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【エクセルVBA】連番を自動で付けるマクロの作り方とダウンロード

エクセルで大量のデータを効率よく管理するために連番を付けている。


こんな方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。


例えば、

2025年に作成する書類には「250001」「250002」「250003」の連番を付ける

ハンコをもらった順番に「印0001」「印0002」「印0002」の連番を付ける

請求を完了した順番に「請求0001」「請求0002」「請求0003」の連番を付ける

といった内容で連番を付けることがあります。


連番があればデータ管理がやりやすくなる一方、

「いちいち次の連番を調べて付ける作業ってめんどくさい!」「間違った連番を修正するのはかなりめんどくさい!!」

という問題が発生してしまいます。


実際に私は以前勤めていた会社で、

連番で管理していた契約書に編集ミスが発覚し、半年遡って連番を修正する

という超めんどくさい作業を経験したことがあります。


「複数の人が同時にエクセルファイルを操作してしまった」「最新の連番の番号を数え間違えた」

ことが原因でした。


データ管理の効率をアップさせるための連番のせいで無駄な仕事が増えてしまっては本末転倒です。


VBAを使って連番編集処理を自動化してしまえば、

番号が重複したり、飛ばしてしまうような失敗は絶対に発生しません。


この記事では、

データ管理業務でよく使われる連番を付けるマクロ

についてご紹介します。


年数を基準に連番を付けるマクロ


『年数を基準に連番を付けるマクロ』は

申請日に入力する日付を基準にして連番を自動的に入力する

プログラムです。


具体的な動きは下記の動画を参考にしてみてください。


「申請No」は「申請日」を入力した時点で自動入力されます。


使い方

「申請日」を入力する。

たったこれだけです。


申請日の年数が変われば連番がリセットされて「0001」になります。



メリット

  • 年数ごとにデータを分けて管理できる

  • 連番を自動編集できる

  • 編集ミスが発生しない

  • 誰でも感覚的に利用できる


VBAを編集すれば連番の桁数を簡単に変更することも可能です。

大量のデータを年数ごとに管理している方におすすめ。


日付と担当者を基準に連番を付けるマクロ

『日付と担当者を基準にに連番を付けるマクロ』は

申請日に入力する日付を基準にして連番を自動的に入力する

プログラムです。


具体的な動きは下記の動画を参考にしてみてください。


「申請日」と「申請者」を入力すると「申請No」が自動入力されます。


同じ申請日に同じ申請者が入力されると連番が増える

という仕組みです。


使い方

「申請日」と「申請者」を入力する。

たったこれだけです。




メリット

  • 担当者ごとにデータを管理できる

  • 日付ごとにデータを管理できる

  • 連番入力が自動なので編集が簡単


複数の人が扱うエクセルファイルへの導入がおすすめです。


マクロ導入の注意点

マクロ導入の注意点は

マクロを設定したエクセルファイルを扱う方の理解を得ておく

ことです。


なぜなら、

どんなに優れたマクロであっても、導入したくない!時間をかけて手作業でやることに意味がある!!

という考え方の人がいるからです。


勤めていた職場には、以下のような考えの上司がいました。

  • マクロのコードが正しいかどうか判断できないから導入は許可できない

  • 時間と手間をかけた分、知識と経験になる

  • マクロ開発者が転勤になったら使えなくなるから最初から導入しない方がいい


上記のような意見を言われたとき

「え!?効率化をして何が悪いの?正しいコードかどうか判断しなくていいから提出された成果物を1から手作業でチェックして判断してくださいよ。」

と心の中で反論していましたが、考え方は人それぞれなので仕方ありません。


なので、私は自分が操作するエクセルにだけマクロを導入することに!


マクロを使って10分で作業しようが、手作業で1時間かけて作業しようが成果物に違いはないので上司にバレる心配もありません。


『連番を付けるマクロ』は

日付や担当者を入力するだけで連番が付与されたNoが自動入力されるので、誰にも迷惑をかけることなく編集作業の効率をアップ

させることができます。


アンチマクロ派の方も気づかないうちに『連番を付けるマクロ』を扱うことになり、編集作業の効率が自然とアップするはずです。


アンチマクロ派にはマクロ設定したことを報告せず、こっそり自動化して陰で笑ってやりましょう。


初心者が『連番を付けるマクロ』をサクッと導入する方法


VBA初心者の方は『連番を付けるマクロ』を効率よく導入する方法は

業務内容に合わせたマクロの開発依頼をする

です。


設定したいマクロの条件が複雑になればなるほど導入が難しくなります。

特に、業務内容に合わせた『連番を付けるマクロ』の設定は結構難しい。。。


そんなときは、

マメBlogのマクロ開発依頼サービスの利用

を検討してみてください。


「こんな業務をしていて、こんな感じのマクロを設定して作業効率をアップしたい」

と伝えるだけで業務内容に合わせたマクロが手に入ります。


本業が忙しくてマクロ開発まで手が回らない!

という方は是非利用してみてください。


⇒ ⇒ ⇒ マメBlogマクロ開発依頼はこちら


連番を付けるマクロのダウンロード

下記では本noteで紹介してきた

『年数を基準に連番を付けるマクロ』と『日付と担当者を基準に連番を付けるマクロ』が設定されているエクセルファイルをダウンロード

することができます。


  • ダウンロードしたエクセルをそのまま使うもヨシ

  • 設定されているコードをアレンジして使うもヨシ

  • VBA学習用のサンプルコードとして活用するもヨシ


有効に活用してください。


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