育児はまだまだ分からないことだらけ。
今日は日曜日。
朝から少し憂鬱な気分。
日曜日、ずっと息子と家にいると、絶対に最低1回は喧嘩するからだ。
今日も朝から案の定、作った朝ご飯にケチをつけられ、危うくキレそうになる。
「ここをこうしてほしかった」とか、「ちがうものある?」だとか。
それなら食べなくていい!と言いそうになるが、そうするとほんとに意地でも食べなくなるので、下手に言えない。
お菓子ばかりで済ませて、口内炎のオンパレードになり、ますます食べられなくなるのが目に見えているから。
昨日からのこともあり、ここはぐっとこらえて、なんとか夕方まで喧嘩せずに持ち堪えた。
日中は、一緒に工作したり、クッキーを焼いたり。息子は合間にゲームしたり、このまま良い休日になるような気がした。
しかし寝る直前になり、息子が延ばし延ばしにしていた宿題を「やっぱり明日の朝にやる」と言い出した時点で、もう間髪入れず怒鳴ってしまった。
「一日中、『宿題は後でやる』と言い続けて、結局また延ばすなんてあり得ない!朝起きてもいつもダラダラグズグズしてやらないくせに!!」
息子は反抗的な目で黙りこくった。
もう、どうしてこうなるのか・・・。
本当に嫌になる。精神科医の本田秀夫先生の仰るとおり、「宿題なんてやらなければいいんですよ」と言いたいところだが、私個人としては、宿題はやはり意味のあるものだという思いがあるので、やってもらわなくてはイライラが募るばかり。
結局、その後何分もお説教になってしまった。
でも、今日は一つ分かったことがあった。
何のために私がこんなに怒っているか、あなたの将来を思って、あなたが将来困らないように、一生懸命こっちはルールやマナーを教えてあげているんだ、将来みんなに愛されて、幸せに生きられるように、一生懸命いい子になるように育てているんだ、と熱を込めて言ったせいか、その後の息子は、いつものように泣いて暴れるということをしなかった。
それどころか、
「お母さんが怒っていた理由、はじめて分かった」
と真顔で呟いた。
「それじゃなに?お母さんが、いつも機嫌が悪くて怒っていたと思ってたの?」
と聞くと、
「なんで怒っているかがわかんなかった」
と・・・。
はぁ。
もう、呆れるしかない。
息子にもそうだが、自分にも。
今まで怒ってきたのが本当に無意味だったということを、心の底から思い知った。
けど、そうなんだ。
うちの子みたいなタイプの子には、ただ怒るんじゃなくて、なんでそれがいけないことなのか、どうして母がこんなに怒っているのかを、きちんと説明する必要があるのだと、改めて思った。
もうすぐ10歳。
反抗期はまだこれからだというのに、こんなに毎日悩まされているなんて、本当に反抗期に突入したら、いったいどうなってしまうんだろう・・・。
今から少し恐い。