比較癖と自己嫌悪
今日は色んな家族と知り合う機会があった。
それぞれの家族を図らずも観察し、どうしてみんな、そんなに仲が良くいられるんだろうと感心してしまった。
まだ小さい子を抱えながらも笑顔がいっぱいのお母さん、さりげない優しさやサポートをするご主人、そして、可愛くて元気いっぱいの子どもたち。
見れば見るほど、自分が情けなくなり、嫌になる。
優しくしたいのにできない自分、すぐ母親に怒りや不安をぶつけてくる息子、そしてすぐに怒鳴る旦那と、どうして自分だけがこんな状況にいるのかと、しばし考え込んでしまった。
どこで人生のボタンを掛け違えてしまったのか。
そんな時、このタイミングで、母親からの電話。
「あんたの中学の友達の○○ちゃん、離婚したんやって」
と。
本当にどうでもいいことで、目が点になる。
わざわざそれを言いにこちらに電話をしてくる意図が分からない。
しかし、良く考えると、母親は周囲の不幸を喜ぶ質があり、「みんなも大変なんだからあなたはまだ幸せよ」とでも言いたかったんだろうな、と思う。
そして、電話を切ってしばらくしてから、私は、あることに気づいてしまった。
他人が不幸なら、自分が幸せになり、他人の幸せを見ると、妬ましく不幸になってしまう。
これが、母親と私の考え方の癖であり、共通項でもあるのだと。
遺伝なのか環境なのか分からないが、その考えは、自分でも分からないうちに染み付いてしまっている。
この比較癖をどうにかしたい、みんながハッピーになることを心の底から願えるようになりたいが、いったいどうすれば良いのか皆目見当もつかない。
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