2024/09/14&15 「坂本サトルスペシャル 2days LIVE♪ at カフェミルトン」ライブレポート
かつてHEATWAVEの山口洋は、「ここには音楽の神様が棲んでいる」と述べた。
シンガーソングライター・リクオは、「自分にとって”襟を開きつつ、襟を正す場所”」と表現した。
それが、1995年より宮城県白石市に店を構えるライブレストラン、”音楽の聖地”とも呼ばれる「カフェミルトン」だ。
坂本サトルさんにとっての「カフェミルトン」は?
2日目のMCで、サトルさんはこう述べた。
「自分にとってこの場所は”主戦場”」。
「1年に1回、ちゃんと音楽に向き合っているか、ミルトンママとマスターに評されているよう。緊張感をもって臨むステージ」だ、と。
サトルさんの「カフェミルトン」ライブは、マイクやスピーカーといった音響機材を一切使用しない完全アンプラグド。
生声、生ギター演奏で2時間のフルライブを敢行する、身体的・精神的に負荷の大きい、かなり特殊なライブである。
「普通はそんなこと彼女にしかしないよ」と冗談めかして言うが、25年前にソロデビューを決めた際、ストリートやショップの片隅で、ギター1本と自身の声だけで通りすがりの人々に「天使達の歌」を届けたとき、さらには2011年3月の震災時、避難所や仮設住宅へ支援物資とともに歌声を届けに赴いたシーンを彷彿させる。
ある時期(あるいは今も)、「生声・生ギターライブ」は確実にサトルさんの代名詞であり、現在に至る音楽活動の根幹、強固な土台となっているはずだ。
そのときのような音楽への情熱を絶やしていないか? 誤魔化しがないか? 真摯に向き合っているか?
音響機材のない丸裸の状態で、180度ぐるりと囲む超近距離の観客や、ママとマスターに、すべてが見透かされてしまうような緊張感があるのがミルトンライブなのではないかと想像する。
そして観客もまた、自身の息をする音、つばを飲み込む音さえも気になってしまうほど、集中してライブに聞き入っている。
その相乗効果が、ここでしか味わえない一体感と奇跡の瞬間を、幾度も生みだしているのだと思う。
かくして今回のライブもまた、奇跡が舞い降りた。
2024年09月14日 ライブレポート
18時過ぎ、だんだんと暗くなる空の下、店前に集まり整列する観客たち。
ママが店から顔を出し「虫に刺された人いませんか~?」とアナウンス。「今年の蚊にはムヒとキンカンが効くんですよ!」とは、医者に聞いたそうだ。
開場時間になると、ママはてきぱきと会計システムを説明し、会計を済ませた観客たちは各々好みの席に着き、グラスを傾けながらサトルさんの登場を待つ。
まもなく開演が近づくと、マスターがスティックを持って、ステージ近辺の照明の位置を調整する。
「サトルさんが登場したら、盛大な拍手を!」そう言って、隣接する自宅兼楽屋にサトルさんを迎えに行くマスター。
この開演前の一連も含めて、ミルトンのライブに来たなと感慨深くなる。
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爽やかなブルーの小花柄半袖シャツで登場したサトルさん。
ステージと観客席がシームレスな距離の近さに、「この場所のライブは慣れるまでに時間がかかるな…」と、久しぶりの空間に少しとまどっているようだ。今日の観客に小学6年生の女の子がいることに気がつき、「小学生を楽しませる自信ないなぁ」(と言いながら、その後のライブ中にちょくちょくこのお嬢さんに話しかけていた)と観客とコミュニケーションを取りながら、場の空気を作り始める。
ここでの1曲目は「ミルトンへ行こう」と決まっている。「♪晴れた日は ミルトンに行こう」と歌いだす分厚い声。ジャーンとかき鳴らすギターに引き付けられ、マイクなしが信じられないほど響き渡るその声量に、毎回ハッとする。
「コーンスープ」「愛の言葉」はときどき目をつぶりながら丁寧に。心に情景が浮かぶ歌声だ。「愛の言葉」終盤は、オーディエンスと「♪ラララ…」を掛け合いながら歌う。歌唱後サトルさんが「このまま終わってもいいくらい!」と述べたように、早くもオーディエンスとのいい関係が作られている。
