでいいのか・・・?(小声)
杉井くんらしさだとは思うのですが個人的にはスタイリングが惜しい・・・
交差点前(與那城奨):大人の貫禄で賞
予告映像でシリアス系と思ってたのに1、2を争うトンチキでびっくりした本作!!
いやトンチキ褒めてますよ!私トンチキ好きですので!!
こういうので奨くんなの意外だったんですが、めちゃくちゃ上手でしたね。
コメディって間合いひとつ間違うと崩れてしまうのですごく難しいと思うんだけど、初めてとは思えない貫禄で、奨くんの持ち前の人の良さと天然っぷりもいい塩梅に滲み出てて素敵でした。
後半にかけてどんどんトンチキ度上がっていくのめちゃくちゃ面白かったし、真面目にそれやってる奨くんがまた味を深めてました。
予告映像もそうだったのだけど、時折見せる切ない表情がとても魅力的だったので、次はぜひシリアスなお芝居も見せてほしいなぁ。
・・・と書いていたら、WOWOWのドラマが決まったので本当に嬉しい!!しかも私の大好きな野木亜紀子さんの作品。絶対に見ます。
あのしかしですね、ごめんなさい。
蓮くんに引き続きなぜヘアスタイルはあんな感じに・・・?
あ、でもラストシーンの仮装のスタイリング好きでした・・・LOVE
予想以上に長くなってしまったので、続きは後編で・・・!
(ここまで読んでくれてる人いたら奇跡。本当にありがとうございます)
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