
cado ROOT 7200|浴室内で部屋干しするために除湿機を購入した
はじめに
わが家のお風呂にマックスの浴室乾燥が付いていたのだが、10年の節目をもって浴室乾燥機能がお亡くなりになった。
うちの洗濯物事情は、夜お風呂の後に洗濯して、そのまま浴室に干して浴室乾燥するスタイルだ。毎日使用していたから壊れるのが早いのも仕方ないのかもしれない。
そこで、自分で替えようと調べてみるも、電気工事の資格が必要とのことで断念。
メーカーに費用を確認するも、15万オーバーでちょっと必要性を考えてみることに。
どうせいつかは壊れるのであれば、備え付けの浴室乾燥にこだわる必要はないし、除湿機で代用できるのではないかという結論に至る。
除湿機について
除湿機について調べてみる。
主に種類は3つ
種類
・デシカント方式
乾燥剤に湿った空気を当てて、水分を取り除き除湿する。
乾燥剤に溜まった水分をヒーターで加熱し、蒸発させてタンクに溜める。
使用中は周辺空気が温まるので、夏場の使用は注意。
メリット
単純な機構なため安価
主に冬場の使用に適している
デメリット
コンプレッサー式に比べ除湿能力が劣る
電気代が高い
・コンプレッサー方式
コンプレッサーで冷媒が冷却器を冷やし、湿った空気との気温差で発生する結露をタンクに溜め除湿。
メリット
除湿能力が高い
電気代が安い
主に夏場の使用に適している
デメリット
動作音が大きい
重くなりやすい
気温が低いと除湿能力が落ちる。(5℃〜35℃くらいが動作範囲)
・ハイブリッド方式
デシカントとコンプレッサー方式を組み合わせた構造。
メリット
一年中安定して使用可能
比較的電気代が安い
デメリット
大きい、重い、高価。
浴室乾燥に必要な条件
一年中使用するので、ハイブリッド一択かと思ったが、以下の記事を見てコンプレッサー型でも大丈夫じゃないかという気がしてきた。
要は、気温の低下で空気中の飽和水蒸気量が少なくなるので、冬に除湿量は低下するのはあたりまえってことか。
つまり、回収量が少ないだけで湿度を下げる働きには一切影響がない。
ただし、動作範囲が5℃〜35℃くらいなので、部屋が5℃以下になるような寒い地域はやめといた方が良いだろう。
また、浴室で寝てる間に衣類(6人分、5kg相当)および浴室を4時間以内に乾燥させる運用を想定する。
乾燥時間の理由は、洗濯終了から完全乾燥まで5時間以内に完了しないと菌が繁殖して臭うからだ。(洗濯終了から干すまでの時間を1時間と想定)
ちなみに衣類2kgは、Tシャツ3枚、Yシャツ2枚、パジャマ1組、下着7枚、靴下2足、タオル3枚程度。
これらのことを踏まえると除湿機の条件としては以下のようになる。
送風機能(ルーバーの自動可動)
連続排水機能
騒音気にしない(浴室のため)
動かしやすい
ハイブリッド or コンプレッサー式
能力は部屋の広さ、温度、湿度等の条件があり、決めることが難しいため、ミドルクラスの除湿能力以上とした。
除湿機の選定
条件を満たしつつ、いいなと思ったのが以下の3つだ。
かなり悩んだが、毎日使うし、場所もとる家電なのでデザインも重要視した。
最終的にスペックが劣ってもデザインのいい「cado ROOT 7200」を購入した。
cado ROOT 7200
仕様
本体寸法 幅327×奥行207×高さ682mm
本体重量 約12kg
電源コード長 約1.8m
タンク容量 3.5L
除湿方式 コンプレッサー方式
除湿可能面積の目安
[50Hz] コンクリート住宅:16畳(~27m²) 木造住宅:8畳(~14m²)
[60Hz] コンクリート住宅:19畳(~31m²) 木造住宅:9畳(~16m²)
除湿量※1 [50Hz] 6.5L/日 [60Hz] 7.5L/日
運転モード 除湿モード、衣類乾燥モード、ナイトモード
消費電力
除湿(強)※2:[50Hz] 170W / [60Hz] 187W
衣類乾燥※2:[50Hz] 180W / [60Hz] 200W
ナイト:[50Hz] 22W / [60Hz] 26W
運転音
除湿(強):45dBA、衣類乾燥:51dBA、ナイト:[50Hz] 41dBA / [60Hz] 42dBA
LEDサイン タンク満水お知らせ
タイマー 1時間、4時間、8時間 (12時間後自動OFF)
その他 湿度自動調整、タンク満水時自動停止、自動霜取り機能、内部乾燥モード
※1 除湿モード(強)で運転し、室温27℃、相対湿度60%を維持し続けたときの1日あたりの除湿量です。
※2 室温27℃、湿度60%の場合
特徴
ー デザイン ー