今回のライブは「カフェミルトン開店30周年記念」と銘打たれている。
’95年オープンなので正しくは来年がそうなのだが、周年イヤーがもう始まっているということだそうだ。サトルさんのミルトン初ライブは2005年5月5日。約3分の2の月日を一緒に過ごしており、コロナ禍も明けやらぬ2022年は、7月~12月の半年間に3回もライブを開催したこともある。「そのどれもが忘れられないライブだった」。
「地方都市でこういうお店を続けるのは本当に大変なこと」と述べミルトンへ敬意を表し、30周年を讃えた。
サトルさんの敬愛するリクオさんと出会ったのもこの場所。
リクオのカバー「胸が痛いよ」は、前半のフィンガーストロークで奏でる柔らかな音色が切なく、後半はピックで力強く奏でるストロークがエモーショナルだ。続く「君に会いたい」、転調後のたたみかけるようなサビが心に響く。
歌唱後、フーっと大きくため息。
「マイクを使わないライブは、正直、体力的にとても疲れる。だけど集中して聴いてくれる分、響き方も強いんじゃないかと思う」。
最近はレコーディングで連日スタジオに泊まり込み、昼夜逆転の日々が続いていたが、週末のライブで人間に戻った感じだと言う。
観客とビールで乾杯。張り詰めた空気が少し緩んだようだ。
「この歌が夏の終わりを歌っていると気づいた瞬間、響き方が変わった」と紹介した、TUBEのカバー「シーズン・イン・ザ・サン」。サビの「♪ストップ・ザ…」で人差し指を天井に向ける振り付けをレクチャー。サトルさんのライブで振り付けがあるのは珍しい。
続いてもカバー曲、2023年に逝去した大橋純子の「たそがれマイ・ラブ」。
「人前で歌うのはいいね。自分が何のために歌っているかわかる」
そして、自身の音楽人生最大のチャレンジであるという、来年4月5日にリンクステーションホール青森で開催されるライブについて語った。
「青森県で最大のホール、2000人キャパの会場で2025年の4月5日にライブを開催する。ちょうど1年前に会場を押さえた。
デビューから32年経って、すごいねと言われるようなことはいくつか経験した。だけど昔の勲章ですごいと言われてもしょうがない。
今の自分にとってはかなり難しい挑戦。ただやるだけでは意味がない、100%の集客がライブの成功だと思っている。これから半年かけて、どうやって100%に持っていくか。57才の今、がんばっているところ、チャレンジできるということを見せたい。その姿に何か意味があるんじゃないかと思っている。
宮城からもたくさん来てほしい。仙台からバスを出したいんだよね。
ここにいる人全員、僕のチャレンジに付き合ってほしい」
ライブに向けて新曲もリリースする。未発表曲「半分の月」は、満月から半月に形を変えていく様を人の心と重ねたという。
前半最後の曲は、「最近ライブで歌って改めていい曲だなと思った」という「僕が生まれた理由」。フィンガーストロークで優しく歌いだし、後半につれて力強いメッセージを放つ。シャウトするようなしゃがれた声が感情を揺さぶった。
休憩後、後半がスタート。
「ライブに初めて来た人?」と尋ねたところ3組ほど手を挙げ、そのほとんどが、tbc東北放送のラジオ「ひとりの時間。」を聞いてとのことだった。「(ひとりの時間。)を10年続けていて良かった!」と、32年のキャリアを経てなお新しいオーディエンスに出会えることが本当にうれしそうだ。
「後半もカバー曲から」そういって選曲したのは、洋楽のカバー「With or Without You」。以前にこのカバーを初めて聞いたとき、ギター1本の弾き語りで歌の世界観を表現したことに驚愕したが、この日はマイクなしの生声で歌い上げるとあり、さらに度肝を抜かれた。イントロの8ビートを刻むカッティングに優しい歌声がのり、オクターブあがるところから後半につれてどんどん壮大になっていく。ギターの音量や声量のコントロール、リフレインの緩急など、フィジカルな技術に裏打ちされた素晴らしい表現力に胸を打たれた。自分にとっては、この曲を生声で聴けたのが一番良かった。
