無限の彼方へ僕らは行けたのか(PIXAR8枝デッキ解説)
初めまして、豆舟と言います。
先ずは記事を開いていただきありがとうございます。
今回初めてヴァイスシュヴァルツの構築記事を書かせていただきます。
今回は自分が考えアドバイスもいただきながら完成した構築を何か形に残したいと思い切って見ました(笑)
読みづらい点等あるかと思いますがよろしくお願いいたします。
初めに
”PIXAR”恐らく1作品でも見たことがあるという方が多いと思います。
自分がなぜこのタイトルを握ろうと思ったのか、
理由は後から色々出てきますが、
ヴァイスシュヴァルツのお祭り感が好きというのが1番大きいと思います。
100を超えている(多分超えていたはず)作品が同じ土俵で遊べるというこのゲームで僕らは無限の彼方へ行けたのか、構築の解析をして生きたいと思います。
デッキレシピ
デッキコード:624M4
採用カード
採用理由やカードの簡潔な説明をしていきます
レベル0 18枚
・ニモ&マーリン&ドリー 4枚
自分は控えオカケンと呼んでいる効果で、1コストと山札の上をクロックに置くことで控え室からキャラを回収できます。
通常は登場時または控え室に置かれたときに誘発する効果なのですがこのキャラは両方のタイミングで効果が使えます。
また、アタック時に山札の上を2枚まで見てカードを1枚山札に置く効果もあり、控え室の回収対象を増やしたりストックの奥にクライマックスが置かれることも防止できる可能性があります。
登場時に効果が使えなくても控え室に置かれた時にも使えるため1ターン目にも出しやすく、ストックがあれば終盤3レベルも2枚回収なんてことも出来たりします。また、このデッキは青色が少ないためレベル置き場に1枚は置きたいので4枚入れています。
・やさしいレッカー車 メーター 4枚
最近色々なタイトルで見かけることの多いドキテマと呼ばれる効果で、手札を1枚控え室に置いた後、山札の上を公開しそのカードのレベル以下のキャラを控え室から回収できます。
また、登場したターンのみパワーが1500上昇しパワー2000になるので相手のシステムキャラは踏めるかなぁというラインになっています。
今度発売されるSAOではRRのレアリティで他の2タイトルでは選抜カードにもなっているほど最近では人気のテキストですがなんとこのPIXARではTDに収録されています、お得ですね(笑)
このデッキは1レベルの連動テキストを何回も使うことが大事なので4枚入れています。
・“29世紀のラブストーリー”WALL・E&EV 4枚
控え室からキャラを回収できる集中の効果と自身をレストすることで手札を1枚ストックに置くことができます。
手札を消費しますがストックも増やせる集中です。
2体いれば実質手札1枚をコストにして集中を使うことも出来ちゃいます。
後列に2体並べてもよいため4枚入れています。
・おもちゃ達のリーダー ウッディ・プライド 4枚
登場時に控え室にトリガーアイコンを持つキャラをマーカーにすることが出来、マーカーがあるとパワーが1000上がり4000になります。
また、デメリットとして相手のキャラ全てに2コストでのアンコールを与えています。
このデッキでは採用していないですが、おもちゃの仲間達 ジェシーにマーカーを付与することも出来るのと、おもちゃの仲間達 ブルズアイで疑似的なアンコールとマーカーを増やすこともできます。
このカードだけでも0レベル4000のアタッカーとして使えますしこのデッキではトリガーアイコンを持つキャラが15枚採用されている為条件も満たしやすいです。
リフレッシュ前にマーカーにすることで圧縮、控え室に回収したいキャラを置くこともでき、序盤以外にも便利だと思うことがよくあります。
ただ、デメリットのアンコール付与が相手のメリットになる場面もあるので注意です。
レベル置き場にも置きたいカードの為4枚入れています。
・カウボーイ人形 ウッディ・プライド 1枚
登場時に1コストで手札のクライマックスと控え室のクライマックスを入れ替える効果と星杏と呼ばれる山札の上を2枚見て順番を入れ替えられる効果を持っています。
クライマックス交換だけでなく、星杏でドキテマの回収対象を確認出来たりします。
便利ですが回収もしやすく1枚あれば充分なので1枚入れています。
・スクール・ライフ サリー 1枚
登場時に相手の前列のキャラ全てのパワーを500下げる効果と、手札を1枚と他の自分のキャラを1体控え室に置くことで山札からキャラをサーチしてきます。
フィレスや朝礼と呼ばれる効果のコストの1ストックが盤面のキャラ1体になっているのでストックを使わずにキャラのサーチが行えます。
