【BL】想いを孕んだ君を抱く⚠ネタバレ感想⚠

Twitterで見たのをきっかけに購入。

全体的にほの暗くて、きゅんきゅんするところがないのだけど、私はそれが好きすぎるので、出会って良かったなと思う。
学生の頃から長年片想いしている父親の友人・晶(受)に想いを告げてきたのは、その父親の息子・尚都という、今まで見たことがないと思われる関係性で、歪な関係性良い！とここでキタコレ！と思ってしまいましたね。

公尚とお酒呑み、絡み酒をされたことがきっかけで吐きそうなのと同時に抱きしめられただけで勃ってしまった晶を介抱(二重な意味で)するシーンは良いでござった。
ワザと「アキ」と呼び、それだけで達した晶がなんとまあ、どれほど公尚が好きなんだろうなと思った。
その後のあのことは内緒といった風にしーっとする尚都のあの不敵な笑みがとんでもない、恐ろしい子·····！と思ったね。この後どのぐらいまで晶に対して、攻めるのか楽しみになってきたところ。

プリンを一緒に食べていてキャッキャしているところに現れる親父·····！有無を言わさず連れていかれた後の、独りになる尚都の描写にチクリと胸が痛んだ。でも、こういうの好きなんじゃ·····！

すきだよと言って押し倒し、無理やりキスしようとするのを唇を噛んだのにも関わらず無理やりしたところが、めちゃくちゃ好きということを表していると思え、良いなと思った。

改めて告白する尚都に誰かに想われるのはあったかいを感じ、そのまま関係を持っていく流れが好き。
4話にして性行為していく。
それでも、やっぱり公尚のことが忘れられなくて、尚都で面影を探している晶も良い。性行為中に思わず、「公尚」と言ってしまったりとかね！

学生時代から異性に好かれる質の公尚が、男同士が告白している話を聞いて「気色悪い」と言っていたことで、自身の想いを伝えられず、でも、破綻する度に自分が隣にいられることができる考えに至る歪な考え方本当に好き。

プリンを毎度持ってきていたのは、結局、片想いの公尚の為だと思わず言ってしまい、若干傷ついている尚都がやっぱり自分じゃなくてあっちなのかと思ってそうなのが好き。

1話の冒頭部分が5話の部分だったのかと、気づき、こういう表現の仕方好きだな。
そして、ワザと呼び寄せ、行為中を見せつけている計画的犯行本当好き。

どこまで地獄に堕ちていくのかなと思っていたけど、自分に優しく温かく向けてくる相手に好きになっていたことに気がつき、想いを告げ、両想いになりましたとさ、ハッピーエンド！

二人がめちゃくちゃ交わっているの、もっと見たいですね·····。