続いて下田逸郎のカバー「セクシィ」。
(下田逸郎さんのすごさを語るため氏の楽曲「ラブホテル」の説明をしようとして、観客に小学生がいることを思い出し慌ててやめた)
1曲通してフィンガーストロークで奏でるギター、声を張らずにささやくような歌声、店外から聞こえる秋の虫の音が渾然一体となり、切なくも心地よい空気感が会場を包む。この季節にここでしか聞けないライブの醍醐味だ。
それまで着席しながらの演奏だったが、イスから立ち上がりJIGGER'S SONの「バンジー」。けだるくアンニュイな大人の雰囲気。
そこから一転「メリーゴーランド」では、オーディエンスのハンドクラップやサビの掛け合いとともに明るい一体感が満ちる。
「次の曲はみんなで歌ってほしい」と「大丈夫」のサビをシンガロング。
歌唱後「おじさんが歌っているのを見ると泣きそうになる」とつぶやく。少し前の野外イベントで「大丈夫」を歌いその時の盛り上がりを見て、エンターテイメントの役割や重要性を実感したという。
この日観客の中に、「ひとりの時間。」にメッセージをくれたリスナーがいた。それまで歌詞の意味など気にしたことはなかったが、震災後、歌の歌詞に耳がいくようになり、その中で一番響いた歌詞がこの曲だったそう。
そう言って、当初の予定にはなかったという10 for 10 TOHOKU「10年後の僕ら」を演奏。心を込めた歌声を届けた。
働く人たちへのアンセム「アイニーヂュー」では、恒例のBメロ合唱の際「もっとやさぐれた感じで!」「コンチクショウみたいに!」という注文がつき、笑いながら盛り上がる会場。
「未だ自分の役割がなにかあるんじゃないかと探している。だんだんとそれに近づけている気はしている」
「レコーディング中で煮詰まることもあった。今日のライブで、何かをいただいた1日だった」
「来年の4月5日、待ってます」と述べたのち「天使達の歌」、そしてエンディングナンバー「ミルトンに行こう」を歌い上げ、この日のライブを終えた。
「一緒にいい夜を作ってくれてありがとう!」
9月14日「ミルトンへ行こう」歌詞
■9月14日セットリスト
■9月14日写真
2024年09月15日 ライブレポート
後のラジオ(2024/10/14放送「坂本サトルひとりの時間。」 tbc東北放送)での話によると、今回のミルトンライブは、約半年ぶりのワンマンライブということ、またその間にネコの多頭飼いによる猫アレルギー、喘息を発症したことなどにより、ちゃんと声が出るのか少し不安があったとのこと。
そして迎えた9月14日、いざライブが始まって「声が出た!」その喜びと安堵から、ちょっと頑張り過ぎてしまったのだそう。
2日目(15日)、ゆっくりと起きて会場に入りリハーサルの発声をしたところ、高いキーが出ない。あと1時間でライブが始まるというタイミングで、急遽セットリストを組み直したそうだ。
さて本番。いざ第一声を歌ったところ、なんと声が復活。セットリストを元に戻した。そんなバタバタがあったが、いろいろな奇跡が重なり、本人曰く「ここ数年のベストライブになった」という。
「何年やってもライブってわからないな…」と、まさにライブは生き物、自身でも不思議な体験だったそうだ。
(レポート後半「9月15日ライブ後 締めの言葉」にも関連内容を記載)
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15日の開場は18:00から。この日の天気は雨。店頭の緑が鮮やかだ。
「登場したら盛大な拍手を…!」そう言って、サトルさんを呼びに向かうマスター。
オープニングの「ミルトンへ行こう」は、冒頭の歌詞が「♪雨の日はミルトンに行こう 濡れた景色 それもまたいいもんさ」に変わり、この日だけのヴァージョンにうれしくなる。
「愛の言葉」「コーンスープ」と続く。少し鼻声にも聞こえるが、声もギターも会場に気持ちよく響く。
(後のMCで「雨の日はギターの音があまり鳴らない」と言っていたが、声量とギターのバランスによるものなのか、まったく気になることなく最後まで楽しむことができた)
