見出し画像

夫婦再構築のためにやって良かったこと②依存症の治療

い、依存症の治療?!
ちょっと大袈裟じゃないですか?

…と思われた方もいるだろう。
それくらい、「依存症」という言葉が強いし世に広まっていない。
性依存症って、狂ったように性行為を四六時中している人のことでしょ?みたいな…

いやいや、実はもっと身近にある病気だと本気で思っている。
後にその理由を書こう。

私たちはシタサレのすったもんだを通して、「性依存症」「アルコール依存症」の治療をしている。
(正確には「完治」はできないので「回復」を目指している)

今までの話を読んでくださった方は「夫が」治療をしていると予想されたのでは?↓

違うのです。「夫婦ともに」依存症の治療をしている。
私も、「性依存症」「アルコール依存症」と自覚している。

(診断を受けているわけではない)

結論、この回復の道のりは再構築に重要だった。
というか、この回復からドロップアウト(依存症界隈の言葉でスリップという)したら、もう再構築は難しいかもしれない。

そのくらい、大切であり今後も続けていく作業。
では、具体的にどんなことをしているのか?綴っていく。


まず、依存症の定義について

依存症の定義ってあまり知られていないんじゃないかしら。

DSM-5 物質使用障害の診断ガイドライン
いずれかの12ヵ月間に以下の2項目以上を満たす
1 意図されたより大量または長期に使用
2 使用量を減らそうとする欲望または不成功な努力
3 物質の入手、使用、回復などに大量の時間を要す
4 社会的機能の破たんを起こすような反復使用
5 反復する社会または対人関係問題にもかかわらず継続使用
6 物質使用のために重要な社会、職業活動などを放棄
7 身体的な危険をともなう状況での物質の反復使用
8 精神的・身体的問題が物質使用に起因していることを知りつつも継続
9 耐性
10 離脱症状
11 物質使用の渇望

厚生労働省HPよりhttps://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12205250-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kokoronokenkoushienshitsu/s_3_1_2.pdf

いきなり小難しい!まず、DSMー5というのは、米国精神医学会が発行している「精神疾患の診断・統計マニュアル」。

要するに、「この11項目のうち2つを1年間満たしたら使用障害を疑うよ」ってこと。普段精神科医が使うマニュアルだけど、厚生労働省のHPに載せてあると言うことは、それだけ社会問題になりつつあると言うことなのでは。

例えば「1意図されたより大量または長期に使用」。お酒で言うと、「1杯でやめておこう」と言うのが守れなくなること。アダルトコンテンツで言うと、「1時間くらい見ようかな」と言うのが何時間も見ること。

「9耐性」というのは、「より刺激が強いものでないと効かなくなっていく」ということ。

自分が依存症だと自覚した

私は、飲酒に関しては全部、性関連に関しては5つ当てはまっている。
DSMー5のことや依存症については職業柄もちろん知っていたのだが、
「自分が」そうだなんて微塵も考えたことがなかった。

でも、今回の夫との問題が浮かび上がってきた時に「夫は性依存症なんじゃ?」と考えて改めてDSM−5を見てみた。
そしたらなんのなんの。「自分じゃないか」と。

それまでは、ひたすら夫のことを責めていた。
というか、男性全般に怒りを抱いていた。
「男なんてみんな浮気するし、酒癖も悪い」というバカデカ主語の偏見を抱いていた。

今考えると、自分がそういう人を周りに集めていたんではないかとさえ思う。

私の問題行動

具体的に自分のどんなところが問題行動だったのか、書いてみようと思う。
依存症の回復の要は「鍵はいつだって自分」と言うところ。
夫の浮気不倫についてや酒癖の悪さを書き連ねようと思えばいくらでも書けてしまうが、それをSNSに全て晒すのは自分の回復にならないから。

でもかなりプライベートな話になるので、有料にしたと言うわけ。

まず、私のアルコール依存症について。

ここから先は

2,726字

¥ 500

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

よろしければサポートお願いします! いただいたサポートでより赤裸々に再構築について書いていきます!