【システムアーキテクト】合格したので振り返り(答案あり)
令和6年度春期試験を受験し、合格したので振り返ってみたいと思います。
なぜ受験したのか
前回の国家試験では資格手当のため、情報処理安全確保支援士を受験しました。
弊社では資格手当はA、B、Cの3ランクに分かれており、情報処理安全確保支援士はCランクとなっています。そこで、今回はBランクに分類されているシステムアーキテクト試験にチャレンジすることにしました。
システムアーキテクト試験とは
IPA試験におけるいわゆる「高度」試験です。試験は4つに分かれており「午前1」「午前2」「午後1」「午後2」です。「午後2」以外の合格点は60点以上で「午後2」はAランク以上で合格となります。それぞれの試験で60点以上取れない場合は次の試験は採点されません。
私は仕事でシステムアーキテクトな仕事をしているか?と言われると実務で設計をした経験はありません。ちなみに、IPAでは対象者像を以下のように説明しています。
勉強方法
午前Ⅰ
前回の情報処理安全確保支援士合格から2年以内ですので免除で申し込みました。午前Ⅰから受験となると拘束時間も長くなりますし、できるだけ免除を取得した状態でチャレンジしたいです。
午前Ⅱ
結局出てくる問題の約半数程度は過去問なのでシステムアーキテクトの午後Ⅱ過去問を全て解きました。やや設計多めですが、設計以外も数問出てきます。システムアーキテクトは過去問道場のサイトが無いので過去問を印刷するか、類似サイトでやりこみましょう。
午後Ⅰ
午前はAP以上の知識があれば、60点は取れると思います。問題は午後試験です。私は午後Ⅰについては過去問を2回程度解きました。解いた感覚では知識で解くというよりはやはり国語のような印象でした。解説についてはおなじみの情報処理教科書を読み込みました。形式に慣れて時間内に読む練習をしたらそれ以上の対策はしていません。本番も落ち着いて丁寧に読むことを意識しました。
午後Ⅱ
鬼門の午後Ⅱです。論文です。手書きで何文字も書かないといけません。ある程度型を準備しておかなければ時間が足りなくなります。
私は自分が使ったことがある(あるいは、作ったことがある)システムをいくつかイメージしてました。当然、テーマに沿って何回か書き上げる方がいいのは間違いないですが、私は本番で初めて書き上げました。
どちらかというと、参考書に書いてあるモデルの論文をいくつも読んで鉄板の流れを覚えて試験に臨みました。ネットでは合格論文の書き方・事例集が好評でしたが、情報処理教科書の方が私は好みでした。
受験結果
あまりいい点数ではありませんが、合格でした。午後Ⅰまでは60点以上取れているかなぁという手ごたえはありましたが論文もOKだったのは驚きでした。申込人数が5,696名に対し合格者が549名で合格率は15.0%でした。
受験した感想
そんなに文章を書くことは得意と思っていなかったので、高度論文に合格できたことに驚きでした。一般的なことだけではなくできるだけ具体的に記述したことが評価されたのかなぁと思います。
実際の答案
IPAに答案の開示請求を行い、その結果があるので興味のある方はご覧ください。答案は午後1と午後2です。答案のコピーをそのままスクリーンショットしたものとなっています。
特に論文はこの程度書くことができれば合格できるという参考になると思います。論文のテーマは「大学の科目試験インターネット対応」で書きました。
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