「初めて来た人?」と尋ねたところ、この日の観客も「ひとりの時間。」を聞いてという方が数名いらっしゃり、中には1曲も聞いたことがないという人もいる(そして本日の客いじりの主役はこの人となる)。
初めての観客のために多めに曲の説明をすると述べ、
「自分でも最近気がついた。何をテーマに曲を書いているのか。
大きなテーマの一つに『喪失』がある。
失くしてしまうことへの恐怖、なくなってしまって気がつく大切さ」
そう言って、亡き曾祖母を想い作ったという「君に会いたい」を演奏。
歌声に前日の疲れが少し残るようだが、そんなときだからこそ感じられる鬼気迫るような勢いがあり、聞きながら背筋が伸びる思いがした。
サトルさんの歌を1曲も知らないというTさんに向けて、「やぶれかぶれ」を説明。2016年にNHK青森放送局の地域発ドラマとして制作された「進め!青函連絡船」の主題歌として作られ、吉田栄作演じる主人公のことを歌った歌であると。そうかドラマのストーリーに沿った曲なのだなと、こちらも改めて由来を思い出す。
その後、「この曲は25才のときに書いて結構売れました。みんな知ってるんじゃないかな」と言って「シーズン・イン・ザ・サン」(TUBE)を歌い、会場の笑いを誘う。サトルさんのライブはおもしろい。
前日同様、リンクステーションホール青森でのライブ開催を目指すことの意味を述べ、そのために取り組んでいる新曲の一つ「半分の月」を演奏。ギターと歌声から気迫が伝わり、歌の世界に引き込まれる。
「自分の生まれた理由をずっと考えている。この曲を作った時点での、僕なりの理由(を込めた曲)」といって続けた「僕の生まれた理由」。フィンガーストロークのアルペジオから始まり、後半にかけて渾身の歌声に圧倒される。全身全霊が伝わるパフォーマンスに、大きな拍手が会場を包んだ。
休憩を挟んでの後半は、6月に主宰した青森のイベント「HOMETOWN MUSIC LIFE」のレモンイエロー・Tシャツで登場。
観客とビールで乾杯する。
「実は今日はギリギリまで声が出なかった。始まってみたら声が出た」と、前半を無事に終えられたことに安堵したようだ。
前日同様、着席し「With or Without You」。この日の歌声、演奏も素晴らしい。
Tさんに「普段はどんな曲を聴いているんですか?」と聞くと「70年代の曲」とのこと。何かあるかな…とその場で曲を探し、井上陽水「少年時代」を歌う。(後のMCで本人も話していたが「少年時代」は’90年の曲)。
フィンガーストロークで奏でるギターの後ろで、虫の音が伴奏のように鳴り響き、とてもいい雰囲気だ。
「ギター、歌、坂本サトル。そして虫、でした(笑)」
そして、この日のハイライトが「世界中のすべての色」。
この曲をリクエストしたのはカフェミルトンのご夫婦の息子、料理担当のマサヒロさん。「世界中のすべての色」は、マサヒロさんが小学生のときに見ていたテレビ番組「天才てれび君」の中で、ウエンツ瑛士、ジャスミン・アレン、伊藤俊輔という3人の子供たちが歌うため、サトルさんが書き下ろした曲だ。以前からこの曲をライブで聴きたいと切望していたマサヒロさんだが、14日のセットリストに入っておらず「やっぱり歌ってくれないんですね」とサトルさんに詰め寄ったところ、「今日歌うよ」という流れで、約束は果たされた。
20年以上ぶりにライブで歌う曲とあり、サトルさんは「この曲はみんな知らないだろう」と思っていたそうだ。曲中に何度かコール&レスポンスがあり(♪まだまだこれからの僕だから~ に対し ♪これからの僕だから~等)、マサヒロさんひとりのレスポンスを予想していたところ、大勢の観客が歌でレスポンスしたのである。サトルさんが驚き演奏がとまる。鳥肌がおさまらない。後半もオーディエンスとともに歌う。(レポート後半「9月15日ライブ後 締めの言葉」にも記載)
そんなミラクルな瞬間を経て、サトルさんも元気になったよう。会場全体の一体感もぐっと増す。
イスから立ち上がり「大丈夫」。今日は最初からオーディエンスとシンガロング。「Tさんひとりで!」と言われ、知らない曲をがんばって歌うTさん。オーディエンスが応援、大きな拍手!
