CGMは命綱
こんにちは、ご無沙汰のまめおじです。月一更新ペースになってきました。もう少しピッチを上げたいんですけどね(苦笑)
さて、今回の記事はCGMの話。
糖尿病と言われて「あぁこれから毎日、食事の度に指先に針で穴開けて血糖値測る生活になるのか、痛いのやだな〜」と思ったのも束の間、主治医から「24時間血糖値を測定するセンサーを体に取り付けて管理することもできるよ」と言われてビックリしました。
それまで大病をしたこともなく、医者といえば歯医者ぐらいしか通ったことがなかったので、医療技術の進歩を知る由もなかったといえばそうなんですが、いやいや驚くほどITが入り込んでいるんですね。
CGM(Continuous Glucose Monitoring)とは日本語で「持続グルコースモニタリング」と呼ばれる仕組みで、皮下に刺した細いセンサーにより皮下の間質液中の糖濃度(間質グルコース値)を持続的に測定することで、1日の血糖変動を知ることが出来る医療機器のこと。
この間質グルコース値というのは血糖値の変化と連動して変化するので、これを測定することで血糖値の変化がわかる、という仕組みなんだそうです。いやいや技術の進歩は素晴らしいですね。
「指先で血糖値を測る方法もあるから、どちらにしますか?」と言われて即答で「CGMでお願いします!」と答えました。痛いの嫌いというのもありますが、基本、新しモノ好きなのでその手のものはとにかく使ってみたいと思ったのが本音。
当時処方されたのは「FreeStyle リブレ」というモノ。丸いセンサーを上腕の後ろ側に取り付けて、専用のリーダー(読取器)かアプリをインストールしたスマホをセンサーにかざすことで間質グルコース値をその都度読み取る、という仕組みです。
取り付ける時に痛いんじゃないかと最初はドキドキしましたが、バチン!という衝撃だけで痛みはほぼ無く取り付けられます(運が悪いと少々出血することもあります)使用期限は14日間なので二週間ごとに新しいセンサーに交換となります。
これでスマホのアプリを開けば今の血糖値(と連動した間質グルコース値)が見られるのですが、CGMの素晴らしいのは「今の値」だけじゃなくて、「血糖値がこれから上がっていくのか、下がっていくのか」の予想がわかるところ。
指先穿刺で血糖値を計る方法では「その時点での値」しかわかりませんが、CGMを使えば、これから上がっていきそうだったら追加でインスリンを打つのか運動するのかして下げる必要があるのか、下がりそうだったら追加で糖質を投入するかどうか、という判断ができるのです。
これがメンタルにめっちゃありがたい。特に診断された当初はわからないことばかりだったので、これから上がるのか下がるのかがわかるだけで、次に何をしたら良いか、目安が立てられるのは本当に助かりました。
診断されて一年を過ぎて今は「FreeStyle リブレ2」にバージョンアップ。Blutoothで測定値を自動的にスマホに転送してくれるので、今やかざす必要もなくなりました。精度も1に比べて上がっているようで、より実測値に近い値をたたき出してくれてます。
ただ、そんなリブレも良いことばかりでは無く「スマホを開かないと数値がわからない」という不便なところがあります。自分はせっかくAppleWatchを着けているので、自動的にWatchに表示してくれると便利ですよね。
ということで、次回はリブレの値をWatch表示出来るようにした話をしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。