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実習が始まる看護学生のみなさんへ~学生らしい態度と身なり??~

実習がもう始まっている人もいるようですね。

お疲れ様です。

看護師になりたい学生さんの中には、
楽しみにしている人も、いる?1割くらい?いるかな(笑)

私が学生の頃、看護実習がでぇきらいだった、ってことと、
教員という立場で看護実習の現場に携わったときのことも踏まえ、

実習を乗り切るための攻略!
ではありませんが(それについては他の方の記事をご参照ください)

タイトルのように、よく実習要項に出てくる文言ですね。

学生らしい態度と身なりで実習に挑む、ってどういうこと?

について考えてみたいと思います。


実習始まる前、
学生のみんなは髪を黒く染めてきます。
スプレーで染めたりして、違和感しかない(笑)学生もたまにいます。
そして、髪型も決まってるところが多いですね。
長い髪の場合は、低い位置でお団子にして、ヘアネットで覆う。

私はこのヘアネット?をみんなが装着しているのを見て
昭和かと目を疑いましたが。

「ねえ、これどこで売ってんの?」

と思わず聞いてしまいました。

100均とな。

他には、
ピアス、ネックレス、などのアクセサリーは禁止。
実習着の半そでの下に、長袖のヒートテックなどの着用禁止。
白い靴下のみ可。

などなど。


でも最近、臨床のナースも、髪色結構自由なとこ多くないですか?

ピアスなんかは、小児の場合は、もし外れちゃった場合のこどもの誤飲など
事故にもつながりますので、外すのは「患者さんのため」と理解しやすいですね。

ヒートテックの着用禁止、は、謎でした。
冬の実習、半そで、寒いよ。
臨床のナースも着てるんだけど、スクラブの下に、
なぜ、学生はだめなんだろう。。。
ちょっとでも半そでからヒートテックがのぞいて見えてたらめちゃ注意されてました、教員に。

髪色については、
これはどうなんでしょう。

私個人的な意見としては、
野球部がなんで坊主にしなきゃいけないのか、と同じくらい
看護学生は明るい髪色はだめ、なのはなんでだろう?と思ってしまいます。

髪色によって与える印象、
明るい色だと、信頼度が下がる?清潔感がない?

「指導看護師や教員に目を付けられ、評価が下がるから」
って理由もよく目にしますが、
目を付けられる、って、次元が昔の中学生ヤンキーじゃん。

「高齢者の中には髪色が明るいと不快に思う方もいるから」

そう?
介護施設でばりばりハイカラーな方もいたけど、
私は1回もみたことありません、
髪色明るいからいやだ、とか、信用できない、とかいう高齢者の方は。
言葉にしなかっただけ、かもしれませんが、
仕事ぶりや対応がとても丁寧な方で、髪色で評価されることはなかったです。

これはもう、日本人の昔からの文化や価値観からくるもので、
一般常識としてはそうだろう、ぐらいのものですね、きっと。

学生らしい態度、も、謎です。

誰目線?誰評価?

これは人によって、身なりに関してよりも考え方に差が出てしまうところですね。


だから、誰目線で考えるか、がとても大事です。

学生らしい態度、身なりを誰目線で考えるのか、

それは「患者さんとその家族」です。

ここさえぶれなければ、いいと思っています。

でも、これも人それぞれじゃん、具体的にはなんなのよ!
というと、

「相手(患者さんやその家族)を尊重した相手へのマナー」の範囲かと考えます。

自分が尊重されているかどうか、ってめちゃめちゃ重要で、
「信頼関係を築く」(←学生からよく出てくるワードあるあるの一つですね。)事において必須だと思っています。

相手を尊重した態度については、自然とできてしまう人もいますが、
なかなか難しいところなので、ここを学生の時から習得したいところです。

身なり、については、「清潔感」、以上!

(そいえば、男性のひげについても意見がわかれますね。
ちなみに、うちのだんなは、学生時代も現役時代もひげありで
お局には超嫌味いわれてました。ひげが清潔か清潔じゃないか、、、
マスクしてたら一緒説、ですね。)

自分の身なりを清潔に保てているかどうかは、
初対面で会う人との入口として、第一印象の大きさを考えるならば、ここは気を使いましょう。

具体的には?
自分で考えましょう(笑)

髪色、ヘアネット、とかそういう具体的にどうすればいいか、はさっきも言ったように個人の価値観の問題になるので

おおまかにざっくり、自分が清潔感を身にまとえているかどうか、で大丈夫。
ざっくり、意識を「清潔感、自分、もってます」に向いてれば滲み出てるものです。オッケー!