ニモ&マーリン&ドリーと併せて使えば3レベルを3枚揃えるなんて動きも出来たりします。
パワーを下げる効果は重視はしていないですが、パワー500のキャラは控え室に置くことができるので対戦するタイトルによっては使える場面が出てくると思います。最近のタイトルだと予想外の効果 アインズ等ですかね。
ただ、舞台のキャラをコストにするためサーチの効果は序盤~中盤にかけては使いにくいことが多いです。
終盤キャラを揃える為に1枚あれば充分なので1枚入れています。
レベル1 13枚
・友情の絆 ウッディ&バズ 4枚
自分のターンのみパワーが3000上がる効果とCXコンボで上から4枚まで見てキャラを1枚手札に加えることができます。
自分のターン中はクライマックス込みでパワーが7000も出せますが相手ターンにはパワーは3000しかありません、その代わり0コストながらトリガーアイコンが付いているキャラになっています。
クライマックスコンボは1周目は山札を削りながら手札を増やすことも出来るのですが2周目以降は使いにくくドロー効果になりがち、またこのデッキではイベントが7枚も入っているため効果が不発に終わる危険性がありクライマックスコンボだけ見ると使いにくいと感じることもあります。
ですが、それを抑えてもトリガーアイコンがあることがチョイスアイコンとも相性がよくデッキを回しやすい為採用しています。
重要なカードの為4枚入れています。
・料理の天才 レミー 3枚
自分のターンのみ他のキャラ1体につきパワーが1000あがる効果とこのカードとのバトル中に自分の受けたダメージがキャンセルされた時にストックに置くことが出来ます。
自分のターン中は最大パワーが7000出せるアタッカーとして、相手ターン中はストックに逃げてストックを増やせる可能性のある便利なサブアタッカーです。
また、このカードも相手ターン中はパワーが3000しかないですがトリガーアイコンを持つキャラとなっています。
かなり使い回しがいいキャラなので4枚採用したいのですが枠の都合と1レベルの連動を優先したい為3枚入れています。
・真っ白に輝くロボット EVE 2枚
自分のクライマックスが置かれた時に自分のキャラ1体に相手ターン終わりまでパワーを2000上げる効果とレストすることで自分のキャラ1体に相手のキャラがリバースした時にクロックの一番上と入れ替える効果を付与することが出来ます。
PIXARはレベル応援やレベル3応援といったいわゆる上位応援がテキストがそこまで強くなく、上位応援の代わりとして採用しています。
パワーを上げる効果が自分のターン中パワーが高い1レベルとも相性がよく友情の絆 ウッディ&バズは9000、料理の天才 レミーは最大で10000までパワーが出せるのでクロック入れ替えと併せて相手のレベル2やレベル3のキャラのアンコールを封じつつ倒すことも狙えます。
相手によっては置物となることもありますが入れていて損はないので2枚入れています。
・驚きと色彩に満ちた世界 ヨロコビ&カナシミ 1枚
足立と呼ばれている相手のレベルを下げて早出ししてキャラへのメタカードこのカードは控え室ではなく相手のストックに置き、ストックの一番下を控え室に置くのでアンコールも封じたり、2枚目以降のトリガーしたクライマックスをストックの奥にずらしたり出来ます。
このカードもトリガーアイコン持ちのキャラになります。状況に応じて必要になれば1枚出したい為1枚入れています。
・走れ、風のように、ブルズアイ! 3枚
自分はオペトルと呼んでいる効果で山札の上から3枚控え室に置き、キャラの枚数分のレベル以下のキャラを控え室から回収できます。
友情の絆 ウッディ&バズを使い回ししたい為採用、山札を削ることもできて便利なカードになります。
ですが、イベントを7枚採用しているこのデッキでは3枚キャラが落ちる確率は低くなっており、3レベルを回収する為に使うことはほとんどないです。
その為、4枚入れていても手札にダブつく時もあり使いにくい場面も出てくるのでアドバイスもいただき、3枚入れています。
レベル2 5枚
・不思議な感情 サリー&ブー 1枚
ガッツンダーと呼ばれる効果でアタック時に相手のキャラがレベル3以上ならばパワーが6000上がる効果と他のキャラ1体に付き500パワーが上がり、
相手がレベル3だと最大14500までパワーが上がります。
真っ白に輝くロボット EVEがいれば最大17500までパワーが上がるのでほとんどのレベル3のキャラは倒せます。また相手ターン中もパワー10500でワンチャン倒されずに帰ってくることもあります。
