詩「信用しない」
唯一無二の
という言葉は信用しない
信用してね
という言葉も信用しない
無機質な記号と化し
色や温度を失った言葉が
路上に転がっている夏
間違いない
という言葉は信用しない
愛している
という言葉も信用しない
ぼくのために流したわけじゃない
夏を潤すきみの涙のみ
信用してもいいと思った
唯一無二の
という言葉は信用しない
信用してね
という言葉も信用しない
無機質な記号と化し
色や温度を失った言葉が
路上に転がっている夏
間違いない
という言葉は信用しない
愛している
という言葉も信用しない
ぼくのために流したわけじゃない
夏を潤すきみの涙のみ
信用してもいいと思った