態度については、
これこそ「相手を尊重している態度かどうか」につきます。

患者さんとその家族に対して、

時には命にかかわる重要な病態だったり、
治療がなかなか思うように進まなくてしんどい思いを持っていたり、

「通常の日常生活が送れていない」ってことでのストレスは、そりゃもう私たちには想像できないくらいのものです。

そんな中、学生を受け入れてくれること自体、まず感謝です。
感謝、が一番最初です。
その方にとって、決して当たり前のことではないってことは忘れないでくださいね。

そして、その方と実習中の短い間であるけれども、誠実に向き合う
これにつきます。

具体的にどんな態度が誠実な態度なんでしょうか?
それは自分で考えましょう(2回目(笑))

あれがだめ、これがだめ、は言うほうは簡単です。
でも、これも価値観の違いもあるので、人によってさまざまです。

看護学生、「自分で考える」って苦手じゃないですか?
でも、これは自分で考えることに意味があります。

目の前の相手を思って考えること、そのこと自体が、もう看護の範囲です

目の前の相手に直接手を出して何かいいことはできないかもしれないけど、
相手を尊重するって、この方にとってはどんなことなんだろう、と考えること自体がプロの第一歩じゃないかな、と思います。


そうはいっても、自分ではまじめに誠実に実習に臨んでいるつもりなのに、
病棟看護師や教員から、やる気がない、と見られてしまいます!

という学生、いますよね。

これも一緒です。
相手を、患者さんから「病棟看護師」や「教員」に置き換えて
相手を尊重するとは?、と考えてみましょう。

ぶっちゃけ、これは「相手受けがいいか悪いか」みたいな小手先のことだったりするので、
ほんとは、看護師も教員もみんな偏った自分のものさしで学生を評価してほしくないのですが、
いってもみんな生身の人間なので、人によってものさしは様々です。

小手先の問題→上手な人はいいのですが、下手な人!
大丈夫です。

緊張してどう動いていいのかわからない、っていう余裕がない状況で、
結果「無」になってるだけです。
無表情、あいさつ忘れる、声掛けタイミングわからん、自分がどう動いていいかわからん、の類の「無」

これが、いわゆる「やる気ない」と評価されちゃうやつですね。
緊張してるだけなのにね。
やる気はあるから実習来てるのにね(笑)

不器用な人は不器用なりに、で大丈夫。
どんなにやる気がない、と評価されてきたとしても、
みんな実は必死だし、頑張っているし、ちゃんとわかる人にはわかってます。(まわりにいないとしても、神様は見てる!)
それをどうしたら相手に少しでも伝わるようにできるのかは、
何度も言いますが、「相手を尊重した態度で接する」
これがベースにあれば、大なり小なり伝わります。

どんなに怖い人でも、根っから「怖くしてやるぞ!」って腐ってる人は
いません。
相手を困らせたくて看護師になってる人、教員になってる人もいません。

人って、自分のことを尊重されてないな、って感じると、一気に不信感抱きがちじゃないですか?

あいさつ自分からしてこない、どうなってんの?
とかぐちぐち言ってる看護師もたまにいますが、

緊張しすぎたら声かけていいのかどうかさえもわかんないですよね。
実習でぇきらいで、超HSPだった私はよーくわかります。

あいさつ、ああうまくできなかった。

でも大丈夫。
あいさつ以外でも、伝わります。

ベースに「相手を尊重する」意識があるかないか
(しつこいよね、テスト出るかもよ)
これだけで学生としてどうふるまえばいいのか迷走しなくてすむのでは?


ということで、
私の個人的意見としては、
髪色が何色であろうが、メイク濃かろうが、
あいさつ元気よくできなかろうが、
敬語へたくそだろうが、
問題ない!

でも、
学校のルールには最低限従いましょう。
なぜなら、
学校側を尊重した態度だからです!
学生としてのプロ意識ですね。(あってる?)














清潔感、はあったほうがいいです。





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