PIXARはレベル2が弱いので2枚入れたいところですが採用枠がなく1枚になっています。2枚入れても充分なカードだと思っています。
・レミーのおいしいレストラン 2枚
光景と呼ばれる相手のストックを全て控え室に置き、相手の山札の上から置かれた枚数分ストックに置く効果と、控え室からキャラを回収できる効果を持ったイベント、メイドラゴンのメイド談義の2レベルになりコストが1上がっています。
最近のヴァイスシュヴァルツでは重要なテキストの1つであり、2レベルから打てるタイトルは少ないので2レベルから打てるというのは重要です。
イベントを手札に加える手段がない為2枚入れています。
・インサイド・ヘッド 2枚
自分のキャラが5体いるときにしか使えないイベントで5つの効果のうち1つを選んでこのイベントは控え室ではなく山札の下に置きます。
選べる5つの効果が
・山札から3枚まで引いて3枚控え室に置く
・自分のキャラ全てのパワーを1500上げて
「相手の効果に選ばれない」効果を付与
・自分のキャラ全てのソウルを1上げる
・相手のキャラ1枚を手札に戻す
・控え室からキャラを1枚回収する
インサイド・ヘッドが女の子の頭の中にいる5人の感情を描いた物語で原作再現の効果となっています。
盤面を全て埋めている必要があるものの状況に応じて選べる効果が強力です。こちらもイベントを手札に加える手段がない為2枚入れています。
レベル3 6枚
・伝説のレーサー ドック・ハドソン 1枚
登場時に1ストックで控え室のクライマックスを回収できる効果と他の自分のキャラが4体いるならば控え室のキャラを1枚ストックに置ける効果を持っています。
控え室からクライマックスを回収できる効果は今まででもいましたがストックも増やせるので実質2ストックでクライマックスを回収することができます。更に何故かパワーが10500となっています。ヴァイスシュヴァルツのパワー査定は時々よくわからなくなってしまいます(笑)
1枚あれば充分なので1枚入れています。
・ウッディ&ジェシー&ブルズアイ 1枚
舞台のキャラが4体以上いればレベルが下がり、レベル2からでも登場できる効果と、千鳥ヒールと呼ばれる登場時に手札を1枚控え室に置くことで自分のクロックの一番上をストックに置くことが出来る効果、相手の後列のキャラ1体につきパワーが1000上がる効果を持っています。
PIXARはいわゆる早出しヒールと呼ばれるカードがこのカードも含めて2種類しかありません。2レベルが弱い原因の一つでもあります。
千鳥ヒールの良いところはストックの消費を抑えることができることだと思っているのですが、ストックが貯まりやすく手札を温存したいこのデッキとは相性が悪いです。また、パワーが相手の盤面依存で安定していないのも悩ましいです。後列2体いてようやくパワーが10500ですからね・・・
早出しの条件は満たしやすいので1枚入れています。
この記事を書きながら不思議な感情 サリー&ブーに変えてもいいんじゃないかと思い始めてきました(笑)
・僕らはいける。無限の彼方へ ウッディ&バズ 4枚
このデッキのフィニッシャー、全ての始まり、終わりの始まりと呼ばれたカード(大袈裟に書きすぎました)
自分のキャラ全てが《PIXAR》ならパワーが3000上がる効果、登場時にクロックの一番上を控え室に置く効果、クライマックスコンボでアタックの終わりに1ストック手札を1枚控え室に置くことで相手のデッキの上から6枚を公開し山札をシャッフル後公開されたクライマックスの枚数分山札の上からクロックに置くことが出来ます。
まず、パワーですがPIXARのキャラは全員特徴が同じなので特徴を消されない限り常にパワーは11000と思っていいです。真っ白に輝くロボット EVEがいれば相手ターン中13000とカウンターなしでも倒すのが難しいパワーを出すことが出来ます。
そして先行公開時に話題となったクライマックスコンボ、ドラゴバスターやソングフォーオール今までイベントだった効果がキャラの効果となって出ました。タイミングがアタックの終わりなので手札が1枚でもあれば使える効果となっており、強力なクライマックスコンボとなっています。
もちろん4枚入れています。実際使用した感想等は後述いたします。
簡単なデッキの回し方
・マリガン
0レベル、1レベルの対応クライマックスはキープし、その他は基本控え室に置いていいです。
やさしいレッカー車 メーター ニモ&マーリン&ドリー が引けている場合は、1レベルの対応クライマックスを引きに行く為、他の0レベルは控え室に置いてもいいです。
レベル0
