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まめなタイムズ vol.4
みなさんこんにちは、まめなプロジェクトです。
久比では梅の花が咲き、桃の花も咲き、桜が咲くのはいつだろうかと楽しみに待っている近頃です。
こちらのマガジンでは、プロジェクトの進捗状況や、イベントの開催情報などを中心に、まめなの最近の様子をお届けしていきます。
日々の様子については、InstagramとFacebookでも発信しておりますので、ぜひそちらもご覧ください。
まめな食堂
最近のまめな食堂のご報告です。
1月から本格的に地域の要所や、まめな食堂の Facebook, Instagram などに営業日カレンダーを掲出する他、地域のみなさまにもカレンダーを極力手渡しするようしたところ、確実に地元のお客様が増え、さらにTVのワイドショーでも取り上げていただいたおかげで、外からのお客様も土日を中心に多くのみなさまにご来店いただいております。
これまでまめな食堂は地域のみなさまの食サポートを目標に、日常自宅で召し上がる食事代と同等の金額でご利用いただけるようメニュー一律500円の設定で営業させていただいておりました。しかしご承知の通りの昨今の値上がりでかなり厳しくなりましたので、地域のみなさまには食券を発行して、従来通り500円で、また申し訳ありませんが島外からのお客様には700円〜1000円くらいの価格でご提供させていただくこととしました。
それでも十分ご満足いただけるよう、心をこめて調理し美味しく召し上がっていただけるよう頑張っております。
メニューは毎日、魚もしくは肉が主となる2種類を前日もしくはその日の朝決めています。(というのも、地域の皆さんが野菜などを届けてくださるので、その新鮮で美味しい野菜を活用できるよう、直前に決めています。)
その他にもパティシエがつくるスイーツもご用意しております。
ただし最近は大変多くのお客様にご来店いただけるため、食材がなくなって売り切れることもあって申し訳なく思っております。食材を無駄にしたくないため、毎日100%消化を目標に頑張ってますので、何卒ご理解ください。
いよいよ春らしくなって、久比は1年のうちでも、もっと過ごしやすい最高の時期を迎えます。まもなく食堂まえの桜も咲くことと思いますので、ぜひご来店ください。
まめな音楽部みゅうず
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事の始まりは昨年の春のことです。
久比出身の相沢さんご家族(東京在住)が、帰省されるということで、なんと奥様とお姉様が演奏家であることをお聞きし、これも何かのご縁!
それならば、故郷久比の方々と冒険の旅の子どもたちのためにコンサートをとのお願いを、快く引き受けていただきました。
おかげでたいへん盛り上がることになりました。
今年の帰省に合わせて、再度お願いしたところ、開催できることになりました。
なかなか生の音、素敵な調べを聴く機会はありません。
ぜひ、春の午後のひとときお楽しみください。
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つづいて『まめなきてくれ歌カフェ』のこと
いままで、まめなうたごえそば🎶というタイトルで歌声の会を行なってきましたが、令和6年度より呉市のきてくれサロン事業のなかで実施することになりました。目的は認知症予防のためです。
タイトルは、
久比まめなきてくれ健康歌声カフェ。長いので『まめなきてくれ歌カフェ』
内容は、今までのN&C健康カフェとうたごえそばに加え、サニーサイドアップ(久比のお菓子屋さん!)のスイーツを楽しむものとなっています。
健康チェック、認知症相談、歌声広場、スイーツお茶会などなど、地域の皆様が集まれて、健康を促進できる場をつくっていきます。
初回は4/27です。お楽しみに!
農泊企画「シン・参勤交代」
美しい自然とその自然がもたらす作物に恵まれた久比に長年住む方たちの暮らしぶりは、人間にとっての豊かさがつまった営みのように見えます。
そんな久比で活動しているまめなの人たちや、地域の人たちと関わる島暮らし体験を通して「生きる」や「豊かさ」を考えなおす2泊3日のプログラムを2月末に実施し、7名の参加者が久比を訪れてくれました。
地域の方々と一緒に郷土料理「久比うどん」を作ったり、じゃがいもを植えたり、自然栽培の柑橘畑を見学したり。ほぼ毎回自分たちで作ったご飯を食べる時間や焚火を囲んでいる時間に対話も深まっていきました。
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「建物や食べ物など、自分たちでつくったものに囲まれていると、日々が濃く感じるんだなあと感じた」という参加者の感想が印象的でした。
近々、詳しい振り返りの記事もアップ予定ですので、そちらもぜひご一読ください!
『ブラダイゴ』
こんにちは。まめなの大悟です。今回は、久比の港についてのお話です。
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久比のバス停を降りて、久比大橋の手前を集落の方へ左に曲がると、久比の西の内海(みよ)が見えます。かつて久比には、西の内海と東の内海の二つの港があり、東の内海はガソリンスタンドになって半分以上埋め立てられているため、現存する内海は西の内海のみです。
70年以上前、まだ電気のある家もまばらだった頃、内海には農船と呼ばれる柑橘の運搬船がひしめいていました。内海の目の前で生まれ育ったおばあちゃんは、「わしらが子どもの頃は船がびっしり泊まっちょったけ、二階で寝よったらぎしぎし鳴ってやかましかったわ。隙間がなぁほど泊まりよったけんのぉ。」と話してくれました。岸辺に繋ぎきれなかったため、船と船とをもやいで繋いで泊めてたそうで、波が来ると船と船の間に落ちることもあったそう。船を漕ぐ櫓(オール)を共同管理する櫓小屋の話や、柑橘の出荷を行っていた海から上がる階段「今治階段(いまはるがんげん)」の話もしてくださいました。
ぜひ皆さんも久比を散歩した際には船がひしめいていた頃の内海に思いを馳せて歩いてみてください。
ここまで読み進めていただき、ありがとうございます。
みなさまの応援に支えられて今のまめながあります。今後も精力的に活動してまいります!