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2021年12月16日放送坂本サトル『ひとりミリオン』(伊東洋平『Well and Will』のこと)

坂本サトルさんのラジオ番組『坂本サトルのひとりミリオン』(FM青森 毎週木曜21:45~)のリスナーです。
サトルさんが、ご自身の楽曲について語る言葉を記録していきたいと思い、noteを始めました。
読んでいただいたメールと、サトルさんのコメントを記載します。

2021年12月16日 放送『坂本サトル ひとりミリオン』より

(以下、まめきちのメール)
こんばんは。
伊東洋平さんのアルバム『Door』、リピートして聴いています。
もうすぐ洋平さんの仙台サンプラザライブですが、アルバム8曲目収録の「Well and Will」について、ぜひサトルさんにお話伺いたいなと思いました。
「Well and Will」は、優しく温かなイントロから始まり、まるで物語のように表情を変えながら展開していき、荘厳で壮大なアウトロで幕を閉じます。

歌詞やボーカルではなく、演奏で伝えることがとても大きい、つまりアレンジが非常に重要な役割を果たす曲であり、洋平さんの今までの楽曲にはないような、まさに大曲というのに相応しい一曲でした。
この荘厳なアウトロを聞いて、私は、ホールでの演奏、つまり仙台サンプラザでのライブを意識して、アレンジを発注されたのかな?と思いました。
ギターにブリーフ&トランクスの伊藤さんが参加されているのも豪華です。
この曲の制作にご苦労されたお話もチラチラ聞いていますが、制作秘話などありましたら聞かせてください。
また、同じ「Well and Will」というフレーズを使いながら、自然の中で、ギター弾き語りで歌う一曲目「lamp」へ戻っていくというのが、構成の妙ですね。まさにアルバムの醍醐味ですね。
(まめきち42号)

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以下、サトルさんのコメント引用)
まさにこの『Well and Will』は今回のアルバムで一番苦労した曲なんですよね。
洋平からのオーダーが結構むちゃくちゃで。
「松任谷由実さんみたいな感じで入っていって、最後はアフリカな感じにしたいんですよ」って(笑)。
「アフリカ!!???」っていうね(笑)
とにかく洋平は、すべてを文章で伝えるので、それを読み解くっていうのが俺の大事な役割なんだよね。洋平の言ってきたことの、さらにその先を読んで、もっと先のことをこっちで提示するっていうことも、ときにはある。
だけど今回は、本当に洋平のオーダーにも応えながら、自分なりに、アルバムのフィナーレに相応しい、壮大なアレンジができたんじゃないかなと思っています。
洋平からのオーダーで、1個だけ具体的にあったのは、スリーフィンガーっていうやつなんですよ。アルペジオのフレーズを入れたいって。
おれも洋平も弾けなくて。スリーフィンガーっていっておれがすぐ思いついたのが、ブリーフ&トランクスの伊藤君でね。伊藤君って、変な曲ばっかりやってるけど(笑)、ギターはめちゃくちゃうまいのよ。アコギが。
サイモンとガーファンクルが師匠だから。伊藤君に話したら、よろこんでやりますって言ってくれて。ギターは本当に繊細なプレイで。
はい。
この曲は、構成が目まぐるしく変わっていきます。ドラムだけで3種類使ってますので。
トラック数も多かったし、アレンジも非常に時間がかかって。
だけど、終わった今は充実感がありますね。

伊東洋平Doorは、坂本サトルWebマーケットでも販売してます。
(引用おわり)



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