やさしいレッカー車 メーター ニモ&マーリン&ドリーで手札を整えつつ、控え室にトリガーアイコンのキャラがある場合はおもちゃ達のリーダー ウッディ・プライドでアタックしていきます。控え室にトリガーアイコンのキャラが1枚しかいないもしくは1レベルのキャラしかいない場合は出すのは控えた方がいいです。基本は2パンもしくは1パンで手札の消費を抑えながらレベル1に臨みます
レベル1
対応クライマックスがある場合は友情の絆 ウッディ&バズで、ない場合は料理の天才 レミーで相手のキャラを倒しつつ手札を維持することを目指します。
友情の絆 ウッディ&バズのクライマックスコンボを何回使えるか大事になるのでイベントや集中も使いつつ積極的に狙っていきましょう。
レベル2
レベル2が長引くほどレベル3でのフィニッシュが難しくなるので、
早くレベルを上げたいです。
友情の絆 ウッディ&バズを引き続き使いつつ相手のダメージを2-5付近まで持っていくのが理想です。
僕らはいける。無限の彼方へ ウッディ&バズを3枚集められれば理想ですがレベル3からでも集めるのは可能なので無理はせずにいきます。
レベル3
理想は光景を絡めつつフィニッシャーを3面並べることです。
アタック開始時にストックは0でもクライマックスコンボは使えるので貯めたリソースを使い3面を目指します。
防御札がない為レベル3に上がったらすぐにクライマックスコンボを狙いに行きますが、相手が2レベル前半までの場合は状況にもよりますが、1ターン耐える選択も取ります。
全体的に攻め続けないと終わると思ってよいです(笑)
デッキを回してみた感想
では、実際にこのデッキはどうだったのか、無限の彼方へ果たして行けたのか・・・
結論から言うとかなり難しいです。
正直に今のヴァイスシュヴァルツの環境でも戦うことはできますが良くてTier3かなと思っています。無限の彼方へ行くのは簡単ではないですね。
まず、レベル3の僕らはいける。無限の彼方へ ウッディ&バズですが、クライマックスコンボでクロックに置ける枚数は0~2枚と思っていいと思います。もちろん相手の山札の枚数、残りのクライマックス枚数によっては期待値も変わりますが基本的にはそのつもりで動いたほうがいいと思います。
更にこのクライマックスコンボでクロックに置けば置くほどもちろんアタック時のダメージは通りにくくなります。都合よくクライマックスがクロックに置かれれば逆に通りやすくはなりますが、相手の山札の枚数を減らしているわけですからキャンセル率は上がってしまいます。
なので3-0から3面用意をしてもアタック時のダメージは全てキャンセルされてクライマックスコンボで合計3枚クロックに置ければいいかななんてこともしばしばあります。
ではどうすればいいのか、話は簡単でクライマックスコンボではなくアタック時のダメージを通すしかなくなります。
なので、インサイド・ヘッドやレミーのおいしいレストランのイベントでダメージを通しやすくしかなくなります。
初期案ではイベントの採用は考えていなかったのですがクライマックスコンボ中心にするのは難しいこと、思い出拳等に弱いことを見て採用しています。
そして、PIXARのレベル2が弱いというのも足を引っ張っています。
早出しヒールの択が少なく2レベル以降の盤面が取りづらくなり手札の消費が激しくなってしまう。結果3レベルの用意が充分にできず詰め切れないということが多々ありました。
3面使っても詰められないことがあるのに2面や1面ではなおさらです。
結局他のデッキより運に頼る部分が大きく安定した勝ちというのを目指すのは難しいデッキだなと感じました。
と、ここまでボロクソに書いてきましたが使われている側の相手はかなり嫌に感じていると思います。どんなに有利に立っていても一発でひっくり返ることがあるので(D_CIDE対面で6枚クロックに置かせたこともありました)。
1戦でも負けると厳しくなるネオスタンダードの個人戦よりトリオでトリックスター的な位置で戦うのがいいのではないかなと思っています。
最後に
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
初めて記事を作成したのですが思ったより長く書きすぎたかもしれません。
(今の時点で7500字を超えています)
PIXARは他のクライマックスコンボも面白いものがあり可能性はこれからも探求し続けたいと思います。
記事の感想や質問ご意見などありましたらTwitterもしくは質問箱もありますのでよろしくお願いいたします。
また、紹介したいデッキがありましたら構築記事書きたいと思います。