「10年後の僕ら」は、「新しくできた街並みを受け入れて、そこで新しい思い出を作っていってほしい」という曲に込めた思いを述べて歌う。じっくりと聞き入る観客たち。「アイニーヂュー」では、Tさんをじっと見つめて(歌詞の一部を”Tさんが必要”と歌う?と周囲に期待させながら)「♪この僕には”ミルトン”が必要だ!」と歌うサトルさん。Tさんは間違いなくこの日の立役者である。
改めてリンクステーションホール青森でのライブの意気込みを述べ、「天使達の歌」。今日はサビをみんなで歌う。
「いい時間でした」と観客に感謝を述べ、エンディングの「ミルトンへ行こう」を歌い終わると、カウンターから「パン!」とクラッカーの音。マスターの粋なはからいだ。
「2日間やりきった!できると思わなかった」
ミルトンでのアンプラグドライブを2日連続で行ったのは今回が初めて。
体力的、精神的にもきつい状況を乗り越え、サトルさんがオーディエンスを導いて見せてくれた景色は、まさに奇跡的だった。
9月15日ライブ後 締めの言葉
9月15日食事会での最後のご挨拶より。
9月15日「ミルトンへ行こう」歌詞
■9月15日セットリスト
■9月15日写真
ライブ感想、雑感
坂本サトルさんのライブは、歌の感動はもちろん、MCの楽しさやオーディエンスとの空気づくりの巧みさも、確実に魅力の一つである。
ライブ中、笑いが絶えないこの雰囲気を文章で表現するのが難しい。
なぜ、自分はサトルさんのライブに行くのか。
楽しくておもしろいし、歌が上手いから。ファンだから。
いろいろあるが、「音楽を信じられる瞬間を感じたいから」なのかなと思う。
いろいろなものがそぎ落とされた裸の歌声、ギターを奏でる佇まい、表情、全身から放たれる気。
音楽の力を心の底から信じるミュージシャン、オーディエンス、ミルトンのママとマスター、その三者が揃って、この空間でしか生まれない、音楽的ピュアネスというか、真心というか、そういうものが感じられる瞬間があり、それが最高に幸せな時間だなと思う。
次にサトルさんのライブに行く予定は、来年の4月5日。
青森の大ホールで行われるコンサート。今回のアンプラグドとはまるで対極だ。
しかしきっと、同じものを、それ以上のものを感じられると期待している。
サトルさんのライブに初参加だというオーディエンスを見て、自分が初めてサトルさんのライブに行った時のことを思い出した。
「アイニーヂュー」のBメロを周囲が当たり前のように歌っていて、歌えない自分は取り残された気持ちもありつつ、今度来る時までにこの歌を覚えて一緒に歌おうと、次のライブへの期待に繋がっていた。
今回初めての方も、そんな風に思っていればいいな、と思う。
過去のミルトンライブレポート
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