操作はシンプルでよき
届いてすぐの写真

タイヤも大きくて移動が楽
ストッパ付き

ー 衣類乾燥 ー
自動だと運転開始から5時間経過すると送風運転に切り替わる。
自動モードの他に、弱風モード、強風モードもある。
ルーバーの自動可動もできる。だが左右方向は手動なので注意が必要。
衣類乾燥に限らず、全ての機能は12時間で自動的に止まる。
ー お手入れ ー
・内部乾燥モード
コンプレッサー部分を乾燥させ、内部のカビ防止。1週間に1回程度推奨。
・排水
満水になるとアルミハンドルの付け根が赤く光る。連続排水も可能。
連続排水の場合は、市販のホースが必要(内径12mm、外形16mmの物)

・フィルター
1週間に1回程度の掃除を推奨。

ROOT 7100との違い
そっくりだけど全然違うので注意!
・風量1.3倍で衣類乾燥時間10%短縮
・除菌消臭モードがナイトモードに変更
・内部乾燥機能追加(本体内部のカビ抑制)
除菌消臭モード (ROOT 7100)
除菌消臭剤ピーズガードまたは電解酸化水Purio(どちらも別売り)を専用タンクに入れると噴霧しながら送風運転を行う。
ナイトモード (ROOT 7200)
弱風で空気を循環させる機能。
コンプレッサーの振動音がなくなり、運転音が低減される。
※両モードとも除湿機能なし
実際に使用してみて
衣類乾燥モードで、ルーバー自動稼働オン、強さは自動で乾燥してみる。(10月)
自動だと、運転開始から5時間経過すると送風運転のみに切り替わる。(除湿をやめる)

気温27℃ 湿度75%くらい


手前はパラソルハンガーなので、円形にずらっと洗濯物がある
朝確認してみた。
浴室内の洗濯物は乾いていたが、洗面所に干していた分は一部乾いていないものがあった。
直接風が当たっていないのが原因だろう。
しかし、薄手のものは乾いていたので、乾きにくいものを直風が当たる場所(浴室内)にすれば良さそう。

次の日、衣類乾燥モードで、ルーバー自動稼働オン、強さは強で乾燥してみる。

気温24℃ 湿度72%くらい


朝確認してみた。
自動の時に比べてかなり乾燥の効きは良い。
洗面所の洗濯物もほぼ乾いていた。唯一、厚手の靴下の一部がほんのり湿っていた程度だ。

気温29℃ 湿度61%くらい
どちらの条件でも、乾いたものは生乾き臭なし。
わが家の洗濯物の量だと、強設定で、厚手のものを浴室内に干した方がいいことがわかった。
洗濯物が少なく、浴室内で収まるときは自動で良いだろう。
現在は別に購入したホースが届いたので、連続排水をしている。


ケーブルが邪魔だったので、コマンドフックを購入してまとめた。
あとは冬場がどうなるかだが、わかりしだい追記しようと思う。
フィルターの掃除
フィルターの掃除は簡単だ。
歯ブラシで軽く擦るだけで綺麗になる。
最後にハンディタイプの掃除機で仕上げておわり。
(約3ヶ月放置していたら埃がびっしりだった…)

さいごに
デザインは申し分ないし、移動も楽なためリビングにおいても違和感なくなじんでくれそう。
ただし、それなりのサイズなので、部屋が狭い場合はスペースを取られるため注意。
夜は浴室乾燥と衣類乾燥で、梅雨時期はリビングの湿気取り、それ以外はナイトモードで空気の循環をすることで、エアコンの補助として活躍してくれそうである。
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